トーイングチューブのスタンダードは、バナナタイプかビスケットタイプです。今回、試乗する「スモーチューブ」は、引っ張られるというよりは、自らが付属のスプラッシュガードにしがみついているだけという、異色のシロモノです。スプラッシュガードにしがみついているだけなら、すぐに吹っ飛ばされてしまうはずですが、スモーチューブを着ぐるみのように着ているおかげで、水の抵抗が減らされ、何とか持ちこたえていられます。バナナタイプやビスケットタイプには、こんな腕力は必要ありません。
通常、こらえきれずに手を離してジ・エンドになります。しかし、「絶対に離さない!」という根性があれば、スモーチューブは回転します。手を離しても、遠心力で転がるケースもあります。いずれにせよ、ステキな経験ではありません。スモーチューブは、リーズナブルな価格で、スポーティー。個人的には、かなり大好きなトーイングチューブのひとつです。
このように、スプラッシュガードにしがみついてスタートします。
写真のように腕が伸び切ると、振り落とされる可能性が高いです。
こらえきれずに、手を離した瞬間。
絵面が悪いのは、「自ら手を離してしまう」こと。
キムラ君のときと違って、スピードをハンパなく上げる石川プロ。必死でしがみつく編集部A君。
腕が伸び切らなければ、どれだけスピードが出ても耐えられる。
石川プロ曰く「転がすのは、ライダーの技量」。遠心力で横に転がり始める編集部A君。
「気が付いたら、上を向いていました」。
何があっても、スプラッシュガードだけは離さない。
石川プロの策略通り、キレイに横一回転をキメた編集部A君。
飛んで! 回って! 目が回って!! 波乗りもできちゃいます。(※ユニマットプレシャスカタログ抜粋)
価格:33,000円+税
定員:1人乗り
サイズ:長さ/97cm×幅/81cm(本体)
取り扱い:ユニマットプレシャス マリーン事業部
写真左:スモーチューブ本体。
右:スプラッシュガード。
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