ヴィンテージ会議大会期間中、レースを主催しているJJSAより、『来季から「VINTAGE クラス」という名称を「2ストローク クラス」に改名してもいいか？』という提案があった。
これに対して、現在「VINTAGE」クラスを牽引している村尾 高明や芳賀 毅らが、強固に改名の提案に反対したのだ。その理由を聞いて納得した。
「VINTAGE JETは、お金がないから乗っているわけではない。“古いジェットが好き”だから乗っている」。
マシンのカラーリングやコンディションにこだわり、着ているライディングギアにまで気を配る。彼らには、「ヴィンテージマシンに乗るには、自身も格好良くないといけない」という美学がある。
「2ストローク クラス」という名称で括られてしまうと、そういった“心意気”を失ってしまうという気持ちから反対したという。
ヴィンテージクラスに参戦する選手は増えている。今から30年近く経っているジェットがこんなに数多く参戦し、“なぜ今も”、“色あせずに”光り輝いているのか？
その理由が理解できた気がした。
クルマでイメージするなら、“クラッシックカー レース”と同じである。それらのクルマは「昔も今も」変わらず愛され、光り輝いている。
自分の乗るジェットを愛し、そのマシンに深い“愛情”を持ち、同時に所有している“誇り”を抱いているのが良く分かる。そんな彼らは、素敵である。
若手の選手なので、まだまだ速くなる期待が持てる。これからが楽しみだ。
「HEAT１・で2位」、「HEAT２で1位」。優勝した佐藤 舞旺。
HEAT１では、加藤 豪（写真右）が、1位を獲得。佐藤 舞旺（左）とのホールショット争い。
令和に甦る昭和の名機「550」。サイド バイ サイドのバトルにシビれる。
HEAT１で１位を獲得し、「やっと加藤の本領発揮か？」と思われたが、HEAT２で痛恨のミスコース。勝負にタラレバはないが、今大会は最速だった。
レジェンドレーサー・芳賀 毅。この大会でも上手さを見せつけてくれた。 | 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 佐藤 舞旺（TEAM SPEEDMAGIC） |
| 2位 | 加藤 豪（55 HEAVEN） |
| 3位 | 芳賀 毅（55 HEAVEN） |
※上位3位まで掲載
チャンピオンとなった佐藤 舞旺の走り。
佐藤 舞旺。来シーズンの走りにも期待大だ。
ヴィンテージマシンだけが参加できるタイムアタック競技。今冬も開催。
11月13日は、ジェットフィールド湘南に見に来て！来る11月13日（日）、伝説のスラローム大会「Out a Time Sports #5」が、ジェットフィールド湘南（神奈川県平塚市）で開催される。
このイベントには、村尾 高明や芳賀 毅、加藤 豪、小原 聡将、佐藤 舞旺など、ヴィンテージクラスの強者たちが参戦を表明している。
上級者からビギナーまで、みんなで楽しめるイベントである。僭越ながら、編集部も参戦予定。
「時間と興味があったら、ぜひ一度、観戦に来てください」と主催者の談。
スラロ―ム会場で待ってるぜ！ 左から、芳賀 毅・加藤豪・村尾 高明！
実力者がしのぎを削りあう「A SKI-X SLTD AL」クラス。ホールショットを獲得した斎藤 正剛（ゼッケン1）。
斎藤 正剛は、HEAT１、HEAT２ともに１位の完全優勝。
2ヒートとも2の前澤 貴仁が総合2位。
元ウィメンスキークラスの全日本チャンピオン・女性ライダーの井上 祥子が3位。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 斎藤 正剛（Team EAST JAPAN） |
| 2位 | 前澤 貴仁 |
| 3位 | 井上 祥子（Racing MOTOINE) |
※上位3位まで掲載
ダントツのポイントでチャンピオンを獲得した斎藤 正剛。
ベテランの中島 正晴がHEAT1でトップ。HEAT2でも2位と安定した成績で優勝。
HEAT2でトップフィニッシュし、総合2位の前澤 貴仁。
HEAT2で2位となった楠本 正人が総合3位。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 中島 正晴 |
| 2位 | 前澤 貴仁 |
| 3位 | 楠本 正人 |
※上位3位まで掲載
シリーズ チャンピオンを獲得した束村 恵里香。
束村 恵里香と2位の森 茂は、たった1ポイント差の大接戦であった。
このクラスは、これから先が期待できる若手選手が揃っている。
今シーズンの三世川 裕洋は、開幕戦と第5戦、最終戦の3戦のみ出場し、開幕戦と最終戦を勝利した。終わりよければ全てよし。
若手の活躍が目立つこのクラス。横山 亜土夢が2位となり、年間ランキングを2位を獲得した。
このクラスは、イキのいい若手ライダーが育っている。片山 流星もそのひとりだ。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 三世川 裕洋 |
| 2位 | 横山 亜土夢 |
| 3位 | 片山 流星（ZERO） |
※上位3位まで掲載
多田 道継は、全6戦中、1位が2回、2位が2回と、安定した成績でタイトルを獲得した。
この日、ビーチクリーンタイムが設けられ、みんなで海岸のゴミ拾い。率先してゴミを拾う、塚本 晴樹。
名門・Sea Z Racingの池田 金太郎（写真左）と、B SKI-X STK ALLで3位入賞の西村 千里（右）。
イケてるヴィンテージマシンを載せるのは、輝く3艇積みトレーラー！
MAX トレーラーを製造するタイトジャパン・中村 哲社長。
B SKI STK KAWASAKI スタートシーン。ライダー兼ホルダーが多い。みんなで支え合うレースなのだ。
笑顔ハジける湯島 楓。
B SKI STK KAWASAKIクラスには、ランナバウトクラスの全日本チャンピオンホルダー・三上 定裕も参戦。 
レーサーたちが集まって、何やら楽しそう。
世界的メカニック・中村 貴司氏（写真左）と、ヴィンテージクラスに参戦した田崎 義之（右）。
レース会場はバギーが必需品。
JJSAの事務局トップもゴミ拾い。「来たときよりも美しく！」
名門チームのマシン揃い踏み。
2ヒートとも勝利の完全優勝した原口 正之。
三好 達也は、2ヒートとも2位と、安定した走りを見せた。
小柄な体でマシンを操る西村 千里。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 原口 正之 |
| 2位 | 三好 達也（JET HAVAS） |
| 3位 | 西村 千里（Sea Z Racing]） |
※上位3位まで掲載
原口 正之は、全6戦中4勝を挙げ、残りの2戦も2位と見事な成績でタイトルを獲得した。
ビーチにはジェットがよく似合う。
HEAT1では4位ながら、HEAT2で巻き返してトップフィニッシュ。最終戦を勝利で飾った北田 吉弘。
HEAT1ではトップでゴールした上田 裕だが、HEAT2で4位に成績を落とし、総合2位に。
竹内 武年は、HEAT1で3位、HEAT2で2位の総合3位。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 北田 吉弘 |
| 2位 | 上田 裕（Team 武蔵） |
| 3位 | 竹内 武年（Team EAST JAPAN） |
※上位3位まで掲載
M SKI-X SLTDクラスで年間タイトルを獲得した上田 裕。
HEAT1で2位、HEAT2で1位。優勝した上坂 和成。
河口 勝則は、HEAT1で1位、HEAT2で2位で、1位の上坂と同ポイントの総合2位。
ポイントリーダーの山地 達也は3位となった。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 上坂 和成（Sea Z Racing]） |
| 2位 | 河口 勝則（RACING TEAM JSPT） |
| 3位 | 山地 達也（JET HAVAS） |
※上位3位まで掲載
山地 達也は、最終戦以外は、ほとんどのレースで勝利を収め、2位とのポイントを大きく引き離してのタイトル獲得。
木村 友治は、2ヒートともトップフィニッシュし、文句なしの優勝。
両ヒートとも2位の森 茂が総合2位。
総合3位は高橋 肇。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 木村 友治 |
| 2位 | 森 茂（TEAM M.P.S） |
| 3位 | 高橋 肇（Sea Z Racing]） |
※上位3位まで掲載
5戦出場したうちの3戦で勝利した森 茂がタイトル獲得。
HEAT1で1位、HEAT2で3位。優勝した新谷 和久。
HEAT2でトップフィニッシュした若林 利雄が総合2位。
安達 俊一は、HEAT1で4位、HEAT2で2位となった。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 新谷 和久 |
| 2位 | 若林 利雄 |
| 3位 | 安達 俊一（マキタ レーシング） |
※上位3位まで掲載
自身が出場したレースは全て優勝。新谷 和久がタイトルを獲得。
2ヒートとも1位。佐藤 裕司の完全勝利。
最高齢現役レーサー・中地 淳一は、HEAT2で2位。
井上 良和は、HEAT1で2位で、総合3位。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 佐藤 裕司（TEAM SPEEDMAGIC） |
| 2位 | 中地 淳一（KHKレーシング） |
| 3位 | 井上 良和（AG-RACING） |
※上位3位まで掲載
安定して表彰台に上がった中地 淳一がタイトルを獲得。
一分の隙もない佇まい。
HEAT1で1位、HEAT2で2位で総合優勝した表 真作。
HEAT2で勝利した池谷 高広が総合2位。
2ヒートとも3位の黒田 賢が総合3位。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 表 真作 |
| 2位 | 池谷 高広（AG-RACING） |
| 3位 | 黒田 賢（AG-RACING） |
※上位3位まで掲載
年間タイトルは、黒田 賢と2位の池谷 高広が同ポイントだったが、同ポイントの場合は、「高ポイントを得た者を上位とする」というレギュレーションにより、第2戦で勝利している黒田がタイトル獲得した。
元スキークラスのプロライダー・梅原 雄一が勝利。
総合2位の山岸 孝善は、シリーズタイトルを獲得。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 梅原 雄一（UME 700 Racing） |
| 2位 | 山岸 孝善（マキタレーシング） |
※上位2位まで掲載
5戦出場し、2位をダブルスコアのポイント差でタイトルを獲得した山岸 孝善。
A SKI（SLTD）クラスにも参戦している金子 真珠が優勝。
2ヒートとも2位で総合2位となった齊藤 妃姫。
鎌田 六花が総合3位。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 金子 真珠（CLEVER） |
| 2位 | 齊藤 妃姫（Team 3110 Racing） |
| 3位 | 鎌田 六花（SKU 46H Racing） |
※上位3位まで掲載
若手ライダーがしのぎを削るウィメンクラスでタイトルを獲得したのは金子 真珠。2位の齊藤 妃姫とは20ポイント差を付けての勝利だった。【SKI DIVISION GP1】アクアバイク ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 2022 6st FINAL STAGE 【淡路島・慶野松原大会】【 A SKI 】
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