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沖縄をジェットスキー(水上バイク)で走る <沖縄1周ツーリング(1)>

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いつかはやりたい沖縄1周

人を動かすのは、いつだって「好奇心」である

どうやら私は、人一倍好奇心が強い人間のようだ。
「見たことがないものを見たい! やったことがないことをやりたい!!」と、飽くなき欲求を常に抱えている。「島があったら、回りたい!」。まるで登山家が「そこに山があるから」と言うように、「そこに島があるから沖縄を1周してみたい」と思った。

沖縄本島は、グルッと1周約560km。これには細かい海岸線も含まれているから、実際に走るとしたら、もっと短い距離になる。もっとも、行く前はそんなことを考えたこともなかった。何しろ、沖縄の全周が何kmあるのかも知らなかったくらいだ……。そんな細かいことよりも、ただひたすら「沖縄1周」するために、どうしたらいいのかしか考えていなかった。

しかし、これは自分1人の力ではできない。周囲の協力がないと到底実現できないことも分かっている。「いつかはやりたい」という気持ちだけが、どんどん成長していた。このツーリングが実現するまで、実に5年の年月がかかっている。

別の取材で沖縄に行くたびに、「ミスター・沖縄、恐るべき62歳」と称される、オートヒラカワ社長・平川銘徳氏に何度か打診をしていた。今回も、電話で何度もやり取りをして、やっとOKしてもらえたのだ。


命を預ける仲間だから、メンバー選びだけは絶対に譲れない

旅に出るとき一番重要なのは、「どこへ行くか」ではなく、「誰と行くか」である

我々のジェットスキーツーリングの場合、とにかく1日中走っている。距離もハンパなく遠くまで行くし、どのような水面でもアクセル全開で走らなければならない場合もある。ツーリングというより、「アドベンチャー」。スポーツ的要素が極めて高いのだ。

だから、一緒に旅するなら自分と同じくらいか、それ以上のライディングスキルを持っている人と行きたい。グループの中にあきらかにスキルが劣る人がいると、その人に合わせた計画になってしまうからだ。しかも常にその人の動向を気にしていなければならない。

私は、心身ともにクタクタになるまで走りたいタイプだ。だから、思いっきりライディングできないようなツーリングは、フラストレーションが溜まるだけ……。ワガママだとは思うが、まともな社会人が貴重な時間を使って遊ぶ以上、それは妥協できない点である。

「ジェットスキーで沖縄1周」。メンバー選びはいつにも増して慎重になる。まず絶対に必要なのが水先案内人。「ミスター・沖縄」恐るべき62歳である平川氏は、沖縄のことなら大抵何でも知っている。地元の知り合いも多い。ショップのオーナーでライダーだから、これほど頼もしい人はいない。もう1人はベニーさん。ライディングテクニックは、もちろんピカイチ。しかも、とても性格がいい。海の上は言わずもがな、陸上でもベニーさんと一緒にいるのが、私はとても好きなのだ。「彼らと行きたい!」。それが一番の理由だ。


ツーリングメンバー

航海人/紅矢俊栄(IJSBA世界選手権大会世界第2位)
ミスター沖縄/平川銘徳(オートヒラカワ代表)
いつものアノ人/編集部A君
Special Thanks/関係各位

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