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ジェットスキーの世界大会 フリースタイル・チャンピオン 日本人獲得の快挙 タイ編

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「ジェットスキー ワールドカップ 2019」Proフリースタイルクラス・リザルト

順位 選手名(国名) 獲得ポイント
1位 山本汰司(Japan) MOTO 1 17P
MOTO 2 20P
合計 37P
2位 リー・ストーン(UK) MOTO 1 20P
MOTO 2 15P
合計 35P
3位 マーク・ゴメス(USA) MOTO 1 15P
MOTO 2 17P
合計 32P
4位 坂井田和明(Japan) MOTO 1 11P
MOTO 2 13P
合計 24P
5位 福田憲男(Japan) MOTO 1 12P
MOTO 2 11P
合計 23P
7位 岡本輝正(Japan) MOTO 1 10P
MOTO 2 12P
合計 22P



山本汰司 vs リー・ストーン。直接対決で掴み取った、大きくて「重い」優勝カップ

今大会、プロフリースタイルクラスには、現世界チャンピオン、リー・ストーン選手、世界タイトルホルダーのマーク・ゴメス選手、坂井田和明選手をはじめ、現在、世界のトップクラスにいる山本汰司選手や岡本輝正選手、福田憲男選手といった実力者が顔を揃えた。

MOTO 1は、リー選手がその実力をいかんなく発揮してトップに立つ。2位に山本選手、3位がゴメス選手の順である。MOTO 2では逆に山本選手がトップとなり、リー選手は3位となった。これにより、山本選手がリー選手を抑えてタイトルを獲得。今回、山本選手がリー選手との直接対決で初めて勝利した。しかし、両選手がベストなパフォーマンスを披露した結果というわけではなく、MOTO 2でのリー選手の不調が勝敗を分けたと思う。

優勝を決めた山本汰司選手のMOTO 2の演技



常勝リー・ストーン選手に何があったのか

MOTO 1でリー選手がトップであったため、MOTO 2は、山本選手のほうがリー選手よりも出走順が先になる。MOTO 2での山本選手の演技は素晴らしかった。山本選手が完璧な演技を行えば、最強の世界王者であるリー選手は、ワンミスも許されない。リー選手にとって、かなり大きなプレッシャーになったことだろう。しかし、過去に何度もこういったプレッシャーを跳ね返してきた世界王者である。彼が実力を出し切れば、今現在、彼に勝てる選手はいない。

プレッシャーだけがリー選手の敗因ではないだろうが、MOTO 2のスタート直後から様子がおかしかった。ダブルバックフリップをするためには、ハンドルポールとマシンを固定する必要がある。しかし、そのストッパーが壊れて固定できない。1度、グリッドに引き返してマシンを確認したが、完全に直ったとは思えない状況で演技に入ったのだ。

ファーストトリックのダブルバックフリップでは、過去に見たことがないほど水面に刺さった。これだけ着水の決まらない彼の演技を見たのは初めてだった。この時点で、山本選手の勝利を確信した。もし、リー選手がMOTO 1で見せたパフォーマンスをMOTO 2でも披露していれば、彼が勝っていたと思う。

今大会の結果を見ても分かるように、この2人がいる限り、オーディエンスはワクワクドキドキのフリースタイルが楽しめることは間違いない。さらに、この2人に追随する選手が現れてくれれば、ますますフリースタイルクラスが盛り上がるはずだ。

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