ジェットに乗るとき、マシンと接触している 部分は「 手 」と「 足 」と「 お尻 」の3カ所だけだ。
そのなかでも、ライディング時に重要となるのは グリップを握る「 手 」と、強烈なGに 耐えるための「 足 」である。
近年のフラッグシップは ものすごく ハイパワーだ。
フルスロットルにせず、常に“安全走行”ならいいが、せっかく 高性能モデルを買ったのだから、そのポテンシャルを とことん“味わい”たくなるのも人情だ。
となれば、「 グローブ 」と「 シューズ 」は 必需品。
上級者ほど、素手やサンダルで 乗ることはない。
彼らは、“素手”で乗っている!
“乗りこなせない”から グローブが 必要ないのだ。
“上級者”は“素手”で 乗ることはありえない。
理由は、グローブ“なし”だと 思いっきりライディングを“楽しめない”からだ。
最近のユーザーは、夏の 短い期間しか 乗らないと聞く。
高額なジェットは買うのに、ライディングギアには お金を 使いたがらない。
「 遊びの 道具の ひとつ 」として ジェットを所有しても 本来の ライディング・フィールを 楽しむことはない。
たかが数千円の「 グローブ 」を ケチったがために、ジェット本来の楽しさを 享受できないのは 非常にもったいない。
「 好みの ブランドで 選ぶ 」と いう人も いるだろうし、「 価格で 選ぶ 」人も いるだろう。
「 グローブ 」といっても、メーカーによって それぞれ クセや 特徴がある。
例えば、同じ「 Lサイズ 」表記でも、どのメーカーでも 同一の 大きさとは 限らない。
場合によっては、同じメーカーでも ブランドが 違うと サイズ感が異なる こともある。
だから、「 何が 何でも、私は“L”サイズです 」とは言いにくい。
最近のユーザーは、夏の 短い期間しか 乗らないと聞く。
では どうすれば いいかといえば、実際に「 試着 」するのが 一番だ。
はめてみて 握ったり 開いたり、アクセルレバーが 引きやすいか 人差し指の具合を チェックする。
メーカーや 使用している 素材によって 差があるが、試着したときは ピッタリでも、水に濡れると 生地が ひと回り伸びてくるものもある。
もちろん店頭で 濡らすことはできないので、濡れた状態を イメージしながら 品質とフィット感を 確認することになる。
「 好みの ブランドで 選ぶ 」と いう人も いるだろうし、「 価格で 選ぶ 」人も いるだろう。
あくまで 私の主観だが、使用するグローブが、厚手で ゴワゴワしていると 操船しにくい。
ランナバウトでも 立っていることが多い私は、ライディング時、船体と 自分の体の“接点”は「 両手 」と「 両足 」しかない。
だから、生地は 薄手で 手にフィットして、人差し指が 動かしやすいものが “望ましい”と思っている。
製品によっては、手のひらや 指先に、やたらと 補強の布が 縫い付けられており、指先を 動かす感触が、「 快適さ 」や「 軽快さ 」とは 逆方向に 進んでいる 製品もある。
そういうグローブは、はめているだけで疲れる。
では どうすれば いいかといえば、実際に「 試着 」するのが 一番だ。
グローブは「 消耗品 」でいいと思う。
私の場合、その製品を 使った結果、「 いかに 快適に 走れたか 」が 問題であって、「 そのグローブが 何年使えるか 」を 基準に選んではいない。
補強は あくまで必要最小限で、微妙な アクセルワークに 支障が出ないもの がいい。
ここ数年、私が 使っているのは クエーキーセンスの製品だ。
現役プロライダーが 実際に使って、その使用感を フィードバックして 製品化しているので、使っていても ストレスがないとこがいい。
サイズについても、はめたときに 大きすぎるグローブは 使っていると 手に マメが できやすくなるし、逆に 小さすぎると 使っていても ツライだけだ。
「 小さいグローブ 」で 思い出したが、昔、取材で 中野 剛人 プロに 話を 聞いたとき、彼は「 ワンサイズ 小さめを選ぶ 」と言っていた。
理由は、「 小さければ、装着したとき 自然と 手が ハンドルグリップを “握る形”になる 」ということ だった。
コンマ数秒を 争うライダーにとって、「 グローブ 」は 死活問題なのだ。
◆
「 グローブ 」を選ぶ基準は 人それぞれだ。
もし叶うなら、キチンと 採寸して、リクエスト通りの 素材と形で、オーダーメイドしてほしい くらいだが、なかなか そうもいかない。
もし、今シーズン 新しくグローブを購入する 予定があるなら、ジェットショップに行って、購入前に 試着できるか 聞いてみるといいだろう。
グローブひとつで、ライディングの 快適性は ずい分と 変わってくる。
ライディング・ギア にも 妥協せずに、素敵に ジェットを 楽しもう!
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