今回は、デッキマットの交換です。ノーマルのデッキマットの素材が悪いわけではありませんが、アフターパーツメーカー製のほうが、デザイン性、機能性も、当然、高いです。現在のアフターパーツメーカー製のデッキマットの進化は、昔の比ではありません。
ノーマル艇の場合、新艇でもデッキマットのボンドが剥がれていることがあります。全部がそうだとはいいませんが、ほとんどのデッキマットの一部が、剥がれています。海外から海を渡って運ばれてくる間にボンドが乾き、マットとボディの間に隙間ができてしまうのです。足元なので、普段は気にならないと思いますが、そこにホコリや細かい砂が溜まって、その上からマット越しに踏みつけていると、船体に細かな傷がつきます。
今回、SEA-DOO(シードゥ)のフラッグシップ「GTX Limited 300」のデッキマットを交換しました。ウッドデッキ風のラグジュアリーなリアデッキに対して、両サイドの足元のマットは黒一色。「何とかならないの……?」と、感じている人も多いのではないでしょうか。
先ほど、「純正より、アフターパーツメーカー製のデッキマットのほうが優れている」といいましたが、この「GTX Limited 300」のリアデッキマットは別です。機能面でも、デザイン面でも、アフターパーツメーカー製を凌駕しています。だから、足元のデッキマットも、同じようにウッドデッキ風に貼り替えることにしました。
これは、この機種が好きで、いつも「GTX Limited 300」を格好よくしたいと考えている千葉県富津市のジェットショップ・スズキマリンによる「スズキマリン・オリジナルデッキマット」です。あえて、リアデッキと同じ色にせず、シートのカラーと合わせることで、「もともと、このデッキマットが付いていた」としか思えない仕上がりになっています。
このカスタムは、費用対効果が高い。30,000円を切る低価格で、「GTX Limited 300」の雰囲気を格上げできます。貼り替えたときに初めて、デザイン性の素晴らしさや、機能面の違いを実感できます。