古いジェットスキーユーザーなら覚えているかもしれない。今から30年近く前、「サーフジェット」という乗り物が、ちょっとした話題になったことを。
サーフボードのようなボードに、ジェットスキーと同じくジェットエンジンを搭載。スピード感やライディングを楽しむ乗り物だった。重さも60kg前後と結構重く、取り回しも大変だったと、当時のジェット専門誌で紹介されていた。
最近でも、「ジェットサーフ」というジェットポンプを搭載したサーフボードが発売されている(本誌2017年6月号で紹介している)。こちらは重量が19kgと、かなり軽量・高性能なボードである。
で、今回の本題である。スウェーデンから、新しい電動ジェットボード「radinn(ラディン)」が日本で発売されることになった。過去にも動力が装着されたサーフボードの製品は存在したが、この「ラディン」かなり凄いです。
このラディンという乗り物は、電気駆動で燃料は不要。リチウムイオン電池をバッテリーとし、駆動時間は約25分~45分間。サーフィンのように乗る特性を考えたら、十分な時間走ることができるだろう。
見た目は、まるっきりサーフボード。電動で自走できるので、波や風、燃料、そして免許も不要だ(国内では、1.5kwのミニボード扱いの設定)。サイズによっては、車内積みも可能となっている。 アプリで走行データを記録できる。
安全対策としては、身体とボードを繋ぐリーシュコードが外れたり、リモコンが水に全てつかると停止するので、転んだときにもボードだけ走って行ってしまうことはない。
ラインナップは、初心者向けの「Exlorer(エクスプロール)」、中級者向けの「Freeride(フリーライド)」、上級者向けの「Carve(カーブ)」の3種類。各2カラーから選べる。
価格はエクスプロールが99万9000円から、フリーライドが120万円から、カーブが145万円からとなっている。日本正規総代理店はシーブリーズボートサービス、NTLが販売する。
かなり乗ってみたい乗り物が登場した。
【関連記事】
気になる優良ショップの今 Withコロナの時代 「一年の終わりと来年の見通し」
優良ショップが教える・ジェットを長持ちさせるワンポイントアドバイス
2021 水上バイク国内全モデルラインナップ
2021年 BRP SEA-DOO(シードゥ)ニューモデル 国内全モデルラインナップ
2021年 ヤマハ マリンジェット ニューモデルラインナップ
2021年 カワサキ ジェットスキー ニューモデルラインナップ
全国の良いジェットショップだけを紹介するコーナー「シーゼットカンパニー」
良いジェットショップの選び方