2020年のニューモデル「SEA-DOO(シードゥ)FISH PRO 170」。2019年にラインナップに加わり、瞬く間に水上バイクで釣りをしたいと思っているユーザーの心を掴んだ。2年目となる2020年モデルでは、エンジン馬力を従来の155馬力から15馬力アップして170馬力となり、加速度が20%アップした。
特筆すべきは、「FISH PRO 170」に、PWC史上、初めて「グリップヒーター」が標準装備されたこと。これで、冬の水上でも手が凍えることがなくなった。
6インチ(15cm)スクリーン、ハル内にトランスデューサーを搭載したGarmin社製ECHOMAP Plus 62cv魚群探知機。最先端、高性能のナビゲーション、地図作成、魚群探知システムです。
グリップに内蔵されたヒーターにより、もう手が凍える思いをしなくてもよくなります。より快適に釣りが楽しめます。
船体後部を30cm(11.5インチ)延長。再乗船やフィッシングのスペースが広がるだけでなく、荒天時の安定性も高まります。
フィッシング用に特別にデザインされたクーラーボックスは、容量51リットル(13.5USガロン)。凹んだ作業面、釣り竿4本を保持できる画期的なロッドホルダー、トローリングスロット、道具や餌の保存スペースがあります。取り外しも簡単です。2020年モデルから、クーラーボックスの色が、汚れが目立たないグレーカラーになりました。
付属品のアタッチメントポイントは2カ所。フィッシング用の大型クーラーボックスのほかに、ランチ用の小さなクーラーボックスや燃料携行缶などを積んで行くことができます。
運転の姿勢からフィッシングのポジションへすばやく体勢が入れ替えられます。横向きで釣りができるような設計になっており、ガンネル用傾斜付きフットレストと組み合わせれば、横方向の安定性がさらに高まります。傾斜付きフットレストは、荒天時のフィッシングでも安心。足元をサポートし、快適性と安定性を向上します。
FISH PRO 170に使われている「ST3 ハル」は、荒れた水面での優れた走波性を持ち、停泊しているときは、非常に安定する船体です。
トローリングに最適な低速航行も可能です。前もってセットされた9つのポジションから選択できます。
飲料水や日焼け止め、釣り用の小物など、すぐに取り出したいアイテムの保管に最適な収納スペースです。
耐衝撃性で、ライディング中でもスマートフォンを保護してくれます。別売のUSBポートを付ければ、充電もできます。
従来の155馬力から15馬力アップして170馬力となった自然吸気(NA)エンジン。ブラッシュアップされたエンジンは、加速度がアップし、燃費も向上した。
PWCにブレーキを付け、安全性を改善したことで、米国沿岸警備隊から認められた。現在のiBRシステムは第3世代となり、より早く停止することができる。両手でハンドルバーを握ったまま、前進、ニュートラル、バックができ、低速で安定した操縦が可能である。
SEA-DOOは、クーラント液を循環させることでエンジンを冷やしている。このシステムのおかげで塩害を防止し、塩水やゴミ、破片などからエンジンを守ってくれる。
全長 | 3,734mm |
---|---|
全幅 | 1,255mm |
全高 | 1,151mm |
エンジン | Rotax Engine 1630 ACE-170(NA) |
最大馬力 | 170hp |
排気量 | 1,630cc |
乾燥重量 | 389kg |
燃料容量 | 70 ℓ |
カラー | White and Night Green |
定員 | 3名 |
価格 | 2,020,000円(サウンドシステム無) 2,111,000円(サウンドシステム有) |
関連記事
国内全モデルラインナップ BRP SEA-DOO(シードゥ)最新・2021年度版
2019年 SEA-DOO「FISH PRO」試乗インプレッション
BRP SEA-DOOエンジン・インテリジェンスモンスター
水上バイク国内・全メーカー 全モデルラインナップ 最新・2021年度版
倒産、廃業のニュースばかり。ファッションは終わり? アパレルに未来はあるの?