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シードゥ スパーク・トリックス 「1年間、水洗い不要」の衝撃 ジェットスキー(水上バイク)

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スパーク・トリックス 「1年間ノーメンテナンスでいい」って本当!?

乗り終えて水洗いするとき、「毎回、ハルを脱着してください」というのは現実的でない。

「1番の悩み・エンジンルームが洗えない」スズキマリンの解決方法

悩んで決めた「1年間、水洗い不要」 最初にしっかり防錆すれば、毎回ハルを外して洗わなくても大丈夫!!

一番驚いたのは、「1年間、水洗い不要」と謳ったのが、超優良ジェットショップ「スズキマリン」だったということだ。スズキマリンといえば、ジェットスキーの水洗いや日常メンテナンスにおいて、人一倍几帳面なショップである。普段、ジェットスキーを水洗いする際も、かなり細かな指導をしてくれる。だから、このショップのお客さんのジェットスキーはいつもピカピカだ。

店長の鈴木雄生さんは、「日常のメンテナンス次第で、ジェットスキーの価値はとんでもなく変わる」という考え方の持ち主。なのに、「1年間、エンジンルームを洗わなくても良い」と言い切って販売していることが、一番の驚きだ……。

「毎回、洗う必要はない」とメーカーが断言するモデル

鈴木店長に聞く「なぜ、エンジンルームを洗わなくて大丈夫なのですか?」

WJS 本当に、SPARK(スパーク)は1年間、エンジンルームを洗わなくて良いのですか?
鈴木 はい。その代わり、納艇前に、しっかりと、入念に、防錆対策をしてからお渡ししています。

WJS スズキマリンといえば、少しでも無駄なお金を使わせないように、お客さんに水洗いや、普段のお手入れを徹底していますよね。それなのに、どうして「1年間ノーメンテナンス」ということを始めたのですか?
鈴木 ご存知のように、お客様にはきめ細かく水洗いの指導をしています。だから、最初はスパークを買ったお客様にも水洗いをしてもらおうと思っていました。
だけど、本当にキレイに洗おうと思ったら、上ハルを外して、エンジンルームをオープンにしなければいけません。でも、お客様が1人で、毎回、ハルを脱着するなんて無理です。メーカーも「毎回、洗う必要はない」と断言しています。

WJS だから、あえて「1年間、洗わなくても良い」と言ったわけですね?
鈴木 はい。中途半端に「たまには洗いましょう」って私が言ったら、ウチのお客様は、面倒でも、毎回、アッパーハルを外してエンジンを洗おうとするでしょう。このくらい強く言わないと、スパークのウリでもある「毎回洗わなくても大丈夫」という利点がなくなってしまいます。
その代わり、1年に1度、絶対にショップに持ってきてもらうようにしています。そこで、しっかりと防錆対策を施しています。年に1度、防錆対策をすることで、十分対応できています。

1年間ノーメンテナンスで乗るために、最初にプロフェッショナルショップで、キッチリと防錆潤滑対策をしてもらう。

エンジンルームは洗わなくても、塩は洗い流したほうがいい

「1年間、水洗い不要」とは矛盾するが、良い話を聞いた。
しかし、どれだけ最初に防錆対策を施しても、塩分は洗い流したほうがいいに決まっている。スパークには、「アクセスカバー」という、エンジンルームにアクセスできる蓋が両サイドに付いている。そこからホースを入れれば、かなり広範囲に渡ってエンジン部分に水をかけることができる。

超優良ショップ・スズキマリンの防錆対策

具体的に、何をするの?

スズキマリンでは、防錆対策に下記の防錆スプレーとグリスを使用している。どの商品も、水で流れにくく、防錆作用が長く持続するタイプのものだ。各製品を適材適所で使い分けることで、さらに防錆効果がアップする。

[1] XP-S ストレージオイル(BRP製/2,500円前後/350g)
[2] ラスペネ RP-L(WAKO'S製/1,300円~1,700円前後/420㎖)
[3] スプレータックグリス(LINK-OIL製/3,150円前後/420㎖)
[4] 耐水グリス(SUZUKI製/1,500円~3,000円前後/250g

スズキマリン・スパーク納艇前の徹底防錆対策

アッパーハルを外し、全ての金属部分に防錆スプレーをかける。隅々まで、奥のほうも、たっぷりと吹き付ける。プラグのネジ部、バッテリーの端子、セルモーターの接続部はグリスを塗布する。
防錆スプレーやグリスは、ゴムやプラスチックを傷める(ケミカルアタックを起こす)ので、金属以外の部位に付着したら、必ず拭き取ること。

スパークプラグのネジ山に、耐水グリスを塗る。

見えにくい部分にXP-S ストレージオイルを吹き付ける。

普通のメンテナンスよりも多めにスプレーする。

バッテリー端子に耐水グリスを塗布する。

セルの接続部にも忘れず塗布する。

金属以外の部分に付着したら、必ず拭き取ること。

普段の水洗いで気を付けること

「アクセスカバー」から、ホースを入れる。左舷側は、エアクリーナーに水を入れないように、注意して水をかける。

右舷側は何も気にせず、エンジンに水をかけても大丈夫。

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