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ヘリコプターのパイロットは苦労する

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上の写真は、アメリカ・レイクハバスで撮影したもの。



みんな知らない「ヘリコプター」の話

WJS編集部では、必要に応じて空撮も行う。上空からのアングルは、陸上からでは撮れない迫力があるからだ。そのときにお世話になるのが「ヘリコプター」である。

今回、取材でお世話になった匠航空株式会社のヘリコプター機長・片桐浩貴さんに、ヘリコプターにまつわる、普通では知りえない面白い話を聞いたので紹介する。

WJS ヘリコプターを操縦するには免許が必要ですが、取得するのに、どのくらいの金額がかかるのですか?
片桐機長 国内なら600万円ぐらいですね。海外で取得すれば、滞在費込みで300万~500万円くらいで取れます。

WJS どうして日本はそんなに高いのですか?
片桐機長 ヘリコプターのチャーター料が高いんです。訓練といっても、ヘリコプターをチャーターしなければならないですから。

WJS 免許取得には、どれくらい時間がかかるのですか?
片桐機長 早い人で、国内なら半年。海外なら3カ月くらいです。もっと早い人なら、ひと月っていう人もいます。でも、海外で免許を取得しても、日本の航空状況が分からないので、結局は、お金を出して講習を受けることになります。

WJS 下世話な話ですが、それだけお金をかけても、機長になればそれに見合う高額な報酬が得られるのではないですか?
片桐機長 今の会社ではないのですが、僕の初めての給料は10万円でした。

WJS えっ!? 600万円かけて収入が10万円では、割が合いませんよね?
片桐機長 600万円は、あくまで一般の免許。僕のはプロの免許なので、600万円じゃ取れません。1500万~2000万円はかかります。だから、好きじゃなきゃ無理ですよね。でも、「ヘリコプター」というモノは、もっと一般の方が、普通に活用できるはずなんです。

WJS 片桐さんの会社では、そういった「ヘリコプター」の概念を変えようとしているのですか?
片桐機長 はい。世の中の人に、もっともっとヘリコプターに乗ってもらえる機会を増やしたい。そして、その良さを知ってもらいたいと思っています。

話を伺った片桐浩貴機長(匠航空株式会社)。

会場責任者の川上 晋さん。

小豆島で行われたレースを空撮。

片桐浩貴機長(写真左)と、川上 晋さん。

ヘリコプターのコックピットから見た景色。

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