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電動サーフボード「ウェーブシャーク・フォイル」登場!これは、水上のテスラだ! イキナリ現れた超高性能マシンの衝撃! 「WaveShark Foil を徹底解説!」

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電気で動く水中翼付きボード「WaveShark Foil(ウェーブシャーク・フォイル)」とはどんな乗り物なのか

海外のサーファーなどを中心に人気と注目を集めている「フォイルボード」が、ついに完全電動化した。
フォイルボードは、ボードの下に取り付けられた「フィン状のアタッチメント(水中翼)」が、加速することで揚力が生まれ、まるで波の上を飛んでいるかのように水上に浮き上がる仕組みとなっている。
サーフィンの世界では、電動式でないフォイルボードが数年前から話題になり、愛好家も増えている。

ボードが浮き上がっているときは、海面からの抵抗を直接受けないため、かなりの速度で走ることができるのも人気の秘密だ。

モーター故に非常にスムーズに走り出す。過去に経験のない走行性能。

「WaveShark Foil(ウェーブシャーク・フォイル)」完成されたEVマシン

今回紹介するこの「WaveShark Foil(ウェーブシャーク・フォイル)」は、完全電動式。最高時速は45km/hと、生身の体で感じる体感速度もハンパではない。バッテリーはボードに内蔵され、取り外しも簡単だ。手に持つワイヤレスリモコンで、推進装置を操作する。
ボード、バッテリー、モーター、ポンプ、ジェット推進装置は、すべて簡単に取り付けおよび分解ができるので、メンテナンス性も高い。総重量が34.5kgと、普通の成人男性なら1人で運ぶことも可能だ。

「WaveShark Foil(ウェーブシャーク・フォイル)」。最高時速45km、バッテリー連続使用可能時間 180分、バッテリー充電時間 2.5時間、重量は34.5kgの未来の乗り物だ。

一度の充電で最長180分のライドが可能

「ウェーブシャーク・フォイル」の発売元は「PowerVision(パワービジョン)」という企業である。主に最新鋭の「ドローン」を製作しており、水中や水上を走らせる高性能ドローンの分野で世界的なリーディングカンパニーである。

同社では、「空飛ぶドローン(PowerEgg X)」、「水上を走るドローン(PowerDolphin)」、「水中を潜水走行するドローン(PowerRay)」と、陸海空を制する最新AIテクノロジー製品を開発している。その技術がこの「ウェーブシャーク・フォイル」にも惜しみなく使われている。

バッテリーは、1回の充電で最長180分(3時間)のライドが可能である。つまり、このバッテリーを2個持って行けば、1日中、遊べるということだ。
電動式なので、音が非常に静かで、走行時は50デジベル以下の音しか発しない。これは、静かな事務所や図書館内で過ごすレベルの音だ。実際に走っている音を聞いたが、水を切る「サーッ」という音しか聞こえなかった。乗っている本人はもちろん、周囲もその静かさにも驚かされるだろう。

「WaveShark Foil(ウェーブシャーク・フォイル)」ジェット推進システムではない。潜水艦のように円形のカーボンの中でインペラが回転している。「ジェット推進=最強・最速」と信じていた私は、本当に驚いた!この推進力はかなり凄い!最高速度が 45kmも出るなんて。

「ウェーブシャーク・フォイル」には、免許も船検も必要ない

日本の法律では、「エンジン出力が2馬力以下、全長3.3m未満のミニボートは、操船するための免許も船舶検査を受ける必要もない」とある。このウェーブシャーク・フォイルの動力は2馬力以下なので、気軽に誰でも乗ることができるのだ(パワーを上げて2馬力を超えた場合は、水上バイクの免許と船検も必要となる)。

価格は160万円。最新鋭の技術が搭載され、誰でも乗れるとあれば、「一度は乗ってみたい」と思うだろう。そして、一度、ボードが浮き上がる滑走感を味わったら、やみつきになる人が続出する理由も分かるだろう。「未来の乗り物」の値段としては、非常に良心的なのではないだろうか。

バッテリーの重量が18.5kgと、総重量の半分以上を占める。写真のように、取り外して分割して運ぶと楽である。

「WaveShark Foil(ウェーブシャーク・フォイル)」スペック

全長 1,680mm
全幅 670mm
全高  1,000mm(水中翼の長さ)
重量      34.5kg
バッテリー重量 18.5kg
馬力 2馬力(設定変更により、最大5馬力まで上げることが可能)
連続使用可能時間 3時間
充電時間 2.5時間
定員 1名
価格 160万円

※メーカーの想定している最大積載質量は100kgまで。
素材はオールカーボン製

海外ではインターネットで購入できるという。メーカー保証もあり、万が一破損しても、パーツごとに購入できる。このように簡単にバラせるので、移動時にはクルマに搭載できる。


販売元はドローンの製造をする「PowerVision(パワービジョン)」とは、どんな企業?

このウェーブシャーク・フォイルを製造している「PowerVision(パワービジョン)」という企業をご存じの方もいると思うが、ここで少し説明をしておこう。
パワービジョンの本社は中国・北京にあり、東京、上海、深セン、香港、シリコンバレー、ボストン、ヘルシンキ、フランクフルトとパースに支社を構えるグローバル企業である。「未来を革新する」をコンセプトに、VR・AR/AI/ビッグデータ、スマートドローンなど、ライフスタイルをより豊かにする製品の開発・製造を行っている。

「パワービジョン」という企業名から真っ先に連想されるのは「ドローンの会社」である。以下、パワービジョンが手がけるドローン製品について、少し紹介する。

釣竿を使わずに釣り体験ができる「PowerDolphin」。水中と水上の両方を撮影できるタイプ

「PowerDolphin(パワードルフィン)」には魚群探知システムを装備でき、アプリを利用することで航路選定や速度調整ができる。また、指定された水域の水中地形図を自動的にスキャンして、正確な水中データも得られる。

高性能な魚群探知機「PowerSeeker」を搭載し、簡単な操作で魚群を探知できる。魚群と水中映像を分析すれば、最適なポイントを見つけることができる。また、パワードルフィンに釣り針とエサを取り付け、遠隔操作で狙っている場所に投入することもできる。今まで、アングラーの経験と勘で釣り糸を垂れていたのが、視覚的に魚のいる場所で釣り糸を垂れことができるのだ。

4Kダブルジョイント式可動カメラが搭載されており、132度の広角レンズにより、水上、水中のさまざまな角度から撮影可能となっている。カメラは上下に最大220度可動し、真上から真下後方まで、好きな角度の映像を楽しめる。

「PowerDolphin(パワードルフィン)」は水上と水中の両方の撮影ができるドローンである。さらに、釣り糸とエサを取り付ければ、離れた場所でも魚のいるポイントに的確に糸を垂らすことができる。


自動顔認識機能を搭載した空中ドローン「PowerEgg X」

「PowerEgg X(パワーエッグ・エックス)」のカメラはFOV170度まで追尾し、室内での自撮りであろうと屋外での運動撮影であろうと撮影できる。さらに「ロック記憶機能」が備わっているので、目標物が視野角外に出ても、再度、視野角内に戻れば自動で再ロックしてくれる。撮影中、効果的にターゲットをロックしてくれるので、見失うことがない。

最新鋭・防水ドローン「PowerEgg X」。


最大30mまで潜航可能な潜水型ドローン「PowerRay」

「PowerRay(パワーレイ)」は、水深30mまで潜航することができ、ダイビングやフィッシング、水中撮影など、水中でのさまざまなシーンで活用できる。
2つの水平スラスターと1つの垂直スラスターにより最大速度1.5m/sで進め、1度の充電で最大4時間、航行することが可能となっている。カメラは4K UHDを搭載し、鮮明な画像が撮影できる。

「PowerRay(パワーレイ)」は、水深30メートルまで潜れ、ダイビングやフィッシングなどでも活躍できる。

「WaveShark Foil(ウェーブシャーク・フォイル)」完成度の高さの理由!

イキナリ現れたのに、この完成度の高さは異常だと思ったが、理由は製造企業にあったのだ。この電動サーフボードは「人を乗せるドローン」だったのだ。

iPhoneが世に出たときは驚いたが、iPadは既に開発されていたし、もちろん携帯電話も存在していた。そして2つの機能が組み合わさって世の中を変えるほどの製品になった。 このウェーブシャーク・フォイルも同じような状況で開発・製造されているのだ。

無音でCO2を排出しない。この「WaveShark Foil(ウェーブシャーク・フォイル)」はマリン・アクティビティーの遊びを方を根底から変えてしまうかもしれない。

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