「東京で新型コロナウイルス新規感染者が過去最多の534人」。こんな数字を聞くと気が滅入ってくる。外出するのも億劫になり、よほど外に出なければならない用事以外は、家にこもっていたい。
かといって、悪いニュースばかりではない。11月18日、アメリカのファイザー社とドイツのビオンテック社という2つの大手製薬会社から、「開発している新型コロナウイルスワクチンについて、65歳以上の接種者の94%を守ることが示された」と発表があった。
このワクチンは現在、臨床試験の第3相の最中で、今回の発表により、すべての年齢層や民族性に有効であることが示唆された。両社は、「アメリカでの緊急使用認可について申請を行う」と述べている。
世界各国で、ワクチンの開発がものすごいスピードで進んでいるのだ。
しかし、新規感染者数が過去最高人数に達している日本では、楽観視はできない。現在、2,000人近くの方が、新型コロナで亡くなられている。
テレビを見ていると、感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒に、コロナウイルスが飛散する様子を映した映像が流れる。あれを見ると、人と人との物理的な距離だけでなく、心の距離も相当開いていくような気がする。
菅首相が、国民に対し「静かなマスク会食」を呼びかけた。
飛沫の拡散防止も含め、マスクをすることで非常に高い感染予防ができるという事実も明らかになってきた。
いつコロナ禍が終わるのか、現状ではまだ先の見通しがつかないが、世界中が、急ピッチで収束しようと動いていることは確かだ。
先日、沖縄県宮古島で行われるジェットスキーの耐久レースが、「開催地からの中止を求める要請」を受けて中止を発表した。島の医療スタッフが、通常時よりも減少しており、万が一、イベントで不測の事態が起こった場合、受け入れが困難になることが予想されるという理由だった。
毎年、お祭りのような賑わいを見せる宮古島の耐久レースに、静かなイメージなど皆無だ。
今、この国では、「うるさい奴ら」イコール「歓迎されない困った人々」になってしまう。
11月21日~23日まで、3連休の人も多いだろう。
国としては、感染対策を呼び掛けていても、県をまたぐ移動について自粛を求めてはいない。
しかし、医療関係者のトップである日本医師会の中川俊男会長は、18日の記者会見で、新型コロナウイルス感染者数の急増を受け、感染拡大地域との往来を自粛するように国民に要請した。「秋の我慢の3連休としてほしい。コロナを甘くみないでください」と述べ、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けた。
海の上は「密」にはならないが、そこに行くまでに移動は必要だ。くれぐれも今週末の3連休は「静かなジェットライフ」でお願いします。
そうはいっても、在宅勤務が続き、家にいることがなんとなく窮屈に感じることがある。食料の買い出しぐらいしか外に出ていないと、だんだん息が詰まってくる。1日中、スマホやパソコンを眺めているだけでは寝付きも悪い。眠りが浅いと、翌朝、憂鬱な気分で目覚める。
こんな日が続いたら、ジェットスキーに行きましょう。
小春日和の穏やかな日、大海原をジェットでぶっ飛ばせば、何かが変わる。
風を受けて走っているうちに、「人生は素晴らしい」とか「まんざら捨てたもんじゃない」という気持ちになってくる。「生きている実感」を全身で感じることが、人間には必要なのだと思う。
アクセル全開でぶっ飛ばすのは、かなりハードな運動だ。当然、お腹がすく。食事も美味しく感じるし、夜はぐっすりと眠れる。
ジェットは、コロナ渦における「精神の特効薬」にもなれると思っている。
この記事を読んでいる皆さまが、健やかで楽しく過ごされますように……。
【関連記事】
持っていないと罰則対象! 今さら聞けない「法定備品」とは?
2021年 BRP SEA-DOO(シードゥ)ニューモデル 国内全モデルラインナップ
2021年 ヤマハ マリンジェット ニューモデル
2021年 カワサキ ジェットスキー ニューモデル
「ドライスーツ・コレクション」2020年 今一番、温かいジェットスキー用「ドライスーツ」はこれだ!