カテゴリ
タグ
  1. TOP
  2. RACE
  3. 2021年度 世界で戦う日本代表「4名」が決定!「Pro SPORTS GP クラス」 「JJSF 全日本選手権大会」 水上バイク(ジェットスキー

2021年度 世界で戦う日本代表「4名」が決定!「Pro SPORTS GP クラス」 「JJSF 全日本選手権大会」 水上バイク(ジェットスキー

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「JETSKI WORLD Cup」の出場権を懸けたセレクションレース

2020年9月12日(土)、13日(日)の両日、愛知県蒲郡市のラグーナ蒲郡において、JJSF全日本選手権シリーズ最終戦が行われた。この大会は、来年3月にタイで行われる「JETSKI WORLD Cup(ジェットスキーワールドカップ)」の出場権を得るためのセレクションレースも兼ねている。

ちなみに、「ジェットスキーワールドカップ」のプロスキークラスの優勝賞金は、なんと80,000USドル。日本円にして約850万円だ。
「Pro Sports GP」と「Pro R/A 1100 Open」クラスは30,000 USドル(約316万円、9月25日現在)だが、こちらも十分に魅力的な金額である。

9月25日、このレース参加資格について、主催するTJSBAより新たな発表があった。
内容は、「本大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、エントリー数の減少が見込まれるため、出場希望者は参加資格を問わずエントリーが可能」ということである。

この大会は世界的に人気が高い。国ごとに人数を制限しなければ爆発的にエントリー者が増えるため、各国の参加人数が厳格に決められている。本来なら日本から参加できるのは、JJSF主催のセレクションレースの上位4名までだ。しかし、今回はコロナ禍で参加人数の減少が懸念されるため、特例措置として「誰でもエントリーができる」ようになった。

ただし、当初の予定どおりのエントリー数が集まれば、参戦できない可能性もある。

Pro SPORTS GPクラスセレクションレースの表彰式。
左から順に、2位の片野宣之、優勝した片野丈一郎、3位の北村敦司。チームBELL FACTORYが、表彰台を独占した。

最初から決まっていたスポーツクラス

トリプルクラウンホルダーの片野丈一郎、2連覇を目指す。チーム・ベルファクトリーの戦い

セレクションレースは、土曜日は晴天に恵まれたが、日曜日は午前中が雨、午後から曇りと変わりやすい天気での開催となった。海面コンディションは、波のないフラットウォーターで、走りやすい水面となった。

今年のスポーツクラスの全日本チャンピオンは、片野丈一郎。意外なことだが、国内では初のタイトル獲得だ。総合第2位は片野宣之、3位は田中嘉純となった。

写真左、片野丈一郎のマシンビルダー・藤江功一氏、右・チーム監督であり選手、そして父親でもある片野宣之選手。彼が中心となって、世界戦2連覇を目指している。

このセレクションレースは「通過点」。目標は、来年3月のジェットスキーワールドカップでの優勝

今回のコロナ渦がなければ、「Pro SPORTS GPクラス」のセレクションレースは、国内では開催されていなかったかもしれない。理由は、他のクラスと違って、ジェットスキーワールドカップへの参戦を希望しているのが、片野丈一郎ただ1人だからだ。

本来なら片野は、フランスとアメリカで行われる予定だった国際大会(トリプルクラウン)に参戦し、ジェットスキーワールドカップの参加資格を獲得するつもりだった。
しかし、新型コロナの影響で、この2カ国のレースが中止となってしまったのである。

そこで、出場資格を得るために、片野のチーム監督であり選手、そして父親でもある片野宣之選手が奔走。他のライダーに参加を依頼し、セレクションレースが実現したのである。

今年の国内には、2年連続で世界チャンピオンを狙い、狙える状況に仕上げてきた片野に敵はいなかった。圧倒的な速さと強さで全日本を制した。
狙うは世界2連覇。来年3月、ジェットスキーワールドカップに照準を定める片野丈一郎から、目が離せない

「JETSKI WORLD Cup」出場権獲得者

順位 ライダー名(チーム名)
1位 片野丈一郎(BELL FACTORY)
2位 片野宣之(BELL FACTORY)
3位 田中嘉純(Precious Racing)
4位 田村昌也(TEAM KEY WEST)

Pro SPORTS GPクラス・最終戦ダイジェスト

スタートから飛び出す片野丈一郎。(写真手前のゼッケン76)

片野は、他の選手を寄せ付けない速さで勝利した。

2位となった片野宣之。

3位は北村敦司。

4位は、今年総合3位となった田中嘉純。

5位は田村昌也。

世界タイトル2連覇を目指し、マシン、ライダーともに絶好調の片野丈一郎。打倒・アメリカのスーパースター、ダスティン・ファージング。

ダスティン・ファージング(写真)は、2019年ジェットスキーワールドカップチャンピオン。「世界最速のHXライダー」という称号には疑問の余地もない。この大きな壁を打ち破らなければ、世界は獲れない。

レース終了後、ライディングについて藤江氏から細かなアドバイスを受ける。こういう積み重ねと、実戦の経験が、片野の速さを倍増させる。

【関連記事】
2021年 BRP SEA-DOO(シードゥ)ニューモデル 国内全モデルラインナップ
2021年 ヤマハ マリンジェット ニューモデル
2021年 カワサキ ジェットスキー ニューモデル
2021年度・世界で戦う、日本代表「4名」が決まりました。「Pro RUNABOUT GP Class」 JJSF 全日本選手権大会
【国際レース】の最新情報 現代最高の優勝賞金850万円「JETSKI WORLD Cup &JETSKI WORLD Series 2020-2021」
aquabike 2020 二色の浜大会「AQUA SPORTS GP1」クラス レース結果

ジェットスキー中古艇情報

月間アクセスランキング