九州・天草にツーリングに行きました。最終日、夜明け前から世界遺産の撮影に出かけました。
途中で、たまらなく感じの良い漁港がありました。これから世界遺産のある場所まで行かなければいけないのに、思わず車を停めて、撮影を始めてしまいました。
撮影をしていると、77歳の漁師の男性に、いきなり「何してる?」と聞かれました。挨拶をして、説明をすると、「こんな場所の写真がいいのか?」と、聞かれ、「素晴らしく味がある場所です」と、答えました。
「これから俺は漁に行く。34年前から、毎日、海に出ている」。着替える姿から、オーラが出ていました。「船に乗れ! 漁場に連れて行ってやる」と、いきなり言われました。「別の撮影があるから、ありがとうございます。結構です」と丁重に断ったのですが、「すぐに戻してやるから、早く乗れ!」。
なぜか、船に乗っている私……。
定置網を上げると、生きたままの大きな鯛。
これが、本当の「生け捕り」。
生まれて初めて、定置網漁を見せていただきました。この日起こったことは、全て事実です。詳細は、ワールドジェットスポーツマガジン6月10日号(7月号)にて掲載しています。