スタート直前の一瞬の静けさ。
2022年JJSA 第4戦「宝達志水・千里浜大会」
晴天の石川県宝達志水町の千里浜海岸でJJSA第4戦が開催。世界レベルのランナバウトクラスの熱戦の模様です
7月9日(土)、10日(日)の2日間、石川県宝達志水町・千里浜において、「aquabike(アクアバイク)」と「ALL JAPAN JET SPORTS SERIES 2022」の第4戦が開催された。
土曜日、日曜日の両日ともに天候に恵まれた。
ここでは、「ランナバウト」関連のクラスについて報告する。
第4戦・千里浜大会 「aquabike R/A(ランナバウト) GP1」クラス
aquabike R/A GP1クラスの総合および各ヒート順位
|
総合 |
HEAT 1 |
HEAT 2 |
HEAT 3 |
1位 |
釘崎 真治 |
奥 拳太 |
生駒 淳 |
砂盃 肇 |
2位 |
千木良 真之 |
中野 崇寛 |
千木良 真之 |
中野 崇寛 |
3位 |
奥 拳太 |
千木良 真之 |
釘崎 真治 |
釘崎 真治 |
みんな頑張って!!
1位 釘崎 真治
波乱となったランナバウトクラス。
総合1位の釘崎 真治は「HEAT 1で4位」「HEAT 2で3位」「HEAT 3で3位」という成績だった。まさに諦めない勝利、粘り勝ちという結果であった。初優勝!おめでとうございます。
写真右が釘崎 真治。愛息・勇真選手(左)も、AスキーSLTDクラスに参戦するライダーだ。互いに切磋琢磨し合う、仲の良い親子だ。
釘崎真治は10年以上トップカテゴリーの「ランナバウト・クラス」を走り続けてきたが、今大会が記念すべき初優勝なのだ。
いかに日本1になるのが難しいことなのが理解できるであろう。
本人曰く、今大会は「たまたまラッキー」です。昔、本気で走っていたときに勝てず、気負わずに走って優勝。
今なら自分より、息子の「勇真選手が優勝する方が100倍嬉しいです」と話してくれた。頑張れ雄真なのだ!
2位 千木良 真之
総合2位は千木良 真之。
HEAT 2の終了時 は、57ポイントでリーダーだった。それを追う生駒 淳が 55ポイント。HEAT 3は千木良と生駒の一騎打ちになるはずであった。
そして迎えた最終ヒート、千木良はホールショットを獲得し、その後ろに生駒が続く。見応えのあるレース展開に期待したが、レッドフラックが振られて再スタートとなる。
その後、千木良のマシンにトラブルが発生し、順位を落としてしまった。
HEAT 3のスタートシーン。千木良と生駒の一騎打ちになるはずであった。
今大会、惜しくも2位の千木良 真之。
千木良のマシン整備を手伝う「三上 定裕 夫妻」。
3位 奥 拳太
総合3位となった奥 拳太。
HEAT 1ではトップフィニッシュ。スタートで飛び出したの砂盃 肇で、奥は砂盃の後ろで虎視眈々と狙っていた。途中、砂盃がマシントラブルで順位を落とし、トップに躍り出た奥は余裕の1位ゴール。
HEAT 2 は、抜群のスタートでホールショットを獲得。このままトップでゴールするかと思われたラスト1周で、まさかのマシントラブルによりゴールできず。
HEAT 3は、「無理やり頑張ればエンジンを積み替えてギリギリで参戦できるが、このモンスターマシンでそんな走らせ方をしても良い結果を得られない」とメカニックの殿井氏が判断し、チーム員のストック艇で出場した。結果は総合3位であったが、奥の速さは記憶に残る走りを見せてくれた。
3位になった奥 拳太(写真右)と、メカニックの殿井久悦氏(左)。
鋭い視線で海面を見つめる奥。
4位以降の成績 中野 崇寛
4位は中野 崇寛。HEAT 1とHEAT 3が2位だったが、HEAT 2 で痛恨のミスコース。
中野 崇寛(写真左)と、彼のレース活動を支えてくれる奥様(右)。
生駒 淳
総合5位は生駒 淳。
HEAT 1はマシントラブルで6位。
HEAT 2は1位。
HEAT 3は、スタートのやり直しがあったが、ここでマシンをチェンジ。交代したマシンのスターターが壊れ、エンジンがかからず最下位に終わった。モンスターマシンを2台用意し、万全の態勢を整えて勝ちにきたが、生駒にとってすべてが噛み合わなかった千里浜大会であった。
コンストラクターの今崎真幸氏(写真右)と生駒(左)。
林口 忠雄
総合6位は林口 忠雄。
林口のマシンを整備するメカニックは西川氏。
砂盃 肇
総合7位は砂盃 肇。
HEAT 1で幸先の良いスタートを切ったが、途中でマシントラブルで途中リタイヤ。
HEAT 2では、滅多に見られない「ミスコース」により、ノーポイント。本人も、オーディエンスもミスコースしたことに気づかず1位でゴールしたと思っていた。
HEAT 3は、さすが砂盃といった走りで、ホールトゥーフィニッシュ。砂盃はマシンが壊れても、ミスコースしても、絶対に諦めない。最後に勝ち切る偉大なレーサーだ。
砂盃のミスコースは、20年以上も彼のレースを見てきたが初めてかもしれない。しかし、気持ちは切れないし、何があっても絶対に諦めない凄い選手だと改めて感じさせれられた今大会であった。
「GPランナバウトクラス・GALLERY」
田村 眞沙充
期待の26歳の若きライダー・田村 眞沙充。今大会、参戦できず。
今崎 真幸氏。
走りを見つめるコンストラクターの今崎 真幸氏。
OPEN RUNABOUT 1100 STK(ALL)
優勝は大岡 嗣典
総合優勝の大岡 嗣典。2ヒートとも1位の完全勝利。
総合2位の北澤 政幸
両ヒートとも2位で総合2位の北澤 政幸。
総合3位の江藤 茂
総合 3 位の江藤 茂。
藤井 隆志
総合 4 位の藤井 隆志。ポイントは 3 位の江藤 茂と同じだが、HEAT2の成績が上のライダーが上位というルールがある。
知久 健一
総合5位の知久 健一。
馬場 賢治
総合6位の馬場 賢治。
レースリザルト
順位 |
ライダー名(チーム名) |
1位 |
大岡 嗣典 |
2位 |
北澤 政幸(SKU46H Racing) |
3位 |
江藤 茂 |
※上位3位までを掲載
A RUNABOUT STK ALL
優勝の岡田 祐樹
総合優勝の岡田 祐樹。HEAT 1で2位、HEAT 2で1位。
総合2位の小北 順一郎
総合2位の小北 順一郎。HEAT 1で3位、HEAT 2で2位。
総合3位の白戸 裕太郎
総合3位の白戸 裕太郎。HEAT 1で1位、HEAT 2で6位。
佐川 隆
4位は佐川 隆。
佐川のマシン。
佐野 季輝
5位の佐野 季輝。
大滝 純平
6位は大滝 純平。
大滝 純平。
西田 惇平
西田 惇平。
新井 剛
新井 剛。
片野 丈一郎
片野 丈一郎。
チーム・片野。
気合十分、片野陣営。
片野のマシン。
レースリザルト
順位 |
ライダー名(チーム名) |
1位 |
岡田 祐樹(SMD racing) |
2位 |
小北 順一郎(SMD racing) |
3位 |
白戸 裕太郎(#1 POUND ONE) |
※上位3位までを掲載
A RUNABOUT SLTD (ALL)
総合優勝の今井 照久
総合優勝の今井 照久。
2位の伊藤 真一
2位の伊藤 真一。
3位の生駒 明美
3位の生駒 明美。
森川 博司
森川 博司。
森川のマシン。
レースリザルト
順位 |
ライダー名(チーム名) |
1位 |
今井 照久(Precious Racing) |
2位 |
伊藤 真一(マリンメカニック) |
3位 |
生駒 明美(#1 POUND ONE) |
※上位3位までを掲載
A RUNABOUT STK(KAWASAKI)
優勝した山下 一夫。
2位の石原 幹也。
B RUNABOUT STK
総合優勝の小松 忍
総合1位の小松 忍。HEAT 1、HEAT 2ともに1位の完全勝利。
総合2位の稲坂 敏幸
総合2位の稲坂 敏幸。
総合3位の白川 久人
3位の白川 久人。
芝本 拓哉
芝本 拓哉。
福田 義行
福田 義行。
中村 雄作
中村 雄作。
レースリザルト
順位 |
ライダー名(チーム名) |
1位 |
小松 忍(Team EAST JAPAN) |
2位 |
稲坂 敏幸 |
3位 |
白川 久人(EXCEL ADOOR Racing) |
※上位3位までを掲載
OP RUNABOUT(ALL)
優勝は池田 公男
優勝は池田 公男。
池田 公男。
OP RUNABOUT NA-SLTD
優勝は西村 裕司
優勝は西村 裕司。
レース会場では、休む暇もないほど多忙のエクセルアドアレーシング・チーム監督の嶋崎氏。
JJSA会長・山崎直美氏。
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