水面状況や仲間のペースを最優先。無理は禁物だ。1度に全部、走り切るのではなく、ひとつのポイントだけに絞って楽しむの大アリ!
西宮を出発して、最初に目指すポイントは「二色の浜公園海浜緑地」。ここは、日本で唯一、誰でもジェットの上下架ができる公的なジェット専用ゲレンデである。通常なら、パルアップから40分ほどで着く。誰でも使える公共の場所ので、ここを出発点にしてもいいだろう。大きな駐車場があって、トイレやシャワー、ジェットスキーの水洗場も用意されている。
次の休憩ポイントとして使えるのが「友が島」。上陸して探検するなら、半日は遊べる。沖ノ島は明治時代から第二次世界大戦時まで、旧日本軍の要塞施設となっていた島で、今でも、当時の砲台や防備衛所の跡が残っている。
基本的に無人島だが、映画「天空の城ラピュタ」の廃墟のイメージもあって、廃墟巡りにやってくる観光客も多い。夏のハイシーズンは観光船や渡船がやってくるので、ジェットスキーでの上陸を避けたほうがいい。
沼島は鱧(ハモ)が名物。驚くほど安い金額で、天然の鱧料理が食べられる。ただし遠いし、海も荒れやすい。だから昼飯の時間に着けるとは限らない。大阪から向かうなら、風と波がない日に限る。
繰り返しになるが、沼島近海は高級魚の「鱧」が獲れる。しかも、この島で獲れる鱧は、高級料理店でも別格扱いされているのだ。ツーリングの鉄人・斉藤さんが、沼島に来ると必ず寄る食堂が、「漁師民宿 あさやま」だ。店主自らが漁に出て、釣った鱧や地魚を食べさせてくれる。事前に予約しておけば、ウェットスーツ姿でも食事ができる。
漁師民宿 あさやま
南あわじ市沼島206
☎0799-57-0920(火曜定休)
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