去る3月15日(日)、ヴィンテージジェットスキーによるタイムアタックイベント「Out a Time Sports」が、神奈川県平塚市のマリーナ・リバーポートマリーナ/ジェットフィールド湘南で開催された。イベント開催にあたり、この日、併催された「湘南合同中古艇フェア」の主催者が、各所に消毒薬が置くなどして新型コロナウィルスの予防対策にも気を配っていた。
今回は、ウィメンクラスの結果を紹介する。 エントリーしたのは、現役のプロライダーから、現在は一線を退いているが、かつてレースシーンで名をとどろかせたライダーなど4名。
午前と午後に1回ずつ走るチャンスがあるが、自分の番が来ると、それまで談笑していた選手たちの顔つきが変わる。緊張感のあるタイムアタックとなった。
順位 氏名 MOTO1 MOTO2 合計タイム
1位 久米 由紀子 38.51 38.44 76.95
2位 大中原 育美 37.11 41.40 78.51
3位 陣川 道子 46.17 46.77 92.94
4位 小松 麻衣子 39.88 53.51 93.39
優勝は、現役ライダーで元世界チャンピオンの久米由紀子選手。合計タイムは76秒95。乗り慣れないビンテージマシンなのに、さすがのタイムだ。
徐々に昔の感覚を取り戻してきた、大中原 育美選手。合計タイムは78秒51。元プロライダーの実力を見せてくれた。
綺麗なフォームの陣川 道子選手。合計タイムは92秒94。陣川選手の乗っているJS550は、純正ノーマルのまま。今、流行のお助けスポンソンなどは一切装着されていない硬派なマシン。乗りこなすのが難しい。
元全日本チャンピオンの意地なのか、非常に攻めた走りで失敗してしまった小松 麻衣子選手。合計タイムは93秒39。迫力のある良い走りで、ギャラリーを盛り上げてくれた。
写真左から、陣川道子選手、久米由紀子選手、大中原育美選手、小松麻衣子選手。熱い走りを披露してくれた。
関連記事
ヴィンテージ ジェットスキーに乗れるイベント 「Out a Time Sports」番外編 JS300チャレンジ開催
令和2年のJS550 伝説の名機が2機種
カワサキ X-2 古くて価値のあるもの
絶版機種の「X-2」が、英国文化のCafe Racer(カフェレーサー)と融合したら、こんなスタイルに進化した件