大切に扱っていたのに、浅瀬で船体を擦ってしまったり、上げ下ろしの最中に、ぶつけて傷をつけてしまったことはありませんか?
しかし、「船体の修理はお金がかかる」「自分で修理なんてできない」と、諦めていませんか?
どれだけ大切に乗っていても、小さな傷は絶対につく。そのまま放置していると、水の抵抗で傷口が広がっていきます。だから、こまめに補修する。
今回、紹介するのは、ホームセンターで買える材料を使った船体リペアです。
※ここで行っている「船体リペア」とは、キズや欠けた部分を修復する作業のことです。具体的な作業としては、「①ペーパーで削る」「②パテを盛る」「③色を塗る」です。この3つの工程により、船体を修復します。
大事に乗っていたつもりでも、乗っているうちにキズは絶対に付く。
今回、フードの欠けた部分と、キズだらけの船底を直していく。
スタンドアップで補修を行っているが、ランナバウトでもやり方は同じだ。
ガラス繊維 1,300円
エポキシボンド 830円
マスキングテープ 180円
布ヤスリ 150円
うすづけパテ 630円
空研ぎペーパー 160円
※価格は、編集部が購入した際の参考価格。
エポキシボンドは、硬化時間が違うものが3種類ほど売られている。
船体補修用には、90分タイプを使用する。
欠けた部分だけでなく、深くえぐれている部分も布ヤスリ#40で削る。
ボディやフードの欠けも、船底と同じ要領で削る。
表面のササクレがなくなり、パテが盛りやすい状態になった。