ランナバウトカテゴリーは、Pro R/A GPクラスが最高峰レースとなっているが、通常であれば、このクラスがJJSFの最高峰クラスである。マシンの改造範囲が大きく、モンスターマシンが走るレースとなっている。
今大会、全ヒートで生駒 淳選手が1位を獲得した。Round 1の第２ヒート、Round 2の第１ヒートのように、水面が荒れるとベテランの三上定裕選手が追い上げを見せたが、生駒選手には及ばなかった。
平水面では生駒選手が圧倒的な速さだが、水面が荒れると何かが起こる気配がする。「手に汗握る」シーンが繰り広げられるのだ。
Round 1、Round 2ともに優勝した生駒 淳選手（#1 pound 1）。
Round 1で2位、Round 2で2位となった三上定裕選手（Ace Japan）。マシンの仕上がり具合から考え、思い通りのレースができているのだろう。荒れた水面のなか、生駒選手を猛追したシーンが印象的であった。
Round 1で4位、Round 2で4位となった今井照久選手（Precious Racing）。
Round 1で5位、Round 2で3位となった白戸裕太郎選手（#1 pound 1）。
Round 1で6位、Round 2は8位となった生駒明美選手（#1 pound 1）。男勝りな走りで、ガンガン攻めていた。
Round 1で7位、Round 2で6位となった松本和工選手（Bell Factory）。
Round 1で8位、Round 2で7位となった浅井信也選手（マリンメカニック）。
Round 1で9位、Round 2で5位となった林口忠雄選手（Precious Racing）。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 生駒 淳（#1 pound 1） |
| 2位 | 三上定裕（Ace Japan） |
| 3位 | 内田翔太（TEAM WEST） |
| 4位 | 今井照久（Precious Racing） |
| 5位 | 林口忠雄（Precious Racing） |
※上位5位まで掲載
R-1表彰式。
| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 生駒 淳（#1 pound 1） |
| 2位 | 三上定裕（Ace Japan） |
| 3位 | 白戸裕太郎（#1 pound 1） |
| 4位 | 今井照久（Precious Racing） |
| 5位 | 小西洋一（マリンメカニック） |
※上位5位まで掲載
R-2表彰式。
Round 1、Round 2ともに優勝した新井紀男選手（Do speed fr）。
Round 1で2位、Round 2で2位となった岡田祐樹選手（SMD Racing）。
Round 1で3位、Round 2で4位となった須藤 勇選手（Do speed fr）。
Round 1で4位、Round 2で3位となった西田惇平選手（SMD Racing）。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 新井紀男（Do speed fr） |
| 2位 | 岡田祐樹（SMD Racing） |
| 3位 | 須藤 勇（Do speed fr） |
| 4位 | 西田惇平（SMD Racing） |
| 5位 | 佐々木友彰（TEAM YUSHO STYLE） |
※上位5位まで掲載
R-1表彰式。
| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 新井紀男（Do speed fr） |
| 2位 | 岡田祐樹（SMD Racing） |
| 3位 | 西田惇平（SMD Racing） |
| 4位 | 須藤 勇（Do speed fr） |
R-2表彰式。
R/A 1100 STKクラスは、片野丈一郎選手や田中嘉純選手といった若く勢いのある選手と、大岡嗣典選手を始めとする経験豊富なライダーとのバトルも非常に面白い。
このクラスは今回、「大岡劇場」だったともいえよう。
大岡選手は、大会に合わせて速いマシンを仕上げてきた。
土曜日に行われたRound 1は、第１ヒートで１位、第２ヒートで２位となり、開幕戦を優勝で飾った。大岡選手とトップ争いを演じた片野丈一郎選手は、第１ヒートが3位、第２ヒートが１位で、総合２位となった。
第２ヒートのホールショットを獲得した大岡選手は、途中、片野選手の追撃を確認すると、あっさりとトップを譲った。片野選手が第1ヒートで3位だったため、大岡選手は第2ヒートに2位でも優勝となる。状況を全部理解したうえでの、ベテランらしい勝利であった。
翌日曜日のRound 2も、大岡選手の予定としては、第１ヒートで１位を獲得し、第２ヒートも手堅く２位以内で総合優勝を勝ち取る算段であったという。しかし、トップを走っていた選手が勢い余ってミスコース。その選手を追いかけていた大岡選手もミスコースのため失格となってしまった。
ほぼ優勝を手にしていた大岡選手にとって、痛恨のミスであった。しかし、彼ほどのベテランになれば、「トップに付いてミスコース」というのは言い訳にならない。しきりに反省を口にしていた。大岡選手に始まり、彼に終わったR/A 1100 STKクラスであった。
Round 1で1位、Round 2では3位となった大岡嗣典選手（RACING FACTORY UNION）。藤江功一氏（K-1 Racing Service）に速いマシンを作ってもらい、準備万端整え、総合優勝するはずだったのに……。まさかのミスコースに泣いた。
Round 1で2位となった片野丈一郎選手（Bell Factory）。体調不良により、Round ２はエントリーしなかった。Round 1の第２ヒートの終盤、絶好調だった大岡選手を抜き去るシーンは見ごたえがあった。世界戦もそうだが、若くて体力のある選手が後半に見せる追い上げは、レースを観戦するギャラリーの醍醐味でもある。どんどん上手くなる片野選手から、今シーズンも目が離せない。
Round 1で3位、Round 2で1位となった田中嘉純選手（Bell Factory）。Round 2は、ミスコースする選手が出るなか、堅実な走りで勝利。総合優勝と賞金を手にした。
Round 1で4位、Round 2で4位となった岡田成利選手（F51）。彼は、キレイなライディングフォームで乗る選手である。
Round 1で5位、Round 2で5位となった北澤政幸選手（マリンメカニック）。
Round 1で6位、Round 2で2位となった江藤 茂選手（RACING FACTORY UNION）。| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 大岡嗣典（RACING FACTORY UNION） |
| 2位 | 片野丈一郎（Bell Factory） |
| 3位 | 田中嘉純（Bell Factory） |
| 4位 | 岡田成利（F51） |
| 5位 | 北澤政幸（マリンメカニック） |
※上位5位まで掲載
R-1表彰式。
| 順位 | ライダー名（チーム名） |
|---|---|
| 1位 | 田中嘉純（Bell Factory） |
| 2位 | 江藤 茂（RACING FACTORY UNION） |
| 3位 | 大岡嗣典（RACING FACTORY UNION） |
| 4位 | 岡田成利（F51） |
| 4位 | 北澤政幸（マリンメカニック） |
R-2表彰式。2021 JJSF 全日本選手権大会 [ Round 1 & Round 2 ] 写真で見る各クラス 「R/A NA SLTD」
「R/A 1500 NA」「Pro R/A STK」「A SKI STK」「Pro SKI OPEN」「W SKI STK」「A SKI-X SLTD」
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