カテゴリ
タグ
  1. TOP
  2. RACE
  3. 2021 JJSA 最終戦「淡路・慶野松原大会」「FREESTYLE PRO」クラスの結果  ジェットスキー(水上バイク)

2021 JJSA 最終戦「淡路・慶野松原大会」「FREESTYLE PRO」クラスの結果  ジェットスキー(水上バイク)

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 2021の最終戦が、南あわじ市で開催

去る2021年10月9日(土)、10日(日)の2日間、兵庫県南あわじ市の慶野松原海水浴場において、JJSA 全日本選手権「ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 2021 FINAL STAGE」が行われた。

両日ともに、真夏のような快晴に恵まれた。水面コンディションは、ベタ凪のフラットウォーターと、絶好のコンディションとなった。ここでは、「FREESTYLE PRO」の競技を紹介する。

「FREESTYLE PRO」クラス

フリースタイルクラスには、総勢5名がエントリー。それぞれ、持ち味を生かした演技を見せてくれた。
特に2位になった矢野秀一は、パーフェクトな着地でバックライド・バックフリップを成功させた。これは、数年前に植木將夫が成功させて以来、2人目の快挙となる。
残念ながら、このトリックが“どれほど難しい技”なのかは説明できない。世界中で、彼ら2人しか出来ない技なのだからだ。

1位・和氣 正季

「フリースタイルの楽しさを、多くの人に知ってもらいたい」と考えている和氣 正季が優勝した。

2位・矢野 秀一

矢野秀一は、完璧なバックライド・バックフリップを成功させ、ギャラリーを沸かせた。

3位・大前 真樹

大前真樹らしい「ビックエアリアルトリック」で3位に入賞した。

4位・城 顕彰

旧スーパージェットで演技を見せる城 顕彰。「“お金をかけなくても、ここまで出来る”という演技を見せたい」と話す。その言葉通り、バレルロールなどのエアリアルトリックや、寝技などのオールドスクールトリックをしっかりと決めた。

5位・濱中 直也

今大会、ダントツの優勝候補だった濱中直也。ファーストトリックのバックフリップが決まった瞬間にマシンが壊れ、無念の5位。


RACING Topics

今まで見たことがないニューマシンで登場した濱中直也

濱中直也のフリースタイルマシンは、今まで見たこともない形状だった。

たった1度のバックフリップだが、非常に高かった。

城 顕彰は、ノーマルの船体で魅せてくれた

城のファーストトリックは、伝家の宝刀・バレルロール

確かなテクニックに裏打ちされた演技は、寝技でも魅了する。

キレイな弧を描く、締めのスプレー。

ノーマルの船体、850ccエンジンでも、この高さに感服。

ギャラリーに向かって笑顔一発。熟練の演技、恐れ入ります。

チーム「Bro Hymn(ブローヒム)」の盟友・和気 正季(写真左)と、城 顕彰(右)。ちなみに「Bro Hymn」は「永遠の友達」という意味である。いくつになっても素敵な関係だ。

大きな体を生かした、大前真樹の演技

フリースタイルの選手の中で、大きな体の大前は技に迫力が増す。

フリースタイルを始めたばかりのころから見てきたが、いろいろな意味で大きくなった。

矢野 修一が見せた! ギャラリーも驚愕の完璧な「バックライド・バックフリップ」

後ろを向きで、前に進むバックライド。

なぜか理屈は不明だが、「引き波」?「チルト」?「アクセルワーク」? バックライドの姿勢のまま、宙に飛び上がる。

そのままの姿勢でバックフリップ。この瞬間の気分が想像出来ない。どんな景色が見えているのだろうか……。

最高地点から後方に回転する。

写真を見てるだけで、酔いそうだ。

完璧な着水。渾身のバックライド・バックフリップに、矢野もガッツポーズ。

【横から見た「バックライド・バックフリップ」】

マシン側に反って飛び上がっている。

頂上付近に来ると、今度は前傾姿勢になる。

「マシンにしがみ付いているだけ」と思っていたが、「後方の魔術師」は、空中で細かく体勢を変えながら動いていたのだ。

後ろに向かって、後ろ向きで空中1回転……?


写真左:大前 真樹。右:矢野 秀一。

ベテランの技・和氣 正季

優勝した和氣 正季。

高さと集中力のある良い演技だった。

「引き波を見つめる」。この瞬間のフリースタイラーに惹かれる。

引き波がジャンプ台になって、この高さを生み出す。


表彰式

FREESTYLE Proクラス表彰式。左から2位の矢野 秀一、中央:優勝した和氣 正季、右:3位の大前 真樹。

レースリザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 和氣 正季(Team Bro Hymn)
2位 矢野 秀一 (Team Lore)
3位 大前 真樹

※上位3位まで掲載

フリースタイルは奥深い。

引き波を制する者が、エアリアルを制する。

厳正な審査をしてくれる審査員の皆さん。

【RACE 関連記事】
「日本のレース 」 aquabike 2021「SKI DIVISION GP1」「淡路・慶野松原大会」
「日本のレース 」 aquabike 2021「RUNABOUT GP1クラス・第6戦 慶野松原大会」
JJSA最終戦「淡路・慶野松原大会」「A SKI SLTD ALL」「A SKI SLTD Kawasaki」クラスのレース結果
JJSA最終戦「淡路・慶野松原大会」「A SKI-X SLTD ALL」 「M SKI-X SLTD ALL」 「M SKI-X SLTD ALL」「B SKI-X STK Kawasaki」クラスのレース結果
JJSA最終戦「淡路・慶野松原大会」「VINTAGE X-2」「VINTAGE 800 X-2」「R/A 800」「VINTAGE 550」「First Challenge」クラスのレース結果


【関連記事】

優良ショップが教える、ジェットを長持ちさせるワンポイントアドバイス
2021 水上バイク国内全モデルラインナップ
2021年 BRP SEA-DOO(シードゥ)ニューモデル 国内全モデルラインナップ
2021年 ヤマハ マリンジェット ニューモデルラインナップ
2021年 カワサキ ジェットスキー ニューモデルラインナップ


 

ジェットスキー中古艇情報

月間アクセスランキング