皆さま、普段、水上バイク(ジェットスキー)に乗りに行くとき、ビーチスタンドをお使いですか? 「俺は、ワイルドに砂浜に直置きだ!」という人もいるかもしれません。でも、これだと船底に傷が付きますよ。ポンプに、砂や石が入る危険もあります。
自動車で例えるなら、ジェットスキーの船底はタイヤと同じ。タイヤに不具合があったら、車はまともに走れないように、船底が傷付いていたら、本来のポテンシャルを発揮できません。
一番、船底に優しいのはアンカリングですが、給油などで、一時的に陸上に上げたいときもあります。そんなとき、絶対にあったらいいアイテムが「ビーチスタンド」です。ビーチスタンドに乗せておけば、船底が傷付いたり、ポンプに砂が入る危険性も格段に減ります。
この「ビーチスタンド」を、最も効果的に使うための「ポイント」がいくつかあります。大切な愛艇を守るためにも、ぜひご一読を。
ビーチスタンドのキモは、この「青いベルト」です。ビーチスタンドにジェットスキーを載せたとき、このベルトが衝撃を吸収するスプリングの役割を果たしてくれます。ベルトがゆるんでいたり、切れていると、本来の性能を発揮してくれません。だから、ちょっとでもほつれたり、くたびれてきたと思ったら、すぐに交換しましょう。ベルトやワッシャーなど、全てのパーツは1個から購入できます。(参考:ランナバウト用交換ベルト/1本1,200円+税)
例えば、SX-R専用スタンドの場合、船底のチャイン幅(300mm)に合わせて、スタンドの幅が決められています。だから、載せたときにグラグラしません。
ちなみに、ビーチスタンドの上面に取り付けられている青い「すべるレール」も、SX-R専用品は従来品より太いものを採用しています。チャインが船体の前方に向かって細くなっています。すべるレールを太くすることで、バランスが取れているのです。
ベルトを使っているので、折りたたむのも簡単。アルミ製なので、堅牢な見た目よりもずいぶん軽い。
レーシングビーチスタンド(SX-R用)
「すべるレール」を幅広タイプにし、ノーズからテールへのテーパーチャイン(溝)に対応しました。極太丸パイプジョイント、片側Wベルト計4本による開き止めで、強固なフレーム設計。レール部には「すべるレール」を標準装備。艇がキズ゙つきにくく、楽に乗せることができます。ワンアクションで折りたたみが可能です。(※ファクトリーゼロカタログより抜粋)
長さ:1,400mm、幅:300mm、高さ:360mm
重量:約11kg
材質:アルミ製
価格:48,000円+税
別売・交換用ベルト:900円/1本(税別)
取り扱い先/ファクトリーゼロ