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「ランナバウトクラス」詳細報告・水上バイク(ジェットスキー)のレース aquabike 第2戦 小豆島

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 5月18日(土)、19日(日)の2日間、香川県小豆島・大部沖において、aquabike Japan Championship 第2戦が行われた。今大会は、パワーボートとの共催で行われ、レース会場は多数の観客が詰めかけ、大いに盛り上がった。レースは2ヒート制で行われ、両日とも、時おり突風が吹き荒れる強風が続き、水面状況は大荒れであった。

今回のGP RUNABOUT クラスのレースは20分+1周の長丁場。現在の国内レースでは、最長時間だ。20分間走り切ったライダーにはホワイトフラッグが振られ、残り1周となる。

スキークラスと同じく、レースは水面コンディションによって展開が変わる。フラットな水面なら超高速バトル。当然、速いマシンに乗っているライダーが有利になる。大風と大波が立つコンディションでは、スキルの高いライダーが勝つ確率が上がるのだ。

ヒート1

スキークラスと同じく、スタートはローリング方式。レース序盤、ヤマハFXに乗る生駒淳が、砂盃肇を追い抜く場面も見られたが、終始、砂盃のレースであった。砂盃のすごさは、レースを「トータル」で考えられること。今回のような長時間のレースで、前半に誰かが息を止めて瞬間の速さを見せても、それに釣られることはない。最後まで、「ラップタイムを落とさない」ことを意識しているし、重要視している。

砂盃は「もし、誰かが自分をしのぐペースで走り切ったら、それは相手がすごいということで、自分には関係ない。トータルで考え、毎周ごとに最速で走れるペースで、最後まで走り切ることが、自分のベストレース」と考え、実践している。それが、砂盃の昔から変わらないスタイルだ。終わってみれば、他のライダー全員を2回周回遅れにしての圧倒的な勝利だった。

ヒート2

ファーストラップは、1位が砂盃、小北順一郎、船戸大輝、海辺満幸の順で戻ってきた。2周目以降も、他の選手とは全く違うペースで、砂盃が2位以下をグングン引き離していく。

砂盃の走りは、完全にマシンをコントロールしきっている。大波で飛んでも、マシンを飛ばせる角度から着水の姿勢まで、全て自分の思いのままという感じである。他のライダーは、レースなので、当然、速く走らせようとアクセルを握る。そして、大波のなかをジャンプし、着水時の衝撃で、振り落とされそうになりながら、懸命に堪えて走ることが多い。しかし、砂盃だけは違う。別次元の走りで、このヒートも全員2周の周回遅れにして優勝した。

レース後、「会心のレースでしたか?」と尋ねると、「今日の波で競り合っていたら、(クリス・)マックルゲージ(アメリカの世界的トップライダー)にはやられていたかもしれない。他のヤツには勝てるが、マックには、離されてはいなくても、僅差でやられていたかもしれない」と言う。他のライダー全員を2周もラップしたレースのなかで、彼が戦っていたのは、「一緒に走っていない世界のライバルだった」ことを知った。だから、砂盃の強さは際立っているのだろう。





第2戦 リザルト

1位 砂盃 肇(マリンメカニック)
2位 船戸大輝(TEAM KEY wEST)
3位 小北順一郎(SDM racing)

第2ヒート、ゼッケン81の三上選手と、ゼッケン20の和田選手がクラッシュ。瞬間、会場中が青ざめた。
スタート時に、大波の影響で三上選手が真横に着水。マシンから吹っ飛ばされ、落水した。無人となった三上選手のジェットに、和田選手が突っ込む形となった。幸いにも、大波の影響で三上選手のマシンがジャンプ台のようになり、和田選手が大きく空中に飛び上がった。おかげで、まともにぶつからず、マシン、ライダーともに大きなダメージはなかった。ちなみに、レース中にあれほど高くジェットが舞い上がる姿を見たのは初めてだった。

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