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今年は、少し“不景気”…? “男らしさ”の 時代” … 終焉か⁉ 2024 ジャパン インターナショナル ボートショー他【 ワールドジェットスポーツマガジン「 2024年 5 月号 」】に 掲載!  

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Japan International Boat Show 2024
今年のジェット業界 は、少し“不景気”

3月21日~24日まで 開催されていた「 ジャパン インターナショナル ボートショー 」が 閉幕した。

今年は 4日間で 約35,000人が 来場し、昨年と 同レベルの 人数にまで 回復した。

ある マリン関係の総会に 出席した際に 言われたのが、「 2021年をピークに、ジェットの 販売台数は 減少している 」。

それより 深刻なのは、「 免許の取得者数が “減少 ”していることだ 」 という。

過去3年間の統計を見ても、明らかに減っている。

2021年度が「 23,533人 」

2022年度が「 18,237人 」

2023年度が「 15,067人 」( ※ )。

※2023年度( 2023年4月~2024年3月 )は、まだ 3月の人数が 出ていないため、確定していない。

それでも2月までで「 15,067人 」と、ずいぶん少なくなった。





ジェット乗りの 「 イメージ ダウン 」
IMAGE DOWN

減った理由を 考えてみるに、その原因は 「 イメージ ダウン 」だ。

2021年に 起こった「 明石市の 危険走行 」から始まる「 ジェット乗りの“ネガティブ”ニュース報道 」にあると思う。

もともと ジェットに 対して 良い感情をもっていなかった 人たちが、これを 機に「 世の中から ジェットが 消えればいい 」的 な「 水上バイク・バッシング 」を 起こした。

「 ジェットに 乗りに行く 」というだけで、 家族から「 今は 止めて 」と 言われたというネガティブな話も 聞いた。

他にも、コロナ禍による 自粛が解け、以前 と 同じような 生活ができるように なったこともある。

急激な「 ライフスタイルの変化 」が 起こるなど、 複合的な 要因が 重なってはいるが、やはり、一番の 原因は「 ジェットに対する イメージの低下 」だ。




終わって しまった “男らしさ”の 時代
High Pressure IMAGE GANGSTER

今、一般の人が 思う、“ジェットのイメージ”は、最悪である。

世の中は 日々 変化している。

反社会勢力 や 半グレなど 「 高圧的なイメージ 」を感じたら、“ 完全排除 ”という 流れに 変わっている。

ジェットには、こういった「 高圧的なイメージ 」が もたれている。




「 死んでもらいます 」 "何"だったんだ!?
I want you to die

和40~50年代は “やくざ映画”の 黄金時代。

たった一人で 懐にドスを忍ばせ、敵の中に切り込み 大勢に囲まれて「 死んでもらいます 」と呟く、「高倉 健 」に なり切った人は多い。

昭和の名映画「 仁義なき戦い 」が今の時代に 公開されていたら、多分、“流行らない” かもしれない。

あの時代、「 男らしさ 」という“ モノ ”に価値が あった。

しかし 今は「 性の 平等 」を謳い、「 男らしい 」「 男らしく 」という言葉でさえ、差別といわれる。




「 男らしい 」の イメージが 別の"何か"に 変化している!
Image is Deteriorating

昭和の「 男らしい 」イメージは、「 弱気を助け、強気を挫く 」であった。

「 寡黙で不器用だけど、ここぞ という時には 守ってくれて、迷わずに 決断を下せるような人 」である。

「 正義のアウトロー 」は 権力に歯向かう存在であったが、今のアウトローは「 お年寄りを"騙し"て お金を奪う 」オレオレ詐欺のイメージに変わってしまった。

「 弱気を“助け” 」から、「 弱気を“騙す” 」に 変わったら誰も 憧れないし、むしろ“ 鼻つまみ者 ”だ。




令和6年の「 男らしさ 」とは?
What is Modern Masculinity?

我々、「 ジェット乗り 」にも、ひと昔前までは「 男らしさ 」のイメージが あった。

「 海の男 」「 爽やか 」「 スポーツマン 」と、形容される言葉も悪い印象では なかった。

しかし今、「 ジェット乗り の 男らしさ 」のイメージといえば 「 高圧的 」である。

それが、反感をかっている。

本当の「 男らしさ 」とは、主張するものでも、見せびらかす ものでもない。

普段は 心の中に 留め置いて、いざという時に 行動で“表現”するものなのだ。

令和6年の「 男らしさ 」とは、外見( 見た 目で )はなく、人の"内面""考え方"が 問われているのだ。



ジャパンインターナショナルボートショー2024



ジャパンインターナショナルボートショー2024
Japan International Boat Show 2024

日本国内では最大級となるマリンイベント
『ジャパン・インターナショナルボートショー』は2024年で63回目を迎えた。
「 あふれる笑顔 この海でずっと・・・・ 」をテーマとした。

開催日:2024年3月21日(木)~24日(日)
屋内展示会場:パシフィコ横浜フローティング会場:横浜ベイサイドマリーナ
体験プログラム:八景島マリーナ主催:(一社)日本マリン事業協会


3月21日(木)~24日(日)まで、パシフィコ横浜 & 横浜ベイサイドマリーナにて『ジャパン・インターナショナルボートショー2024』が 開催され、35,000人が4日間のマリンイベントを楽しんだ。

今年のボートショーでは、4年ぶりにパシフィコ横浜の 全館を使った 屋内展示が行われた。

来場者は、2会場・4 日間合計で34,579 名と、目標の5万人には 届かなかったが 活況となった。

昨年同様、リアル会場(パシフィコ横浜&横浜ベイサイドマリーナ&八景島マリーナ)と、オンライン会場を組み合わせた「 ハイブリッド 」型で展開し、リアル会場では214社が、オンラインでは232社が出展した。

ヤマハ発動機

ヤマハのボート、ウェーブランナー、船外機、次世代操船システムが展示。

天然由来繊維の船体。植物の亜麻(あま)に由来する新素材を、従来のFRPの代わりに艇体上部に採用した「スーパージェット」が展示されていた。

BRP ジャパン

2024年モデルが勢ぞろいした展示ブース。

今年、フルモデルチェンジとなった Spark Trixx も 展示された。

FISH PRO Trophy 170トークショー

BRPブース内に 作られたステージでは、「 FISH PRO Trophy 170 」の魅力を語る トークショーが行われた。

登場したのは、愛知県尾張旭市のショップ「 シーゲッツ」 代表・西本茂隆氏と “おかまり”の愛称で「 釣りの魅力 」を発信する 岡田万里奈さん

実際に、FISH PRO Trophy 170を使って“スイベルシート”の取り付けや、“生け簀機能”の豆知識なども語られ、集まった観客も 頷きながら聞く姿が 印象的であった。

ボート・オブ・ザ・イヤーPWC部門受賞

受賞した「 EXPLORER PRO Trophy 170 」は「 アドベンチャー 」をコンセプトに、長距離を走るときでも快適な装備が標準で付けられているのが特徴的なモデルだ。

2023年日本ボート・オブ・ザ・イヤー・実行委員長「 山﨑 憲二 氏」(左)と BRP社「 池田 幸子 氏 」(右)。

ファクトリーゼロ

新商品の2段式 「 アルミ ラック 」や、「 スタンドアップ用 片袖ラック 」「 ヘルメット スタンド 」などが展示された。

画期的、なんと ジェットランチャーに ブレーキが! 下り坂のスロープでジェットを押さえきれず、猛スピードでランチャーごと水に突っ込んでしまった経験のある人も多いだろう。そんなときに、手元のレバー操作で ブレーキがかかるランチャーは画期的だ。まだ試作段階というが、すでに 実用に耐えられる 完成度。本格的な発売が 待ち遠しい(参考展示)。

大好評、オーバースライダーと、PWC エンジン メンテナンス スタンド。

カワサキモータース

2024年モデルのジェットスキーとオフロード四輪車などが飾られたカワサキブース。

昨年12月にタイで行われた「 JET SKI WORLD CUP 」で初披露されたスタンドアップも展示された。

HORSE JAPAN

HORSE JAPANはジェットと船を合体させる「合体ボート」を展示。

“合体ボート”は、動力のない船体にジェットをはめ込むだけの 簡単な仕組みで 大人数が乗れるボートになる。

琵琶湖で、実際に試乗もできるので、興味ある人は 問い合わせて みるといいだろう。

ナカサンプロジェクト

毎年、最新モデルのインペラーが展示されている。

パワーボート年間表彰式&国土交通大臣杯授与

「ジャパン・インターナショナル・ボートショー2024」の最終日となる3月24日、メインステージにおいて、「パワーボート」の年間シリーズ表彰式と、「水上バイク」の年間チャンピオンが表彰された。

日本パワーボート協会会長・小嶋松久氏(左)、国土交通省大臣官房技術審議官の河野 順氏(右)。

Aコース総合(OFF OPEN)のシリーズチャンピオン・飯塚 詩博選手(KEレーシング)(左)。


番外編・東京モーターサイクルショー

タイトジャパン

「 東京モーターサイクルショー 」にタイトジャパンが出展。

godblinc(ゴッドブリンク)

オートバイ用のヘルメットでメキメキと知名度が上がっている「 godblinc(ゴッドブリンク)」。

TONE

ジェットのレースでもスポンサードしている工具メーカ「 TONE 」。


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