5月21日(土)、22日(日)の2日間、周防大島(山口県)において、「aquabike(アクアバイク)」と「ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 2022 1st STAGE」の第2戦が開催された。
土曜日、日曜日の両日ともに天候に恵まれた。水面は瀬戸内の湾内独特のフラットな水面コンディションとなった。
ここでは、「スキーディビジョンGP1」とそれ以外の「シングルモデルのクラス」について報告する。
土曜日、午後に行われたMOTO 1 で、ホールトゥフィニッシュで平阪 勇助が優勝した。2位は海老原 祥吾。
先頭の平阪、2位の海老原は最初から最後まで変わらなかったが、3位の小原 聡将はスタートで出遅れ、7番手くらいから這い上がっての3位であった。
MOTO 1 のスタートシーン。ホールトゥフィニッシュで勝利したゼッケン99の平阪だが、スタート直後は2位の海老原と並んでいる。そこから強烈な加速で引き離していく。フライングをせずに、ホールショットが獲得できるようなマシンに仕上がっている。
平阪に食らいつく海老原 祥吾。平阪はテクニシャンだ。1度くらいのアタックでは攻略できない。若い選手は、無謀なくらい攻め続けなければ上に上がることができない。
翌日曜日の午前中に行われたMOTO 2でも、平阪 勇助が危なげない走りで勝利を挙げた。2位には増子 隆二が入賞。増子は、今季からコマンダーGP1で参戦している。
3位は海老原 祥吾であった。
第1戦で無敵の小原 聡将は、レース途中でポンプにゴミを吸い込むというアクシデントに見舞われこのヒート9位に終わった。
午後に行われた最終のMOTO 3でも、ホールショットは平阪 勇助が獲得。2位を走る小原 聡将にレース序盤で首位を奪われたが、思い通りのレース展開で2位でゴール。
3位はMOTO 2と同じく海老原 祥吾が入った。
今大会、全てのヒートでホールショットを獲得し、文句なしの総合優勝を飾った平阪 勇助。テクニックに長けたベテランライダーを、若いライダーが追い抜くのは至難の業である。
今後、百戦錬磨のベテランライダーに若い選手が果敢に挑んでいくシーンが見られそうで楽しみだと感じた。
スタート直後は横並びだが、途中から加速する平阪(手前)は驚異的なスピードである。
MOTO 3の1周目の後半。トップを走る平阪とそれを追う小原。平阪は、冷静に判断したレースをしている。
MOTOで勝利した小原。
今大会、「3位で、どうしちゃったの?」と聞かれている小原 聡将。彼は現在、28歳で、1位になるのが当然と思われているのだ。
順位 | ライダー名(チーム名) |
---|---|
1位 | 平阪 勇助 |
2位 | 海老原 祥吾(SKU46H Racing) |
3位 | 小原 聡将(SKU46H Racing) |
※上位3位まで掲載
総合優勝の平阪 勇助。 MOTO 3こそ2位だったが、それ以外は完璧なレース内容だった。
実力者の倉橋 秀幸は、今大会マシントラブルに泣かされた。
MOTO 2 で2位になった、増子 隆二のコマンダーGP1
たくましい二の腕、増子 隆二。応援よろしくお願いします!
レース前、マシンメンテナンスを行うベテランの桜井 直樹(右)。
レース会場の熱い2人! 竹田 憲二(左)を勝たせたい岡野 正信(右)。
「竹田 憲二(左)を勝たせたい応援団!」。レースは 1人で出来ないのだ。
桜井のアグレッシブな走り!
2年ぶりに参戦したスーパースター片山 司! 今季、コマンダーGP1に乗り換えた。
片山 司の「翼」、マシンは父親であり名コンストラクターの片山 強司氏(左)。右は昨年度の「aquabike SKI DIVISION GP1」年間シリーズチャンピオン、佐々木 宏樹。
これからが楽しみな若い山﨑 友裕。
SX-Rのショートハルで参戦の 斎藤 貴彦(左)と、今大会、総合 4 位 の 服部 和生(右)。
イケメンライダー・山﨑 友裕。
ハンパないオーラを醸し出す、山本 陽平のマシン。
「スタートで平阪君の前に行きたかったが出来なかった」と悔やむ、服部 和生。本来であれば、もう少し上の順位にいるはずの選手だが、今大会、平阪のマシンを意識しすぎた?
小原 聡将と海老原 祥吾のチーム、SKU46H Racing のピット。トラックが素敵だ。
セッティングに余念のない片山のチーム「ZERO」。
騒音対策のため、陸上でエンジンをかけるとき、レース会場内では絶対にサイレンサーを使わなければならない。この大会では、こういったマナーが徹底されている。
戦いの始まり。関西の雄・名門 KHK Racing の皆さん。
VINTAGE X-2(800)の1位は 黒田 賢。
2位は 池谷 高広。同じチーム同士の戦いとなった。
現役最高齢レーサー、中地 淳一氏。
優勝した中地氏。
VINTAGE 550クラスのスタートシーン。
優勝は佐藤 舞旺。
2位の家中 克弥。
順位 | ライダー名(チーム名) |
---|---|
1位 | 佐藤 舞旺(TEAM SPEED MAGIC) |
2位 | 家中 克弥(KHK Racing) |
3位 | 新谷 和久 |
※上位3位まで掲載
順位 | ライダー名(チーム名) |
---|---|
1位 | 井上 祥子(Racing MOTOINE) |
2位 | 束村 智史(Racing MOTOINE) |
3位 | 上田 裕(Team 武蔵) |
※上位3位まで掲載
順位 | ライダー名(チーム名) |
---|---|
1位 | 東野 亮治(KHK Racing ) |
2位 | 森 茂(TEAM M.P.S) |
3位 | 束村 江里香(Sea Z Racing) |
※上位3位まで掲載
HEAT 1のスタートシーン。
HEAT 2のスタートシーン。
総合優勝は佐藤 舞旺。HEAT 1で1 位、HEAT 2で2 位となった。
総合2位は上田 真利奈。HEAT 1で2 位、HEAT 2で3 位。女性でありながら、男性ライダーに負けていない。
3位が志水 秀行。HEAT 1は3 位、HEAT 2は5位。
杉森 守。
佐藤 和輔
陣川 雄大。HEAT 2 ではホールトゥフィニッシュで会心の勝利。真っ赤なプロフォースはよく目立つ。
金子 真珠。
高橋 肇。
上坂 和成。
三宅 貴之。
増子 隆吉。
鳳山 世紀。
順位 | ライダー名(チーム名) |
---|---|
1位 | 佐藤 舞旺(TEAM SPEEDMAGIC) |
2位 | 上田 真利奈(KOMMANDER Japan) |
3位 | 志水 秀行(マリンメカニック) |
※上位3位まで掲載
高橋 肇のトレーラー&マシンが良い感じ!
KOMMANDER Japan チーム監督で、昨年度のGPスキー年間チャンピオン・佐々木宏樹(左)と、今大会、総合2位・上田 真利奈。
レースの合間に足まわりを仕上げるスタッフ。
金子 真珠。
Two happy boys!
Racing MOTOINE、杉森 守。緩めの出陣!?
順位 | ライダー名(チーム名) |
---|---|
1位 | 斉藤 妃姫(TEAM 3110 Racing) |
2位 | 金子 真珠(CLEVER) |
3位 | 湯島 楓(Team Syindy) |
※上位3位まで掲載
レース会場の楽しそうな雰囲気!
OPEN RUNABOUT 1100 STKクラス優勝の北澤 政幸(右)、日本人最速レーサーの小原 聡将(左)。彼はなぜいつも笑っているんだろう? 笑顔も最強!?
写真左の片山 龍星氏は片山 司の実弟。右は父の強司氏。
皆さん、お疲れ様でした!
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