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マリンスポーツで障害のある 子供と その家族をエスコート、平塚マリーナの素敵なイベント! (水上バイク)

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平塚マリーナが“重度の障害を持つ子供たち”に「素敵な夏の1日」をプレゼント

「子供たちに、いろいろな経験をさせてあげたい」その想いを叶えた平塚マリーナ

今回の親水イベントは、神奈川県藤沢市を拠点に 放課後等デイサービス・生活介護を運営しているNPO法人laule’a(ラウレア)の副理事長で、作業療法士の資格を持つ 大郷和成氏からの依頼であった。

ラウレアでは『体が不自由な子供たちが遊べる 放課後等デイサービス「Lino’a(リノア)」』を運営しており、『子供時代に経験できることを、障害があるという理由で制限したくない』という理念の基、子供たちにさまざまな体験をさせてくれる場所を探していた。

脳性まひなどのために 車いすで生活している 肢体不自由児や、医療的ケアが必要な子供たちに「マリンスポーツを楽しませてあげたい」という大郷先生の想いを聞いて、二つ返事で快諾したのが「平塚マリーナ」である。

今回、子供たちのために平塚マリーナのスタッフが用意したのは、「みんなが笑顔になる」アトラクションだった。


目の先には相模川が広がる。

平塚マリーナは、今年オープンしたばかりの新しいマリーナだ。

水際までコンクリートのスロープが続いているので、車椅子でも安心して降りられる。

平塚マリーナスタッフ。写真左から、山口 健太さん、中村 恵一さん、岡本 輝正さん。

“敷居が低く、格式の高いマリーナ”をモットーに、今春オープンしたばかりの平塚マリーナ

今回、「障害を持つ子供」のための親水イベントについて、マリーナの責任者である 山口 健太 氏と、ハーバーマスターの 岡本 輝正 さんに話を聞いた。

WJS ここは、以前は別のマリーナがあったと思うのですが、それとは関係なく、新規オープンなのですか?

山口 はい。経営者が変わり、全く新しいマリーナとして今年から始めています。

WJS ここは海にも近いし、場所も設備も素晴らしいですね。

山口 ありがとうございます。設備が新しくなっただけではなく、経営方針も前の人たちとは全く変えて、「マナーを守れるお客様」以外の使用は、お断りさせていただいています。

WJS 以前、ここにあったマリーナのときは、ヤンチャなお客さんもいるという話を聞きましたが、今はそのようなことはないのですね?

山口 はい。そういった方も 最初の頃はいらっしゃいましたが、「新しい会社になったので、前と同じではない」ことを説明し、それでも理解していただけない方には毅然とした態度でお断りさせていただいています。地元の湘南で、皆さんに喜んでもらえるようになりたい。ここが、湘南で一番“敷居が低く”“格式の高い”マリーナを目指しています

◆ ◆ ◆

WJS このマリーナに、トップフリースタイラーの岡本 輝正 選手がいることにも驚きました。

岡本 もともと、このマリーナの少し下で練習をしていましたから、その縁ですね。

WJS 今回、マリーナで重度の障害のある子供たちと、その家族を招待して 楽しんでもらうというイベントを開催するとお伺いしました。

岡本 ラウレアの大郷副理事から、「子供たちにマリン体験をさせてあげてほしい」と頼まれました。
万全を期すため、こちらもスタッフ総出で安全に配慮します。
さすがにスタッフ全員で協力するので、いつもできるわけではありません。でも、こういった要請があれば、全力で子供たちを楽しませてあげたいです。


「絶対に安全に!」がこの日の合言葉。平塚マリーナのスタッフ全員と、作業療法士の先生方によるフルサポートしている。頼もしい介護士の先生たち。右端がラウレアの大郷先生。

トップフリースタイラーの岡本 輝正選手。トーイングチューブの体験と、プロのフリースタイルショーが、この日のメインアトラクションである。

子供たちを迎える準備を着々と進めているスタッフ。

アヒル型チューブに子供たちが乗っているときは、レスキュースレッドを装着したジェットで伴走する。

伴走するレスキュー部隊。操船するのは平塚マリーナの中村氏。後部座席には大郷先生が乗る万全の安全対策。

午前9時・子供たちがマリーナにやってきた!

この日は全部で6組の ご家族が来る予定だ。
安全を考えると1家族ずつしか対応できないので、時間差で来てもらうことになっている。

みんな笑顔!

初めてトーイングチューブを体験する子供たちばかりなので、安全に配慮して、ステキな思い出を作ってあげたい。

笑顔が一番!

本日のメインアトラクション「巨大なアヒル」登場!

子供たちの“感情を揺らす”新しい体験

障害がある子供たちは、健常者と比べて、体を動かすことや 外で遊ぶ機会などが制限されてしまう。
しかし、「新しい体験」をすると、気持ちがポジティブになるという研究結果もある。

普段、水に親しむ機会が少ない子供たちに、「新しい体験」を通じて、心を躍らせてもらいたいとスタッフ一同が頑張った。

湘南サマードリーム、始まるよ!

みんなで記念撮影!

初めてのライフジャケット体験。

転ばないように、大切にトーイングチューブに乗せる。

ちょっと不安そう?

先生が隣に座ったら安心した。

初のトーイングチューブ体験。思い切り楽しんで!!

大郷先生は、レスキュー艇から見守る。

障害を持つ児童の兄弟も、みんなでアヒルに乗る!

喜ぶ笑顔が最高のプレゼント。

平塚マリーナの 全面協力がなければ、この企画は実現しなかった!

今回のイベントを企画したラウレア副理事長・大郷和成氏に、「なぜ平塚マリーナ」で開催することになったのか、その経緯などを聞いてみた

WJS 「重度の障害を持つ 子供と その家族を 水上バイクで楽しませる」という素晴らしい取材は、本誌でも初めてです。
どういう 経緯で、今回のイベントの開催となったのですか?


大郷 私たちが運営する「遊びリパーク Lino’a(リノア)」では、皆さんに協力いただいて、商店街での“買いモノ体験”や海浜公園で遊んだりと、いろいろな社会体験をしています。
今回、平塚マリーナさんにお願いをした理由は、今日みんなで乗った「アヒルのチューブ」です。
以前、マリーナに置いてあるのを見て、「あれを 子供たちに乗せて 楽しませてあげたい」と思って、無理を承知でお願いしましたところ、快く応じていただけました。


WJS 何も知らないで申し訳ないのですが、障害を持った子供たちが、いきなりこのような炎天下の中で このようなマリンアクティビティを体験しても大丈夫なのですか?

大郷 大丈夫です。本当は、もっとたくさん体験させてあげたいと思っています。

WJS こういった水上バイクを使った体験は、よくされているのですか?

大郷 いいえ、体験させたくても出来ないんです。
そんな施設は、今回の「平塚マリーナ」さんが初めてです。
まず、マリーナで車椅子や障害のある子供を受け入れてくれる 場所がありません。
子供たちは、健常者の方と同じようなことはできませんので、マリーナ側にも 安全確保のため、スタッフを用意していただくことになります。「それは無理だ」と、断られてしまうんです。







大満足の真夏の一日









子供たちに、できるだけ多くの体験をさせてあげたい

WJS そういった意味では、平塚マリーナが珍しいケースなのですね。

大郷 本当に感謝しています。
障害のある子供がいると、ご家族も、介護に追われて“遊ぶ”ことが出来ないんです。障害のある子供が中心の生活ですので、言葉は悪いのですが、家族や兄弟が犠牲になります。
だからこそ、真夏の太陽の下で、思いっきり笑顔になれる「マリンスポーツ」を体験させてあげたいと、以前から切望していました。


WJS 障害を持ったお子さんがいる場合、遊びに行くことも“簡単”ではないのですね。

大郷 「遊ばせる」とひと言で言っても「万全の安全対策」を考えなければなりません。
今回のようにレスキュー艇も準備して いただかなければなりませんし、両施設のスタッフが総出で 対応しなければできません。
しかも、全部ボランティアになります。


WJS 今回のイベントについて、ご家族の皆さんの反応はいかがでしたか?

大郷 皆さん、すごく喜んでくれました。
彼らにとっては、「最高の夏休み」になったと思います。







生まれて初めて見るプロ・フリースタイラーの華麗な演技

子供たちと家族を楽しませるために、全力でフリースタイル技を披露する岡本輝正プロ。真摯な姿は、マンガのタイガーマスクとダブって見えた。 人として、「素敵」だ。

「ジェットが宙を舞うなんて、信じられない!!」と言いながらスマホを片手に撮影している様子は、テーマパークのアトラクションだ。この日、初めてプロのスリースタイル技を見たご家族たちは、炎天下の中、目を輝かせて楽しんでいた。

この日、トーイングチューブを引っ張ったり、全力で高いバックフリップをキメる岡本選手は、みんなのヒーローだった。

関わった全ての人が「幸せ」な気分になれる

今回、スタッフの皆さまが尽力されたステキなイベントの取材をさせていただいた。
撮影している取材班も、少しだけ誇らしい気持ちになった。

朝の準備段階から撮影をさせていただいたが、皆、嬉しそうに準備をする姿が印象的だった。ただ、スタッフの人数も限られるので、しょっちゅうこのようなイベントを開催するのは難しいだろう。

しかし、子供たちの笑顔のために、今後もこのような機会が 増えることを 望みたい。



この日が、子供たちにとって楽しい思い出になってくれますように。

ご両親もいい笑顔!

いつもは「きょうだい」の面倒をみているお兄ちゃん、お姉ちゃんも、この日はジェットに乗って嬉しそうだった。

左:平塚マリーナの山口さん、中央:NPO法人laule’a(ラウレア)副理事長の大郷さん、右:平塚マリーナの岡本さん

またここで、皆の笑顔が見たい!


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