このクラスは、「FX Figh Output」「FX SHO」「FX SVHO」という、ラグジュアリーモデルが参戦できる。巧みなライディングテクニックで、大きな船体を操り、小さなスラロームコースをいかに走るかが、ライダーの腕の見せどころである。
「新型FXは優秀なマシンで、誰が乗っても良いタイムが出てしまいます。差をつけるのが大変」と言いながら、優勝した中村俊雄選手。
昨年のチャンピオンは、今年も速かった。わずかに届かず……。
21秒台で3人が並んだ激戦区。実は、勝利者の中村選手にマシンを貸した帯刀秀嗣選手。悔しくないかと聞いたところ、「同じチームなので仕方がない」と答えてくれた。気楽に、仲間とワイワイガヤガヤ。マシンの貸し借りアリがS-1のルール。
優勝した中村俊雄選手（写真中央）。マシンを貸して3位になった帯刀秀嗣選手（写真左）。WJS 優勝おめでとうございます。新型FXはいかがですか？
中村 この船、すごく優等生です。そこそこ乗れるライダーが走れば、誰でもある程度のタイムが出ちゃう。だから、突出したタイムを出すのが、ものすごく難しいマシンですね。
WJS 中村選手とは、毎回、この全国大会でお会いしますが、いつからやっているのですか？
中村 2006年からやってます。
WJS FXは大きな船体なのに、すごく小まわりが利いているのが分かります。でも、船体をバンクさせて、小さく楽に曲がれそうですが、小まわりするほど、ブレーキングしていませんか？
中村 そうなんです。どのようにでも走れるんですが、小さく曲がると止まっちゃう。だから、波の抵抗を減らして、いかに船を前に行かせてやれるかが大事です。ライン取りが、すごく重要なんです。タイトに曲がれるけれど、タイトなラインは遅いですね……。
1位 中村俊雄（BRC）
2位 小嶌洋典（アルチャー）
3位 帯刀秀嗣（BRC）
4位 古出夏妃（SPLASH）
古出 進選手の愛娘・夏妃選手。
2位のナイスガイ・小嶌洋典選手。
優勝したのは「新型FX」。もっとS-1グランプリ全国大会について知りたい方は、各クラスの詳細はコチラ
「2019ヤマハS-1スラロームグランプリ全国選手権大会」
「SKIクラス」詳細報告
「ランナバウト1 クラス」詳細報告 「VXR」「VXS」「VX Cruiser HO」
「ランナバウト2 クラス」詳細報告 「FXR」「FZS」「FZS SVHO」「GP1800」
「ランナバウト4 クラス」詳細報告、「EX Deluxe」「EXR」「V1 SPORT」「2016年VXシリーズ」
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