
近年、レーシングカーやバイクなども、「ラッピング」によるカラーリング変更が多くなっています。「ラッピング」とは、ステッカーチューンのひとつ。ペイントではなく、ステッカーでジェットスキー(以下、ジェット)の全体をカラーリングすることです。
今回、「SEA-DOO(シードゥ)RXP-X 300」をベースとした、マリンメカニック製2021年カスタムレーシングマシンのデザインができたと、サクセス スピード&グラフィックス/マリンメカニック相模原の佐瀬 崇オーナーから連絡をいただきました。
マリンメカニックは、コンストラクターの今崎真幸氏を中心に、2018年には世界チャンピオン艇を造り上げました。国内だけでなく、世界的に名の知れたマシンビルダーです。
そのマシンのグラフィックを手掛けるのが、佐瀬氏です。氏のデザインは、モータースポーツを感じさせるラインと色づかいながら、常に斬新なカラーリングを提供しています。
佐瀬氏のデザインに対する考え方も面白い。あくまでも、純正ノーマルのデザインが基準といい、「派手にしてくれ」と頼まれたらいくらでもするが、「大人のジェット乗りなら、純正のデザインの良い部分を残しながら、素敵にカスタムしたほうが胸を張って乗れるのではないか」と言います。
この記事は、10月10日配信のワールドジェットスポーツマガジン11月号で、詳しく掲載します。このグラフィックとは別の2021年モデル「SEA-DOO RXP-X 300」のオリジナルデザインもお楽しみください。
世界チャンピオン艇を含め、数多くのトップレーサーのマシンをデザインしている人が「普通のユーザーは、純正カラーベースで、『素敵さ』を積み増ししていくほうが良い」と言う言葉には説得力があります。
マリンメカニック製の世界チャンピオンマシン。通称「GACO(ガーコ)」。今シーズンは田村眞沙充プロが乗り、速さをアピールした。
マリンメカニック製2020年の世界戦略モデル。「GACO3(ガーコスリー)」。今年、ランナバウトクラス国内の絶対王者・砂盃 肇が乗り、エントリーした全てのレースで負けなしだった。
サクセス スピード&グラフィックス/マリンメカニック相模原代表・佐瀬 崇氏。歴代GACOは、全て佐瀬氏がデザインを手がけた。
落合英友プロのマシンも佐瀬氏のデザインだ。個人的に、このカラーリングが大好きだ。
アメリカの戦闘機「シャークマウス」を、巧みにデザインに組み込んだ。フルグラフィックデカールキットなら、煩雑なデザインもお手のものだ。関連記事
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