「特殊小型船舶免許」は、ひと言でいうと、自動車の運転免許証と同じです。当然、免許を持っていない人が水上バイクを操縦したら、無免許運転となって罰則の対象となります。水上バイクを操縦するための特殊小型免許は、16歳以上から取得資格が得られます。
免許取得には、大きく分けて、国家試験を受験する「受験コース」と、国家試験を受験しない「教習コース」があります。
「受験コース」の代表的なものは、ヤマハ発動機が行っている「ヤマハボート免許教室」や、「各ジェットスキー販売店」が主催して行っている、「民間」の免許教室。国家試験を受験し、合格すれば免許が交付されます。
「教習コース」の代表的なものは、JEIS(ジェイス、日本船舶職員養成協会)を始めとする登録小型船舶教習所が行っている、「官」の免許教室です。教習の最後に、国家試験と同等の内容の学科および実技修了試験が行われ、それに合格すれば国家試験の学科と実技が免除されます。いわゆる「国家試験免除」といわれるものです。
基本的に、受験コースも教習コースも難易度は変わりません。学ぶ内容が同じですから、当然です。
できるだけ費用を抑えたい人は、国家試験を受験する「受験コース」がオススメです。
試験やテストが大嫌い。勉強にあまり自信がない人は、国家試験を受験しない「教習コース」がオススメです。「官」の免許教室で、教習の最後に学科と実技の修了試験が行われるわけですから、落第する人は少ないです。その分、費用は約2万円ほどお高いです。
国家試験を受験する「受験コース」の場合でも、学科試験の合格率が約91.5%もあります。実技試験に至っては約97.6%というデータがでています。
編集部のオススメはどちらでも構いません。合格率だけでみれば、国家試験を受験しない「教習コース」のほうが高いです。
ただし、「受験コース」でも、普通に勉強さえすれば合格します。
もちろん、世の中には再試験代で儲けようと考えている教室もあるかもしれません。それでも、普通に勉強していれば受かります。ジェットスキーに乗るのなら、いろいろと勉強していたほうが、後々、すごく役に立ちます。
最短1日(所要日数は、会場に出かける日数の目安。独学時間は含まない)
1日コースは、学科講習をスマホやパソコンなどの端末を使って、オンラインを使って独学で受講し、実技講習と国家試験を行います。会場に出かけるのが1日ということです。もちろん、別途、学科講習を行ってくれるコースもあります。実技講習と国家試験が別の日になる場合もあります。約1週間で免許が届きます。
最短1日半
学科講習:6時間
実技講習:1時間30分
講習の最後に、修了試験を受ける。これに合格すれば、2~3週間後に免許が届きます。
よく「最短1日、スピード発行、即日交付」というキャッチコピーを目にすることがありますが、最短1日というのは、実技講習と国家試験だけ受けた場合です。学科の学習は、試験日まで「何日もかけて、自分で頑張る」ということです。
「即日交付」も、「試験の発表日に自分で申請に行く」か、「別途料金で、代行業者に頼む」というオチがつきますので、勘違いしないようにしたいです。
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