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世界最速マシン KOMMANDER(コマンダー)」とは【動画付き】 ジェットスキー(水上バイク)

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昨年、世界タイトルを獲得したマシンを造った、アメリカのアフターパーツメーカー「KOMMANDER(コマンダー)」

「KOMMANDER(コマンダー)」は、世界最速のGP SKIマシンを製作するアメリカのアフターパーツメーカーである。今から12年前の2008年、スティーヴ・ウェブスター氏によって設立された。

2014年からは、元世界王者のダスティン・モツリス氏が共同経営として参加し、現在はモツリス氏が代表を務めている。
長年、USチームカワサキのエースとして活躍してきたモツリス氏は、プライベーターとなった現在も、自社(コマンダー)のレース艇を駆り、世界最高峰クラスで活躍している。

世界タイトルを獲得した「GP 1」とはどんなマシンか?

コマンダーでは、チューニングパーツの製作、エンジンスワップ(換装)、レースボートの製作や、「K1」や「GP 1」といったオリジナル船体、フリースタイル用の「S1」といったマシンを製作・販売してきた。
2017年に登場したコマンダーGP 1は、2018年、2019年と2年連続で、世界チャンピオンを獲得しているマシンである。

今現在、世界タイトルを狙えるマシンは、下記の3機種だ。
ブレット「V4ハル」を使ったコンプリート艇
コマンダー「GP 1ハル」をコンプリート艇
カワサキ「SX-R」

このなかで、最もトータルで安定した戦闘力を持つのは、コマンダー GP 1である。
平水で、しかもライディングスキルの高いライダーが乗って、最も勝率が上がるのがブレット V4ハルを使ったコンプリート艇である。乗り手を選ぶのだ。
荒れた水面で最も戦闘力を持つのがカワサキ SX-R。ブレットとコマンダーに比べて重量があるので、ホールショットが取りにくい。安定性を生かし、後ろから追い抜いていくという勝ち方が理想となる。スキルと体力に自信のあるライダーが向いている。

※このコマンダー GP 1について、より掘り下げた記事を今月中に公開します。

写真で見る「KOMMANDER GP 1」ギャラリー

写真左上:左がスティーヴ・ウェブスター氏、右がダスティン・モツリス選手の実弟、タイロン・モツリス選手。
右上:レース参戦中のダスティン・モツリス選手。
下段:ダスティン・モツリス選手。

2017年、GP 1がデビューした年のクエンティン・ボッシュ艇。

2000年代前半のUSチームカワサキ時代のダスティン・モツリス選手。

コマンダーインダストリー。ショップ兼オフィス。

2017年のワールドファイナルに参戦したクエンティン・ボッシュ選手。ギリギリでマシントラブルにみまわれた。それがなければ、ダントツ優勝だった。この翌年(2018年)コマンダーGP 1で、ワールドチャンピオンに輝いた。

昨年2019年のワールドチャンピオン、コマンダーGP 1に乗るコレ・クレーマー選手。

クレーマー選手は、若干17歳で世界の頂点に立った。

クレーマー選手は、「コマンダーGP 1が自分に非常に合っている」と話す。世界レベルのライダーは、いろいろなマシンに乗る機会が多いので、「合う、合わない」という差をしっかり感じるという。

テオ・ビューマー選手のマシンとヘルメット。同じGP 1なのに、選手ごとに全てカラーリングが違うのが面白い。

写真左がダスティン・モツリス選手、右がカワサキSX-Rを駆るマーリン・ラファエル選手。サイドバイサイドの激しいバトル。

2019年のワールドファイナル優勝候補筆頭だった、コマンダーGP 1を駆るクエンティン・ボッシュ選手。残念ながら、本番直前のプラクティスランでクラッシュしてリタイア。

2019年ワールドファイナル直前まで、世界最速のライダーは、2018年のワールドチャンピオン、クエンティン・ボッシュ選手だと思われていた。

コマンダー GP 1のオフィシャルレビュー。

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