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世界最強「FAST POWER SPORTS GP1R」の 後継モデル 【FAST POWER SPORTS「F16」】が 日本初上陸!

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日本初上陸 FAST POWER SPORTS「F16」



What's the world's strongest racing machine?

現在の「 世界最強 の レースマシン 」 は どれ!?

「 今、世界最強 の レースマシンは どれですか? 」と 聞かれたら、編集部の答えは ダスティン・モツリス選手が 造る 「 FAST POWER SPORTS GP1R(以下、GP1R) 」と答える。

その理由は簡単だ。ここ数年のレース結果が、全てを証明している。

2018 ~ 2024



■2018年~2024年までの「国際レース」で勝利した「 GP1R 」

・2018年 ワールドファイナル:チャンピオン / クエンティン・ボッシュ選手
・2019年 ワールドファイナル:チャンピオン / コレ・クレーマー選手
・2020年 ジェットスキーワールドカップ:チャンピオン / クエンティン ボッシュ選手
・2022年 ジェットスキーワールドカップ:チャンピオン / クエンティン・ボッシュ選手
・2023年 ジェットスキーワールドカップ:チャンピオン / ケヴィン・ライテラー選手
・2024年 ジェットスキーワールドカップ:チャンピオン / ケヴィン・ライテラー選手

この結果を見ても、「 世界タイトル 」を獲得するために必要なマシンは、「 GP1R 」であることは間違いない。

ご覧の通り、「 GP1R 」は、世界チャンピオンを 獲得しているが、今シーズン、「 GP1R 」の後継機種として「 FAST POWER SPORTS F16( 以下、F16 )が発表された。


NEW FAST POWER SPORTS F16で走る 2021年度・全日本チャンピオン、佐々木 宏樹 氏。

FAST POWER SPORTS F16


FAST POWER SPORTS「F16」

最大の特徴は、「 GP1R 」よりも、「 船体が 大きく 」なり、前年に発売された「 F1 」よりも小さくなったことである。

「 GP1R 」の利点を生かしつつ、「 F1 」と「 GP1R 」の 良いとこ“取りをした船体と説明を受けた。

国内でも発売が決定している。今回、元全日本チャンピオンで、日本総代理店「 FAST POWERSPORTS Japan 」 代表・佐々木 宏樹 氏 の全面協力のもと、「 F16 」の 試乗インプレッションを報告する。


写真左が「 F1 」右が NEW「 F16 」。並べてみると 一目瞭然。「 F1 」の船体のほうが、明らかに大きい。NEW「F16」は「 GP1R 」よりも、「 船体が 大きく 」なり、「 F1 」よりも小さくなった.。

「F16」「 F1 」と「 GP1R 」の 良いとこ“取り”をした船体。

FAST POWER SPORTS「F16」は、思い通りに 走らせることが出来るが、体への負担はMAXだ。

NEW レースマシン 「 FAST POWER SPORTS “F16” 」


FAST POWERSPORTS「 F16 」に乗る、2021年度・全日本チャンピオン、佐々木 宏樹 氏。 「 FAST POWERSPORTS Japan 」の 代表でもある・佐々木 宏樹 氏 。

日本初上陸。ベールを脱いだ「 F16 」とは ?

NEW「 F16 」でのライディング

「 F16 」でのターン。

佐々木 宏樹 氏、迫力の アグレッシブ・ライド!

元 全日本チャンピオン に 聞く、FAST POWER SPORTS “F16” とは

最新「 F16 」に試乗する前に、歴代の「 FAST POWER SPORTS 」を少し語る

編集部では、2021年に佐々木氏が全日本チャンピオンを獲得した「 GP1 」や、翌年に発表された「 GP1 R 」、そして昨年の「 F1 」と、歴代の「 FAST POWER SPORTS 」のマシン 全てに 試乗させてもらっている。


「 佐々木選手のマシンは、全て 乗りやすい 」と 言うと「 多分、僕と体つきや 癖が 似ているから 乗りやすいんでしょうね」と佐々木氏。

歴代のモデルは、当然 乗り味は 全て違うが、どの機種も、乗りやすかった


私の“レース・マシン”の 比較基準は、自分が所有している 「 カワサキ・SX-R 」だ。

説明の基準は「 それと比べて、どうなのか? 」だ。


過去の「 FAST POWER SPORTS 」を振り返ると、『 新しいモデル = イージー だった。

最新のモデルになるほど、乗るのが「 簡単で より優しく 」なっていった。


前モデルの「 F1 」は、直線安定性が凄くて、コーナーを曲がるときも 楽だった。

「 カワサキ・SX-R 」よりも 安定性が高くて、コーナが楽だ。


「 F1 」に乗らせて頂き、レースは「 アクセル全開で、大人数で グチャグチャに荒れた 波の中を走る 」。

そのため、少しでも ライダーが “楽に乗れる マシンが 良いのかな?と感じた。



編集部「 F16 」 初試乗

「 F16 」は、思い通りのラインを走れるが 体にキツい!


過去に乗らせて頂いたモデルの中では、「 GP1 R 」が 一番好きだ。

理由は、思い通りに走れるから。

自分が「 上手になった 」と勘違いさせてくれるマシンだった。



最新モデル「 F16 」に試乗

初めて 「 F16 」に乗って、すぐに感じた「 相変わらず “乗りやすい” マシン 」だな である。


船体の幅は「 F1 」より小さくなったと聞いていたが、直進の 安定感は抜群だった。


誰もが 同じで、安定性が高ければ スピードが出ても 恐怖感がない。

だから、アクセルを開ける。


軽く スラローム走行をしながら 挙動を確認する。

最高速でも 思い通りのラインを トレースできる。


楽しい! 最高! と 思いながら 急旋回を試みる。


自分としては、左旋回で 直角に「 カクっ 」と 曲がったつもりだった。

しかし、気が付いたら 吹っ飛んでいた。


一瞬、何が起こったか分からなかった。

泳ぎながら「 なんで? 」と 考えた。

納得できない。



気を取り直して、今度は逆に 右に曲がろうとした。

またもや 吹っ飛んだ。

感覚としては、曲がる直前に 急停止したイメージだ。



猛スピードで走っているマシンが急停止したら、乗り手は「 G 」に耐えられない。


今度は、吹っ飛ばされないように「 G 」を意識して、RXPのように、船体を傾けて曲がろうとした。

すると、キャビテーションを起こし、滑って曲がれなかった。



意を決して、マシンを傾けず水平の状態で曲がったら、スパッと曲がれた。

しかし、その瞬間、半端じゃない「 G 」に襲われた。 



自分が思っていた以上に「 F16 」は「 しっかり 曲がれる 」ハルだった。


自分史上、これほどに曲がる船体は初めてだ。


「 F16 」は、船体を倒さずに乗るマシン

「 F16 」は、歴代の「 FAST POWER SPORTS 」の中でも、最も 思い通りに走れるけれど、同時に「 最も キツイ 船 」だった。


『 新しいマシンほど「 楽 」になる 』 という流れに逆行するように、急激にキツくなったマシンだと思った。


それを 佐々木氏に告げると「 それは 違います。

マシンの安定性が さらに進化したから、“アクセル全開で 曲がろう”と 思える。

思い通りに曲がれるからこそ、瞬間的に最大の“G”が体にかかるんです。

これは、進化したから“こそ”の ”キツさ”なんです 」と 言われた。



確かにキツいけれど、これで「 曲がらない 」という人は いないだろう。


このマシンの出現で レーサーの勢力図が 変わるかもしれない と 感じた。

私ごときですら、思い通りに走れるのだから、トップレーサーにとっては ライディング・テクニック に 対して 多大なアシストを得られるはずだ。


しかし、コレだけ思い通りに曲がれるマシンは、途轍もなく体に負荷が掛かる。


「 テクニカルな部分には 不安があるが、体力的には自信がある 」という、若手が乗ったら 大化けするマシンかもしれない。


編集部による「 F16 」試乗

「 カワサキ・SX-R 」で走るよりも、断然上手く走れる。しかし、すぐに体力がなくなる。上手く走れるが、凄くキツい。初めての経験! だけど、これで15周走れる人は、プロフェッショナルだと思う。尊敬できる。


王者の哲学  NEW「 F16 」開発者・FAST POWER SPORTS
代表 ダスティン・モツリス氏 が 考える、「 勝てるマシン 」とは


以前、開発者・ダスティン・モツリス氏に、「 勝てる マシン 」の 定義を聞いた。



「 簡単で 安定していて 優しい 」 という 答えが返ってきた。

才能に恵まれた 一握りの “選ばれし者だけ”でなく、誰もが 練習さえすれば 結果を 出せる マシンが“いい”のだと言った。


具体的には「 より"簡単"で、ミスをしないマシン 」と いうこと。


何より、“いいマシン”は ライダーに 自信を与えてくれる。

自分の テクニックに 自信を持つことは、 トップライダーにこそ 非常に重要となる。

自分自身を信用できなければ、勝つことはできない。



レース中には、考える 時間などない。

だから、素早く瞬時に あらゆることを 決断しなければならない。


そのためにも、100個コーナーがあれば、毎回、“自信を持って 曲がれる マシン”でなければならない。


勝ちたければ、 自分のマシンを 信頼し、自分自身も信用する。


再度言うが、それは、「 簡単で 安定していて 優しい 」 マシンということになるのだ。

そのために “何を考えたか?” というと、「 簡単に乗れる 」である。


「 F16 」は、モツリス氏の言うように簡単に乗れる。

体力的にキツいだけだ。


歴代の「 FAST POWER SPORTS 」のマシンには当然、モツリス氏の考え方が反映されている。

簡単だがキツい「 F16 」に乗らせて頂き、彼の理想がドンドン具現化されていることを強く感じた。



「 F16 」開発者・FAST POWER SPORTS 代表 ダスティン・モツリス氏。

ワールドジェットスポーツマガジン4月号

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