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「Wabuzun Z UFO(ワブズン ゼット ユーフォー)」世界最高峰のフリースタイルマシン誕生 ジェットスキー(水上バイク)

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「Wabuzun Z UFO」デビュー

国内最高峰のフリースタイル艇メーカー「BUN FREESTYLE」のニューモデル「Wabuzun Z UFO(ワブズン・ゼット・ユーフォー、以下 “Z UFO”)」が発表されました。



渡部文一氏が語る「Z UFO」と、「フリースタイル艇」へのこだわり

新しい「Z UFO」には、新開発のエンジン「B21R」を搭載します。従来の「B20R」エンジンとの違いは、ポートのタイミングや、ストロ―ク、ピストンの形状などが変更されています。

エンジンの開発は難しい。少しずつの進化しか見込めない。格段に良いエンジンができるのなら、最初からそれを作れば良い。でも、現状のエンジンも「最良」を目指して開発されています。大幅な仕様変更には、さまざまなリスクが伴います。最良のエンジンを作り、それを検証し、さまざまなテストを重ねながら、少しずつ進化していくものだと考えています。


私がオールドライカーボン製の船体を初めて作ったとき、船体が軽すぎて、「もう少し、水に沈んだほうが良い」と感じていました。だから、次の段階では、「浮力を下げる構造」にして、この問題を解決しました。しかし、次は悪い部分も見えてきました。


課題は、良い部分はそのまま残して、「悪い部分をどうするか」なんです。その、悪い部分を改善してできたのが「WABUZUN Z UFO」です。みんな、「すごく乗りやすくなった」と言ってくれます。技のキレも増しているし、精度も格段に進化している。「Wabuzun AURU(アウル)」から比べると、全ての部分で進化しています。


最も分かりやすいのは、「技のキレ」です。2回転、縦回転、横回転、全てにおいて、技にキレが増しています。アウルでも2回転はできています。だから、「Z UFO」は2回転をするために開発したものではなく、それ以上のことをするために作りました。


「Z UFO」の完成度については、とても満足感があります。しかし、新たなマシンを開発すると、必ず「改善すべき悪い部分」も見えてくるものです。というよりも、私自身で「悪い部分を探す」をします。そうすると、マシンの悪い部分を失くしたいと考えるのは当然です。そして、チャレンジする。これがBUN FREESTYLEの開発の流れです。これは、私の心が折れない限り、永遠に続くと思います。


昔、私が初めてバックフリップにチャレンジしたとき、皆に、「あいつは馬鹿だ」と言われました。当時、バックフリップは、平水でできるなんて、誰も思わなかったんです。それは、自分でも感じていました。「これは無理だな」って。でも、諦めずにやり続けて、できるようになった。フリースタイルの進化は、ある意味、「無理だ」と言われ続けた「否定の歴史」です。


1回転のバックフリップでさえ「無理だ」と言われた時代があって、今は2回転です。皆が言います。「さすがに、3回転は無理だろう」と。でも、本当にそうなのでしょうか? 「3回転できたら楽しいだろうな」って、私は考えています。絶対に諦めないでやり続ければ、きっとできるようになる。そういう成功体験を、過去からずっとしてきています。だから、これからもチャレンジし続けたいのです。

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