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海水浴場に現れて、子供の横を通り過ぎる。「無法者の水上バイク」は、本当に「悪」です! 世の中から「嫌悪すべき水上バイク」をなくしたい! (ジェットスキー)

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ナンパ目的で海水浴場を走る「無知で野蛮」な「水上バイク」

報道を見た後に“わき上がる”怒りの気持ちと、水上バイクに対する嫌悪感!

8月21日のニュースで、「危険! 海水浴場脇で暴走する水上バイク」という報道がありました。場所は、神奈川県逗子市の海水浴場で、逗子市の菊池俊一市議が動画撮影したものです。

「子どもたちに近づくようなそぶりも見せましたが、撮影されていることに気付いたのか、沖へと走り去っていきました」というナレーションとともに、文字通り『徐行エリアで、水しぶきを上げながら蛇行運転をする水上バイク』の映像が映っていました。
そのニュースに対する一般のコメントの多くは「もっとキツイ制裁を加えるべき」「水上バイクは消えてなくなれば良い」というものです。

7月末には、兵庫県明石市で遊泳者の近くを走り「殺人未遂で刑事告発」というショッキングなニュースもありました。そういったニュースを見るにつけ、誰もが「ジェットなんて、消えてなくなれば良い」と思うことでしょう。我々も、本本気で「マナーの悪い水上バイクが無くなれば良い」と思っています。
イメージの悪化で一番、悪影響を受けているのが、「マナーを守って楽しんでいる優良な水上バイクユーザー」と「業界関係者」なのです。

マナーの悪い水上バイクが「海水浴場に現れる」理由

これだけ、「悪質な水上バイク」が社会問題化しているのに、彼らはなぜ海水浴場に現れるのでしょうか? 答えは「ナンパ」が出来るからです。人が多く集まる場所に近寄らず、誰の迷惑にもならない沖で、水上バイクを楽しんでいれば、何の問題も起きません。

ニュース報道でもありましたが、そういった悪質ユーザーは「ナンパ目的」で海水浴場にやってくることが多いのです。「少しもカッコ良くないのに、自分だけ“イケてる”と勘違いしている輩がやって来る」と、コメント欄にもありましたが、まさにその通りです。
しかしそこには、「彼らのナンパに応じてしまう『女の子』」がいることも事実なのです。


大人がする、“馬鹿な振る舞い”は、悲しくて恥ずかしい

世の中の多くの人が、マナーの悪い水上バイクに嫌悪感を持っています。しかし、そんな無謀な振る舞いを肯定する人も少数ながらいるのも確かです。だから、ナンパが成功するのです。
大多数の人は「みんなが、水上バイクを嫌っている」と思っていますが、全員ではありません。「ナンパできるから」「後ろに乗ってくれる女の子がいるから」こそ、彼らは今日も水上バイクで海水浴場に向かいます。

もしそこで、声をかけられても、「誰も相手にしない」「水上バイクでナンパするなんて、ダサい」という文化が定着すれば、そんな幼稚な行為はなくなるはずです。
「少しぐらいなら、羽目を外しても大丈夫だろう」という風潮が、現在の水上バイクのマナーの悪さに繋がっています。しかし、世間から100%否定されたら、そういう人たちも変わります

こういう報道を機に、世の中が「水上バイクでナンパ」や「マナーが悪い」のは“ダサい”という意識に変わり、変な輩が来ても、相手にしなくなることが一番です。


ジェットは爽やかなスポーツだ。

「感じが悪い」のに「格好いいと思い込んで」乗っている人ほど、滑稽なものはない

「規制」も、「免許」も、「条例」も、「人が見ていなければ、ルールを守らなくても構わない」と考える人にとっては意味がありません。
クルマの運転と同じで、乱暴な運転をする人もいれば、法規を守って運転する人もいます。個人の資質と考え方によって、それぞれ常識が違うのです。

「法律で規制すればいい」という声もありますが、滋賀県では20年ほど前から、『琵琶湖水上オートバイ安全講習を受講しないと、琵琶湖で水上オートバイを操船することはできません』という、通称「琵琶湖講習」と呼ばれる条例を制定しました。

船舶免許と水上バイクを持っていても、この琵琶湖講習を受講しなければ、琵琶湖では乗れません。ルールを守らない悪質なユーザーに対して行政が働きかけ、マナーとローカルルールを徹底させようとしたのです。
さらに、乗り入れできる水上バイクも登録制にして、クルマのナンバープレートのような「適合証(ステッカー)」の貼付を義務付けました。

残念なことに、そういった条例ができてから、琵琶湖で水上バイクユーザーのマナーが向上したかといえば、劇的に変わったとは思えないのが現状です。

水上警察隊が定期的にパトロールをしていますが、パトロールを終えて警備艇が着岸すると、見計らったかのように保安水域に水上バイクが進入し、女性に声をかけて後ろに乗せ、沖合へ繰り出すこともあるそうです。
講習を受けている人全員が、マナーとルールを守っていたら問題にはなりません。キチンと講習を受けた人の一定数が無法な振る舞いをしているのです。

日本人の生活に見られる「恥の文化」は、「他人の非難や嘲笑を恐れて、自らの行動を律する」といわれています。つまり、考え方を最も変えられるのが「世論」なのです。世の中が本気で「悪質水上バイクはNO!」と突きつけたら、そういう奴らは消えてなくなると思います。


法規制では効果が低い。効果的なのは『世間からの冷たい視線』です

悪質なユーザーに対する最も効果的な方法は、「人の目」です。浮かれて水上バイクでナンパに行ったら「誰からも相手にされなかった」とか「馬鹿にされた」といった経験を何度もすれば、ナンパに使う人はいなくなるだろう。いくら法律や規制を作っても、「水上バイクでナンパができる」と考えている輩がいる限り、海水浴場にも近づいていきます。

我々が戦うべきは、「水上バイクのイメージを悪化させる、馬鹿なユーザー」です。
そういった連中が、「水上バイクに乗っていても、ナンパもできないし、注目もされない」と思ったら、自然といなくなります。

水上バイク業界を挙げて、マナーの向上をルールの徹底を図っていますが、それだけでは歯止めが効いていないのも事実です。
「マナーの悪い水上バイクは許さない」「そういうことは格好悪い」という価値観が、世間に徹底されることを望みます。





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