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ガソリンの基本知識 (ジェットスキー)水上バイク

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ガソリンのこと、知っていますか?

今回はガソリンの特集である

意外と知らないガソリンのアレコレ。世の中には、「ディーゼルガソリン」「レギュラーガソリン」「ハイオクガソリン」「レースガソリン」など、さまざまな種類のガソリンが存在しています。

ジェットスキー(水上バイク、以下ジェット)の市販艇に使われているのは、「レギュラーガソリン」と「ハイオクガソリン」です。
ガソリンについての、素朴な疑問です。

 

Q 「レギュラーガソリン」指定のジェットに「ハイオクガソリン」を入れても大丈夫なの?

A 問題ありません。

 

 Q 「ハイオクガソリン」指定のジェットに、「レギュラーガソリン」を入れたらどうなるの?

 A 問題が起きる可能性があります。


Q 「ハイオクガソリン」と、「レギュラーガソリン」の違いって何ですか?

A オクタン価の違いです。


Q 「オクタン価」って何?

A オクタン価とは、エンジン内の異常燃焼のひとつ、「ノッキング現象」の起こしにくさを示す指標のことです。


今回、レースガソリンの世界的ブランド「ETS」を輸入するハルターマン・カーレス・ジャパンの全面協力のもと、ガソリンの実用テストを行いました。

ガソリンには、いろいろな種類があります。

「レギュラー」「ハイオク」「レースガス」はオクタン価が違います

「レギュラーガソリン」のオクタン価:「89以上」

 「ハイオクガソリン」のオクタン価:「96以上」日本では「100」

  「レースガソリン」のオクタン価:「101〜113」

とされています。

オクタン価が高いと、異常燃焼になりにくく、ノッキング現象を起こしにくいのです。オクタン価が高ければ、高出力化を望むことができます。
エンジンを保護する目的として、「ハイオクガソリン」に、オクタン価の高い「レースガソリン」を少量を混ぜて使用することもあります。



ガソリンはどうやって作られるの? ガソリンの製造法

Q そもそも、ガソリンはどうやって作られるの?

A 原油を精製して作ります。

 

 Q 「原油」って何ですか?

 A 油田から産出されたままの、未精製の石油のことです。

 

 Q ガソリンは、原油を精製して作ると聞きましたが、具体的にどうするの?

 A 原油を加熱炉で加熱し、留出される温度で、ガソリンと、軽油や他の製品に分類します。


「ガソリン精製イメージ」イラスト

石油製品は、原油を加熱炉で熱し、常圧蒸留装置で精製して作られている。

石油製品は原油から留出される温度で異なる

ガソリン、軽油、潤滑油(オイル)などの石油製品は、原油を加熱炉で熱し、常圧蒸留装置で精製して作られています(イラスト)。製油所で原油を約350℃に加熱し、石油蒸気として沸点の低いものから順に分けられます。

沸点35~180℃でガソリンなど、240~350℃で軽油が留出されます。ガソリンは無色透明で、常温で蒸発しやすく、危険性が高いです。そのため、灯油と見分けができるように、「オレンジ系の色」に着色されています。

ガソリンは、「オレンジ系の色」。これは、ハイオクガソリンです。レギュラーガソリンは無色。国によってガソリンの色が変わる。Adviser/藤江功一(K1 Racing Service)

「レギュラーガソリン」と「ハイオクガソリン」のオクタン価の違いによる効果

ガソリンは、「レギュラー」と「ハイオク」に分かれる。レギュラーのオクタン価は89以上、ハイオクは96以上というのが世界的な数値です。ちなみに、国内で販売されているハイオクのオクタン価は「100」だと先ほど説明しました。

ドイツではガソリンが3種類あり、それぞれのオクタン価は、レギュラーが91、レギュラーとハイオクの中間が95、ハイオクが98となっています。
イギリスやフランスでは、レギュラーが95、ハイオクは98です。
日本と比べて、欧州ではレギュラーガソリンのオクタン価が高い傾向にあります。だから、輸入車は日本ではハイオク指定となっているのです。

※オクタン価とは、ノッキング(異常燃焼)現象を起こしにくくする指数で、数値が大きいほどノッキングが起こりにくくなります。海外では、オクタン価の数値を表示してガソリンを販売しています。

写真のガソリンはETSのレースガソリンのZ85だ。バイオ系の燃料なので、赤ワインのような色が付いている。

軽油(ディーゼルガソリン)の特性

ジェットでは使いませんが、ディーゼルエンジンのクルマに使われる軽油は、「薄黄色」に着色されています。
レギュラーガソリンよりも、軽油の方が安い価格で販売されています。これは、ガソリンには「ガソリン税」、軽油には「軽油引取税」という、それぞれ異なる税金が課せられているからです。その違いが、価格の差となっています。

軽油の特性は、ガソリンが常温で燃えるのに対して、軽油は高圧力・高温で燃焼します。ガソリンエンジンはガソリンと空気をシリンダー内で混合させて圧縮し、点火プラグの火花によって燃焼させるのに対し、ディーゼルエンジンは、空気だけを圧縮して、高温に達したときに軽油をシリンダー内へ噴射させて自然着火させます。
ディーゼルエンジンは高出力で熱効率が高く、荷重のかかるバスやトラックに向いています。

このガソリン缶には、3種類のレースガスが入っている。F1でも使用されている「ETS」というブランドの製品だ。協力/ハルターマン・カーレス・ジャパン

「レースガソリン」は、自動車レースだけではなく、ジェットのレースにも使われている

レギュラーガソリンとハイオクガソリン、レースガソリンの違いは「オクタン価」です。
レースガソリンは、ハイオクガソリンよりもオクタン価の高い燃料のことです。レースガソリンは、金額や種類によってオクタン価が変わってきます。

ETSのレースガソリンは、F1や、ジェットの国際レースでも、数多くのスーパースターが使っている。今回、世界チャンピオンを獲得した、マリンメカニック製マシンにも、トリプルクラウンを獲得した、K1Racing製のHXにも、ETSのレースガスが使用されていた。

世の中には、レギュラーガソリンの10倍もする価格のレースガソリンが存在し、それを使ってレースに出場しています。この続編「レースガソリンの実用」では、その理由と、ノーマルのジェッにレースガスを入れると、走りはどう変わるのか?を検証します。

Special Thanks/ジェットフィールド湘南、55HEAVEN

ガソリンは、原油から作られますが、精製過程の温度によって、さまざまな製品に変わります。
レギュラーガソリン、ハイオクガソリン、レースガソリンの違いはノッキングを起こさないための「添加剤の量の違い」です。軽油は、精製過程の温度が違います。


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