カテゴリ
タグ
  1. TOP
  2. RACE
  3. 雨にも負けず! コロナにも負けず! 国内トップチームの熱い冬! ジェットスキー(水上バイク) 

雨にも負けず! コロナにも負けず! 国内トップチームの熱い冬! ジェットスキー(水上バイク) 

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

寒風吹きすさぶ中、世界戦への最終調整

去る2020年12月20日、寒風が吹く茨木県の霞ヶ浦で、日本のトップレーシングチームのひとつ、「マリンメカニック」の世界戦略マシンの国内最終調整が行われた。
来年3月にタイで行われる「ジェットスキーワールドカップ」に参戦するため、レースマシンを完璧な状態に仕上げて、近々、コンテナに乗せて輸送する必要があるからだ。

その大会には、2018年に「Pro R/A GP」クラスで世界チャンピオンを獲得した「GAKO 1(ガーコ・ワン)」と、今年4月に完成して以来、国内戦で無敗を誇る「GAKO 4(ガーコ・フォー)」の2艇を投入する予定だという。

レースが行われるタイでは、現在、入国後14日間の隔離が義務付けられている。大会期間は1週間あり、マシンセッティングなどをすることを考えると、約1カ月間は完全にタイで過ごさなければならないそうだ。

どれだけ障害があろうと、「勝つこと」だけを考えて前に進む

現在、国内で世界を狙うチームは2つある

世界を狙う国内のレースチームは現在、2つ。「東の雄」が宮城県のマリンメカニック、「西の雄」は、三重県に拠点を置く「ベルファクトリー」である。

今の世の中、さまざまなスポーツイベントが規模を縮小して開催しているなかで、ジェットスキー(以下、ジェット)の国際レースは、まだまだ元気だ。
この「ジェットスキーワールドカップ」でも、「Pro Ski Grand Prix」と「Pro R/A GP」の2つのカテゴリーでは、優勝賞金額は80,000USドル(約827万円、12月21日現在)が贈られる。

1カ月間、タイに滞在しなければならない制約をはじめ、このコロナ禍で、例年にないさまざまな規制が設けられている。それでも、世界を狙うトップチームは、「戦うこと」しか考えていない。

「ジェットスキーワールドカップ」が、来年3月に開催延期が決まったのは、今年の9月である。 現在、タイは、入国後14日間の隔離が義務付けられているが、今後のコロナの拡大で、どう変わってくるのか分からないといった不安定な状況だ。

しかし、世界を狙うチームは、最初から「レースに参戦する」「優勝する」という強い想いがあった。
日々、世の中の状況が変わるなか、「レースに参戦する」「優勝する」という目標を、いかに実現するかを模索し続けたという。

「GAKO 3(ガーコ・スリー)」の調整をする今﨑氏。


東の「マリンメカニック」

ジェットの場合、「プロレーサー」という肩書はあっても、レースで生計を立てている人はいない。皆、別に本業を持っている。
国内最高峰のチームのひとつであるマリンメカニックも、チーム監督の今﨑氏は宮城県のジェットショップオーナーだ。本業は、あくまでも普通のジェットショップである。
国内無敵のランナバウトチャンピオン・砂盃 肇も、中古車ディーラーのオーナーなのだ。

今﨑氏曰く、「世界最速マシンを開発していることが証明できれば、レジャーのお客様に『仲間より少し速いマシンにしてくれ』と言われても、必要最小限の費用で的確に速くしてあげられますからね」と笑って話してくれた。
ジェットの改造に関しては、ユーザーが自己責任で行うことになる。そのため、「どこでやってもらうか」というショップを選びは重要だ。最終的には「結果を出しているショップ」に行きつく。さらに今﨑氏も、それを証明する意欲も高い。
そういう意味でも、2018年には世界チャンピオンを獲得し、今年も「勝てる確率が高い」マリンメカニックは、今の時代の「旬」とも呼べる存在である。

チームマリンメカニックでは、マシンをコンテナに積んで送るまでの短い期間を無駄にせず、日々、マシン開発に邁進している。

「西のベルファクトリー」、チーム丈一郎(写真左からコンストラクター・藤江功一氏、中央・片野丈一郎選手、右・監督で丈一郎選手の父、宣之氏。


西の「ベルファクトリー」

ベルファクトリーは、昨年の「PRO SPORTS GP」クラスの世界チャンピオン、片野丈一郎を擁するチームで、主に岐阜県の長良川で開発テストや練習を行っている。

チーム監督の片野宣之氏によると、タイには来年2月14日に渡航予定でチケットを手配しているという。
今、困っているのは、タイ入国後、1回目のPCR検査を受けられる5日目までは、食事も部屋に届けられ、ホテルの部屋から1歩も出られないことだという。
14日間の隔離期間は、非常に厳しい制限が設けられている。

現在、アメリカでファイザー製薬のワクチン接種が始まったが、「いろいろと調べるなかで、このワクチンを打っていれば2週間の隔離が免除される可能性があると聞きました。もし、それが真実で、接種が可能なら、チーム員全員を連れて2泊3日でアメリカに渡り、ワクチンを接種してきます」と、片野氏は本気で語ってくれた。
2年連続でタイトルを獲得して、強さを「証明」する情熱の火は全く衰えていない。

厳冬の12月、トップチームは世界を目指して、熱い冬を過ごしている。

【関連記事】
優良ショップが教える・ジェットを長持ちさせるワンポイントアドバイス
2021 水上バイク国内全モデルラインナップ
2021年 BRP SEA-DOO(シードゥ)ニューモデル 国内全モデルラインナップ
2021年 ヤマハ マリンジェット ニューモデルラインナップ
2021年 カワサキ ジェットスキー ニューモデルラインナップ
良いジェットショップの選び方

ジェットスキー中古艇情報

月間アクセスランキング