今回は、知っているようで意外と知らない、「トーイングチューブの正しい使い方」です。
実は、トーイングチューブは、「空気を入れる」よりも、「空気を抜く」ほうが大変だって知っていますか? ここでは、効率よく空気を入れる&抜く方法、引っ張るロープの長さなどを一挙に公開します。知っていれば、一生涯、使えます! ぜひご一読を!!
「電動の空気入れ」が便利。アマゾンなどで、4,000円くらいから購入できます。今回使用した空気入れは5,000円くらいですが、1分もかからず2人乗り用のトーイングチューブがパンパンに膨らみました。
「電動の空気入れ」には、空気を入れる機能のほかに、吸う機能もあります。原理は「布団圧縮袋」で使う掃除機と一緒。トーイングは、空自を入れるよりも、実は抜くほうが大変なのです。ある程度までは簡単に抜けますが、完全には抜けません。でも、全部空気が抜けないと、たためず車にも積めないのです。
今回使用した「電動の空気入れ」。アマゾンなどで、4,000円くらいから購入可能。今回使用した空気入れは5,000円くらい。
トーイングチューブ本体にある空気孔。ここにホースを差し込んで空気を入れる。トーイングチューブは、本体の上にカバーがかかっている。空気注入中にカバーと本体がズレることがあるので、上の写真のように、カバーの穴の中央に空気孔が来るように調整しながら入れる。ズレると空気孔がカバーに隠れてしまい、指が届かず、空気が抜けなくなる。
電動空気入れで空気を入れている。
トーイングチューブに入れる空気の量は、押しても、乗っても、凹まないくらいまでパンパンに入れます。ほとんどの人は、適切な空気量よりも少ない状態で遊んでいます。パンパンだと思っても、水に浮かべるとフニャっとなることが多い。適切な空気量は「パツパツ・パンパン」と覚えておきましょう。陸上でパンパンにしたつもりでも、水に浮かべると中の空気が冷やされて、収縮するからです。
押しても、乗っても、凹まないくらいまでパンパンに入れる。
トーイングロープは、購入したままの長さで使うと長すぎる。だから、自分で長さを調整する。基本の長さは「ジェットスキーの全長の3艇分」です。
もっと詳しくいえば、「走るジェットスキーのスピード」に対する「引き波の長さ」でロープの長さを決める。例えば小さな子供をトーイングチューブに乗せて引っ張るときは、スピードを出さない。その場合、ジェットスキーの引き波は小さいので、ロープの長さは通常より短いほうがいいということです。
ロープが長いと遠心力が強くなります。ロープの長さの感覚が分からないので、引っ張られているトーイングチューブが川の両壁に激突したり、遠心力で振り回され、異常にトーイングチューブのスピードが上がったりすることがあります。運転手が下手な場合、大変危険です。
最後に、この遊びは「遠心力で楽しませるもの」です。これを理解していない運転手のトーイングチューブには乗らないようにしましょう。
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