警察は一刻も早く“犯人の逮捕”を！『8月中に市長をやめろ“自作の銃”で殺す』と、“時期まで明示”されて“脅され”ている明石市長

インターネット社会。脅迫相手の特定は難しいのか？

今月26日、兵庫県明石市の泉房穂市長に対し、「市長を辞職しなければ殺害する」といった内容の脅迫メールが送られてきたと発表している。
今回のメールには、安倍元首相の銃撃事件と関連づけて「山上徹也（容疑者）を参考にして自作銃を作った。こいつで頭や胸を何発も撃って殺す」との記述もあったという。

泉市長の今日のTwitterで『“言動に慎重を期すべきこと“は理解しているが、制約された生活は不自由なものだ。シェリー（泉氏の愛犬）との散歩にすら出かけられない。街中での市長挨拶も控えるよう言われており、公務にも影響が出始めている。
犯人の早期特定を切に願う。』と発言しているように、公務への支障を憂いている。

過去の殺害予告は、約2カ月で逮捕！　一日も早い解決を望む

インターネットの犯罪に対し、警察は、書き込みから半月以内に逮捕まで踏み切るともいわれている。2020年にインターネット上でアニメ「けものフレンズ」の監督に対して殺害予告をしていた男が逮捕された事件があった。

この事件では4月にネットに殺害をほのめかす内容が書き込まれ、この監督は5月に警察に被害届を提出。犯人は6月3日に逮捕されている。
今回の泉市長の事件も、犯人の特定作業が進んでいることだろう。

インターネットでの誹謗中傷が問題視されている現在、ネット上の許されざる発言に関しては、更なる敏速な対応が求められている気がする。

日本は法治国家で、警察は優秀だと、私を含め多くの国民は思っている。だからこそ毎日の生活を安心して暮らせている。
安倍元総理だけでなく、過去にも政治家が襲われて死亡するという事件はあった。しかしそれらの事件が防げなかったのは、「いきなり」とか「突然」といった要因が大きい。
しかし、今回の明石市長の場合は、事前に「殺害予告」をしている。

ほとんどが“いたずら目的”や“ストレス発散”だが、事件が起こってしまったら取り返しのつかないことになる

インターネットに書き込みをし、実際に殺人が起きた事件といえば、2008年に起こった「秋葉原通り魔事件」が有名だろう。
犯人の加藤智大は、沼津から秋葉原まで移動して事件を起こすまでに約30回のメッセージを書き込んでいた。

秋葉原に到着すると、「秋葉原で人を殺します」というスレッドで、「車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います　みんなさようなら」と犯行予告を行い、12時10分に「時間です」の書き込みを残して12時30分に事件を起こしている。
一連の犯行によって7人が死亡、10人が重軽傷を負った。

インターネットでの脅迫や殺害予告の書き込みは、ほとんどが“いたずら目的”や“ストレス発散”といわれているが、実際に事件が起こってしまったら取り返しのつかないことになる。
警察は迅速に犯人を特定して逮捕して欲しい。この事件に進展がなければ、警察への信頼は大きく損なわれるだろう。多くの国民の安心のためにも、ぜひとも解決に向けて頑張ってほしい。