新型コロナウイルス対策で「ステイホーム」と外出自粛の呼びかけが強まる中、運動不足を心配する声も高まっている。
4月7日に安倍首相が行った、緊急事態宣言の記者会見で「今まで通り、外に出て散歩をしたり、ジョギングをすることは何ら問題ありません」と説明が行われた。
翌8日に、スポーツ庁の鈴木大地長官が記者会見を行い「家の中にこもりきりだと、メンタルヘルスにも害が及ぶ可能性がある」と話し、「感染のリスクがない環境での運動、ジョギングのような活動は行っても問題ない」との見解を示した。
「感染のリスクがない環境での運動」とは? スポーツ庁の担当者は「三つの密(密閉、密集、密接)」を可能な限り避けることと説明した。
海外では、国によって対応もさまざまである。
興味深いのは、感染が拡大している「アメリカニューヨーク州」や「イタリア」でも、健康維持のための運動は外出制限の例外とされ、自宅近くで1人で運動することは認められているというのだ。
イギリスでは食料品や医薬品の購入などとともに「1日1回の運動」が、「やむを得ない外出」の一例に挙げられている。
スイスでは、1人での散歩やジョギング、自転車を健康維持のために推奨している。
日本では今、拡散防止のために自宅でのテレワークが推奨されている。こんな社会だから、運動不足の人はさらに増えるだろう。 「食料品の買い占めを止めて」と、テレビで盛んに言っている。食べて、じっと家にいるだけなら、まるでクマの冬眠だ。 個人的には、人間には「適度な運動が必要」だと思っている。
自分一人だけで、誰もいないゲレンデからジェットを降ろして走ることは、政府の言う「感染のリスクがない環境での運動」に当たるのでは? と考えている。しかし、予期せぬトラブルが起きたときには覚悟が必要だ。
こんなご時勢に何をしているんだと、手のひら返しで叩かれることが確実だからだ。
新型コロナウイルスは、人類が経験したことのない未知の敵。最も大切なことは「人の命を守る」こと。それを十分理解したうえで、「感染のリスクがない環境での運動」も絶対に必要だと感じている私だ。
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