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2021 JJSF 全日本選手権大会 Round 1 & Round 2 「R/A NA SLTD」「R/A 1500 NA」「Pro R/A STK」「A SKI STK」「Pro SKI OPEN」「W SKI STK」「A SKI-X SLTD」写真で見る各クラス ジェットスキー(水上バイク)

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2021年 JJSF全日本選手権大会 R-1、R-2

今年のJJSFは、5月の蒲郡大会から開幕となった

2021年5月15日(土)、16日(日)の両日、愛知県蒲郡市のラグーナ蒲郡において、JJSF全日本選手権シリーズROUND 1およびROUND 2が開催された。例年よりかなり早い梅雨入りした影響で、天気はあいにくの雨。コロナ禍のなかでの開催となったものの、エントリー数は70名を超えた。

今大会は、「Pro SKI GRANDPRIX」「Pro R/A GP」「 Pro R/A OPEN」「Pro R/A STK」「A SKI STK」「R/A 1100 STK」の6クラスに、それぞれ優勝賞金が出された。また、新競技として「タイムアタック」も土曜日に開催された。

「 R-1(5月15日・第1戦)& R-2(5月16日・第2戦)」レース結果

R/A NA SLTDクラス

本田アルベッチ選手(TEAM WEST)。

R-1 & R-2 優勝者

順位 ライダー名(チーム名)
1位 本田アルベッチ(TEAM WEST)

R-1 & R-2表彰式。

R/A 1500 NAクラス

西村裕史選手(TEAM ビークル)。

R-1 & R-2 優勝者

順位 ライダー名(チーム名)
1位 西村裕史(TEAM ビークル)

R-1 & R-2表彰式。

Pro R/A STKクラス

最高峰クラスのプロランナバウトGPクラスに参戦している選手が多く参加したこのクラス。第1戦と第2戦ともに、ラフウォーターとフラットウォーターが混在した水面となった。そのなかでも、安定した速さを見せつけたのが砂盃選手であった。
ラフウォーターの水面では、トップカテゴリーのレースかと見紛うような内容であった。ライダーに技量があれば、ストックマシンでも、モデファイマシンでもギャラリーを魅了できることを証明した戦いであった。

Round 1、Round 2ともに勝利を手にした砂盃 肇選手(マリンメカニック)。4月にタイで開催された「JET SKI WORLD CUP」で、世界一に輝いた彼の走りは神業レベル。ライディングの上手さでオーディエンスを魅了した。「アイツは上手いな」と、誰もが称賛する走りで開幕戦を飾った。まぎれもなく、今大会のヒーローである。今回、砂盃選手が使用したのはストックマシン。並みいるGPクラスのマシンを退けての勝利は、「さすが」としか言いようがない。

Round 1で2位、Round 2で3位となった三上定裕選手(Ace Japan)。「地味だが上手い」と言わせる走りを見せた。

Round 1で3位、Round 2で2位となった田村眞沙充選手(SMD Racing)。若者らしい攻める姿勢に好感が持てる。爽やかな人柄も魅力の選手だ。

Round 1で4位、Round 2で7位となった高橋登志朗選手(SWAT Racing Factory)。

Round 1で5位、Round 2で4位となった廣山勇太郎選手(Precious Racing)。

Round 1で6位となった片野丈一郎選手(Bell Factory)。スタートで出遅れても、ラフウォーターなら3位まで上がれる実力を持っている。4月のレースでタイから帰国してから、体調不良な状態が続いているそうだ。日曜日の第2戦は、大事をとって参戦を取りやめた。彼がいないと楽しみが減る。

Round 1で7位、Round 2で5位となった小西洋一選手(マリンメカニック)。小西選手はマシンビルダーでもあり、プロスキークラスで優勝した桜井直樹選手に「速いエンジンを作ってくれてありがとう」と、お礼を言われていた。

Round 1で8位、Round 2で6位となった湯島浩一選手(team shindy)。

R-1  リザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 砂盃 肇(マリンメカニック)
2位 三上定裕(Ace Japan)
3位 田村眞沙充(SMD Racing)
4位 高橋登志朗(SWAT Racing Factory)
5位 廣山勇太郎(Precious Racing)

※上位5位まで掲載

R-1表彰式。

R-2  リザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 砂盃 肇(マリンメカニック)
2位 田村眞沙充(SMD Racing)
3位 三上定裕(Ace Japan)
4位 廣山勇太郎(Precious Racing)
5位 小西洋一(マリンメカニック)

※上位5位まで掲載

R-2表彰式。


A SKI STKクラス

明日のジェットスポーツを担う若者が集まった。「成長著しい」とは、このクラスの選手のことをいうのだ。今後、彼らがどこまで伸びていくかで、このスポーツの未来が変わっていくだろう。

Round 1、Round 2ともに勝利を手にした佐藤颯志選手(SWAT Racing Factory)。このクラスでは頭ひとつ抜け出ている速さであった。

Round 1で2位、Round 2で2位となった佐藤舞旺選手(Team ビークル)。「猛練習して、次戦は勝ちたい」と話してくれた。

Round 1で3位、Round 2で3位となった釘崎勇真選手(team shindy)。

Round 1で4位、Round 2で4位となった金子真珠選手(CLEVER WATERCROSS)。

Round 1で5位、Round 2で5位となった戸賀瀬 満選手(SWAT Racing Factory)。

Round 1で6位、Round 2は6位となった志水秀行選手(マリンメカニック)。

R-1  リザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 佐藤颯志(SWAT Racing Factory)
2位 佐藤舞旺(Team ビークル)
3位 釘崎勇真(team shindy)
4位 金子真珠(CLEVER WATERCROSS)
5位 戸賀瀬 満(SWAT Racing Factory)

※上位5位まで掲載

R-1表彰式。

R-2  リザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 佐藤颯志(SWAT Racing Factory)
2位 佐藤舞旺(Team ビークル)
3位 釘崎勇真(team shindy)
4位 金子真珠(CLEVER WATERCROSS)
5位 戸賀瀬 満(SWAT Racing Factory)

※上位5位まで掲載

R-2表彰式。

Pro SKI OPENクラス

勝利を手にした小原聡将選手、実力のある選手のラフウォーターの走りには本当に魅了される。素晴らしい走りであった。

Round 1、Round 2ともに勝利を手にした小原聡将選手(Bee Tec with SKU46H)。走りで会場を魅了した。

Round 1で2位、Round 2で2位となった上田真利奈選手(Dr.works 武蔵)。

R-1 リザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 小原聡将(Bee Tec with SKU46H)
2位 上田真利奈(Dr.works 武蔵)
3位 海老原祥吾(Bee Tec with SKU46H)

R-1表彰式。

R-2  リザルト

順位 ライダー名(チーム名)
1位 小原聡将(Bee Tec with SKU46H)
2位 上田真利奈(Dr.works 武蔵)

R-2表彰式。

W SKI STKクラス

湯島 楓選手(team shindy)。

R-1 & R-2 優勝者

順位 ライダー名(チーム名)
1位 湯島 楓(team shindy)

R-1 & R-2表彰式。

A SKI-X SLTDクラス

山中幸一選手(UNLIMITED Racing)。

R-1 & R-2 優勝者

順位 ライダー名(チーム名)
1位 山中幸一(UNLIMITED Racing)

R-1 & R-2表彰式。

特別インタビュー 「コロナ禍のなか、あえてJJSF開幕戦を行った理由」

大会運営のトップ・北川はじめ氏に、率直な疑問をぶつけてみた

今大会の1週間前ほど、愛知県全域に3度目の緊急事態宣言が発令された。政府が「人流を止める」と言うなかで、全日本選手権シリーズの開幕戦が開催できるのかという不安があった。
今回、大会運営のトップである北川はじめ氏(中部ジェットスポーツ連盟代表)に、「なぜ、今この時期に大会を開催したのか?」を聞いてみた。そこには、大会に対する強い思いがあった。

WJS 緊急事態宣言が発令されている今、よく開催を決断しましたね。なぜ、中止せずに開催に踏み切ったのですか?
北川 強硬に開催したわけではありません。愛知県の『小規模(1,000人以内)の参加型のイベント』を開催にするにあたってのガイドラインに基づいて行っているので、問題はありません。

WJS そうは言っても、「人流を止める」ことが、最優先の現状ですよね。
北川 今日もこの会場(ラグーナ蒲郡)に、愛知県の職員の方が見に来られています。約束通り、ガイドラインを守っているかの確認だと思います。愛知県とは、「長年の信頼と実績」ではないですが、非常に信頼していただいているようで、確認後、すぐに帰られました。

WJS 我々ジェットスポーツ関係者としては、このスポーツの発展のためにも、レースが開催されるのはとても嬉しいことです。
北川 ありがとうございます。今回、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策・対応に関して、政府の対応策や、県の方針が急変することは理解しています。しかし、「全日本選手権」という名前の付いたイベントであり、何人もの人間が何カ月も前から動いて準備を行っています。今日、急に「中止」といえるようなものではありません。「やる」と決めている以上、キチンとやり遂げたいと考えています。

大会運営のトップ・北川はじめ氏(中部ジェットスポーツ連盟代表、JJSF理事およびレースディレクター)


R-1 & R-2 会場GALLERY

金子真珠選手の姉と母。雨の中、家族で応援している。

金子真珠選手。

金子選手は、年々、ライディングが上達している。

 「水も滴るいい男」。R-1 & R-2で優勝した佐藤颯志選手。若くて速い選手なので、今後、日本を代表するライダーになってほしい。

総合2位となった佐藤舞旺選手は、「たくさん練習して、次は1位になります」と、表彰式で宣言した。これからが楽しみな若手だ。

W SKI STKクラスに出場した湯島 楓選手。

海老原祥吾選手。

本田アルベッチ選手(写真中央)とTEAM WESTの仲間たち。

モータースポーツ用オイル・フューエルブランド「elf」のPWC業界販売総括、EMJ(イーエムジェイ)のスタッフの皆さん。

A SKI STKクラスで総合3位となった釘崎勇真選手(写真左)の父は、プロライダーの釘崎真治選手(右)である。父である真治選手は、勇真選手を称して「トンビが白鳥を生んだ」と言う。勇真選手に、将来どんな選手になりたいのか聞いたら、「お父さんのような選手」と即答された。この相思相愛の親子は、将来、かなり手ごわい存在になるかもしれない。

A SKI-Xクラスに参戦中の山中幸一選手。

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