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  3. 勝利者インタビュー・砂盃 肇 aquabike 第4戦 蒲郡
周囲は「盤石の走り」と思っていたが、実際はそうではなかったと語る砂盃。

GP RUNABOUTクラス優勝者・砂盃 肇

WJS  優勝おめでとうございます。余裕のホール・トゥ・フィニッシュですね。
砂盃 いや、第2ヒートは、レース中にマシンの挙動に違和感がありました。トラブルが起きないように、マシンに負担をかけないように、最大限に気を使いながら、「最後まで、走り切ってくれ」と、祈りながら走っていました。

WJS
 見ている方は、余裕だと思っていましたが、そうではなかったのですね。今回のレースを振り返っていかがでしたか?
砂盃 レース前のチームの方針は、「全員を2周ラップ」でした。

WJS
 チーム監督であり、マシンコンストラクターの今崎さんからのリクエストは、すごいですね。
砂盃 そうですね。でも、もしマシンに違和感がなかったら、チャレンジしていました。

WJS 
いつもレースを見ていて思うのですが、砂盃プロは、あまり他のライダーを気にしていないような気がします。こんな言い方は語弊があるかもしれませんが、「自分との戦い」という感じがします。
砂盃 そうですね。他人と戦う前に、自分と戦っています。自分のベストの走りをして、負けたらしょうがない。ベストを出し切ることが大事だと思っています。

WJS
 レース序盤では、他のライダーに抜かれても、全く動じていないように見えます。慌てて抜き返したりせず、同じペースで走っています。それで、相手がオーバーペースでスピードが落ちたころ、淡々と抜き去っていくシーンを何度も見ました。
砂盃 若いころは、抜かれたらムキになってすぐに抜き返していました。それで、終盤に体力がなくなり、ヘロヘロになっていました。それだと、トータルでは遅いのです。それに気が付いてから、走りが変わりましたね。

WJS
 砂盃プロにとって、「自分のベストを尽くす」とは、どういったレースですか?
砂盃 1周目から、ラストの周まで、絶対にペースを落とさない。スタートからゴールするまでの戦いのなかで、「気力、体力、精神力」、全てを出し切る。

WJS
 一見、当たり前のことに聞こえますが、実際は、とても難しいことですね。自分の体力の限界や、MAXのペース、精神力の強さ。それらの全てを分かっていないとできないことですね。
砂盃 はい。だから、常にそれを目指して頑張っています。

WJS
 砂盃プロも、今崎さんも、今、最も脂がのっている感じがします。世界での2連覇が楽しみです。
砂盃 はい。俺もです。今年も頑張ります。

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