ジェットを買うとき、「 どんな お店で、買えば いいですか?」と 聞かれたら、本誌 編集部は「 そこで 働いている “人” が、信頼できる ジェットショップ から 買いましょう 」と 答えます。
「 信頼できる 専門店」を 見つけられるか どうか が、その先の、「 ジェットライフ 」が より良い ものに なるか どうかの 最初の 分岐点となります。
趣味として、ジェットを 長く 楽しむために 最も 大切なことは「 信頼できる ショップ選び 」と言っても 過言では ありません。ここで「 つまずく」と、この 遊びを 楽しく 続けることが 出来ないのです。
「 ジェット 」は、クルマ や バイクと 違って“水の上”を 走ります。そして、知識が ないと、簡単に「 壊してしまう 乗り物 」なのです。
免許教室に通って「小型特殊船舶(ジェット)免許」を 取得しても、細かな 取り扱い方法や ローカル ルール まで 教わることが 出来ません。機種や メーカーによっても、取り扱い方法が 変わってきます。
「 遊び方 」、「 マナー 」、「 ジェット の 扱い方 」など、全てを 聞けるのは ショップだけです。
だから、ジェット は インターネット や 個人売買ではなく、「 ショップ 」から 買わないと、あとで 痛い 思いを することになるのです。
当然ですが、1つの ショップで 全メーカーの ジェットを 取り扱っているわけでは ありません。クルマ で 例えるなら、トヨタ の ディーラーに 行って、「 ニッサンの クルマが ほしい 」と いうようなものです。
自分 の 欲しい メーカーが 決まっているのなら、それを 扱っている ショップに 行きましょう。
ひとことで言えば、「 売っている 人 」が 信頼できる ショップの ことです。
広告を バンバン 出している。販売台数が多い。値段が安い というのは、ショップの 良し悪し とは あまり 関係ありません。特に「 安さ 」を 売りにしている ショップは 要注意です。
これが 家電なら、「 1円でも 安い店で 」と 思うのは 当然です。全国 どこで 買っても、取り扱い方法が 変わることが ないからです。
ジェットも、「 同じ 機種を 買うなら 1円でも 安い方が……」と いう考えは 理解できますが、「 安さ 」には 理由があります。
同じサービス、同じ思いやり、同じ愛情を 提供してくれて、さらに 同じ金額なら 問題は ありませんが、そんな 話は あまり 聞いたことが ありません。
何度も 言いますが、ジェットは使い方を 知らないと、簡単に 壊れます。
だからメーカーは、地域ごとに 正規販売店を 作り、店舗ごとに 潰し合いをしないように 腐心しています。
自分が 購入した 販売店が なくなれば、修理や メンテナンスを してもらえる 場所も なくなります。これは、販売店を 守るため ではなく、顧客を 守るため でも あるのです。
「 あの ショップは 安い 」と、安さを 売り にしている ジェットショップは いくつも ありますが、そのショップの「 顧客満足度 」が 高いか どうかは 分かりません。
ハデに 広告展開を 行っている「 ショップ 」は 目立つので、1度目は そこで 買うかもしれませんが、リピートはしない という話も よく聞きます。
ジェットは、大きな 値引き競争が 起こらないよう、メーカーも 警告しています。
そういう状況下で、「 価格競争で 勝ち残ろう 」とする 営業スタイルは、「 日本中の 販売店が 潰れて、自分の店だけが 残れば良い 」という 考え方と同じ。
“自由競争”と 言えば 聞こえは 良い ですが、修理してもらえる 店がなくなって、最も 困るのは ジェットを 買った ユーザーの 皆さんです。
ひと昔前に 比べて、ジェットに 乗るのは「 夏の 数回 」と、シーズンが 短くなっています。みんなが 一斉に 水辺に繰り出す 7月・8月の 2カ月間は、修理の 依頼も 激増します。
優良店であっても、自分の店で買った お客さんと、そうでない お客さんでは 修理の値段も 変わります。ショップ店員も「 店長だけ 」という小規模な ショップも多いので、受けられる 依頼の数も 限られるからです。
「 自分の ショップで 買ってくれた お客さん 」の 面倒を、優先的に 見るのは 当然です。もちろん、他のショップで購入したジェットも 修理してくれますが、どうしても 順番が 遅くなるのは 仕方が ありません。
今、ジェット の フラッグシップは、300万円を 超える ものばかりです。10万円程度、他店で 安く 購入できたとしても、1回の 修理で チャラになってしまうほどの アドバンテージしか ない ということを 覚えておいてください。
本誌が 信頼している ショップ は、それほど 値引きを してくれません。
理由は、「 お客さんの 面倒を、しっかり 見てくれる 」からです。
年 単位 の 長いスパンで みたら、購入するときに 値引きしてくれなくても、キチンと お客様の 面倒を見てくれる ショップの ほうが、顧客満足度が 高い ケースが 多いのも 事実です。
ひとくちに「 ジェットショップ 」と いっても、中身は 本当に いろいろです。
ショップによって得意、不得意も あります。
「 楽しい イベントに たくさん 参加したい 」とか、「 ショップで ツーリングを 企画してほしい 」とか、「 レースに 出場したいから、そういう 経験の 多い 店がいい 」など、オーナーの 方針によって 店のカラーは 違います。
お互い人間ですから、当然「 ショップ スタッフとの 相性 」の 問題も あります。これは、キチンと ショップに 行って、話をしないと 分かりません。
楽しく遊びたいなら、妙な 駆け引きをせず、自分の 希望を率直に伝えて、それに対する ショップの アドバイスを 熱心に聞いてから 判断するのが大切です。
口を酸っぱくして言いますが、楽しいジェットライフ の「 はじめの 一歩 」は「 お店選び 」です。
自分が 行った ショップ で「 ここが 良い 」と 確信が 持てなければ、違うショップを 3件くらい まわってみてください。
いくつか まわってみないと、違いが 分かりません。そして、気になることがあったら、なんでも 聞いたほうがいいです。しっかりしたショップなら、誠実に 答えてくれる はずです。
ユーザーが「お店」を 選べるように、ショップも「客」を 選べるのです。
何が何でも “安く、安く”というような 立ち居振る舞いでは、よほど 経営が苦しい ショップでしか 相手にされなくなります。
近年の ジェットは 壊れにくくなりましたが、一度壊れると 修理代は 高額になります。少しぐらい 販売価格が 安くても、キチンと 面倒を見てくれない ショップから 買って壊したら、たった 数万円の 値引き分なんて、全く 意味がありません。
あなたが“まともな お客さん”で あれば、誠実な ショップかどうか、一度 付き合えば 分かるはずです。
ビギナーの 皆さんは、キチンとしたジェット専門店で、最初から 遊び方や 取り扱い方法を しっかり教えてもらいましょう。
長く 良い 関係を 続けられる「 お店 」から 購入することが、一番 お得な 買い方です。
【関連記事】
2024年 ヤマハ Wave Runner(ウェーブブランナー)国内ラインナップ
2024年 BRP SEA-DOO(シードゥ)ニューモデル国内全モデルラインナップ
2023年 カワサキ ジェットスキー ニューモデル国内全モデルラインナップ
危険走行で刑務所へ! 明石市長、水上バイク危険運転に「懲役刑」の方針! 全ては市民の命を守るために
「悪質で危険・愚かで悲しい!」「水上バイク問題」究極の「解決方法」とは?