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家族でジェットスキー 子供と一緒、ファミリーツーリング(水上バイク)

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2泊3日 熊本・天草鉄板コース

無理のないプランで皆が楽しめるツーリング

今回の鉄人ツーリングは、「ファミリーツーリング」。小さなお子様がいる2家族が参加されました。お子さんと一緒に、ちょっと足を延ばしてジェットスキーツーリングが楽しめる。ツーリングの鉄人・斉藤さんが企画したツーリングプランです。

季節を問わず穏やかな熊本・天草の海。

家族揃って海に行こう

11月1日~3日の2泊3日。今回のツーリングは、Mさんご一家とTさんご一家の2家族。MさんとTさんは親戚同士で、2人とも「ツーリングをしたい!」というリクエストです。小さなお子さんがいるので「観光も楽しみたい」とのこと。なので、現地集合にしました。

私(斉藤鉄人)は、2艇積みトレーラーにMさんとTさんのジェットスキーを載せて、阪九フェリーに乗ります。ちなみに私のジェットスキーは、いつも天草ツーリングでお世話になっているスペンドさんに置かせてもらったまま。なので、今回はトレーラーにお客さんのジェットスキーを2艇積んでいきます。

写真右上が、いつもお世話になっているマリーナ、スペンド(〒869-3603 熊本県上天草市大矢野町中4427-1 Tel.0964-59-0755)。写真左下:子供たちはプレジャーボートに乗って、ジェットスキーと一緒に走りました。

ここは外せない・世界遺産「三角西港」

11月1日夜、フェリーに乗って神戸を出発。翌日の昼には天草のスペンドさんに到着します。Mさん、Tさんご一家と合流して、早速、ツーリングの準備をします。「全員でどこかに行きたい」という希望もあり、この日は、家族揃って海に出ます。さすがにお子さんをジェットスキーに乗せられないので、プレジャーボートをレンタルして伴走しました。

問題は、どこへ行くかです。イルカウォッチングの海域まではちょっと遠いし風があったので、小さなお子さんには少し大変かもしれない……。そこで、内海で波のないところ選んで走ることにしました。

向かった先は、世界遺産にも登録されている「三角西港」です。ここは、明治時代に作られた港で、石畳の港湾や洋館など、明治時代に造られた姿がそのまま残っています。多くの映画やドラマのロケ地としても使われているそうです。天草に来たら、一度は見ておきたい場所です。

三角西港に建つ昔ながらの建物。1階は喫茶店になっており、テラスで飲食ができます。

三角西港の象徴的な建物群。

右上の巻貝のような建物は、新しい三角港の目印にもなっているフェリーターミナル。左下:プレジャーボートでジェットスキーと一緒に走る子供たち。皆、笑顔がステキ。

しかし、プレジャーボートがとにかく遅い。時速30kmくらいしか出ていないのではないかと思うほど……。でも、小さな子供も大勢乗っているし、これくらいがちょうどいいのかもしれませんね(ジェットスキー班には物足りなかったでしょうけど)。天気もいいし、海も穏やか。2時間くらいかけて、ゆっくりと回ってきました。

スペンドさんに戻って来ても、まだ皆元気です。桟橋のほうから子供たちの歓声が上がっています。見ていたら、次々と抱きかかえられては海に放り投げられていました。この日は、11月とは思えないほど暖かかったし、海も冷たくなかったので楽しかったでしょうね。ちなみに、子供はライフジャケットを着ているので、放り投げられても安全です。

夜は、いつも行く美味しいレストラン「潮まねき」で食事をして解散。翌日に備えます。

投げ込んでもらうのを、子供たちがワクワクしながら待ってます!!






11月2日 天草1周ツーリング

この日、ジェットスキー班は「天草1周」です。海から見られる観光名所もたくさんあるので、朝、早めに出発します。

11時ごろに天草下島南端に位置する牛深港(うしぶかこう)に到着。ここにはガソリンスタンドがあります。今のうちにガソリンを給油しておくと、あとの心配がなくなります。給油のとき、ガソリンスタンドのオーナーから「ウチは、ゲストハウスも経営している。ジェットスキーも宿泊OKだよ」と言われました。
ウチはスペンドさんにお願いしているのでいいですが、こうやってジェットスキーの受け入れをしてくれるところがあるのは、ユーザーにとってもありがたいですね。

お昼ご飯までまだ時間があります。小腹も空いていたので、持参したバナナを皆で食べました。このあたりは食料品を買えるところが少ないため、簡単に食べられるものを持っていくといいです。

牛深港でアンカリングして小休止。

「これが海!」と思うほど、天草はいつも波がありません。島に囲まれているおかげですね。

牛深の海上に建っている建物が「烏帽子坑跡(えぼしこうあと)」です(この記事の一番上にある写真の場所です)。これは、明治30年に採炭のために作った海底炭鉱跡。海上にあるため陸上からは接近はできませんが、ジェットスキーなら近寄れます。赤土と松ヤニを混ぜて接着したといわれるアーチ型の赤レンガの坑口が良く見えます。廃墟巡りが好きな方には面白い場所だと思います。

世界遺産の崎津集落も行ってきました。残念ながら上陸する時間がなかったので(湯島でお昼ご飯を予約していたので、上陸していたら予約時間に間に合わなくなる……)、海上から記念撮影。海辺のマリア像の前でも写真を撮ってきました。

自然のトンネルを通過するのも、ジェットスキーの醍醐味です。

洞窟探検もワクワクします。

ジェットスキーでしか入れないような洞窟が、結構、たくさんあるので面白いです。船底をこすらないように水深には気を付けています。

一体、どうしてこうなったのか分からない岩……。

岬の上に立つ「海上のマリア像」。この湾を行き交う船人や漁師の心の灯火となるように、このマリア像が作られたそうです。この像を正面から見ることができるのは海上からだけです。

祈りを捧げてます。

尖塔の上に十字架を掲げた「崎津教会」。海のすぐ近くにあることから「海の天主堂」とも呼ばれています。

昼食は湯島。ここで連絡船で渡っていた子供たちと合流します

湯島に向かう途中、イルカウォッチングの観光船を見かけました。大きな観光船に、超満員の人が乗っています。本当は、子供たちはこのイルカウォッチング船に乗る予定だったそうですが、あまりに乗船する人が多くて、直前に乗るのをやめたそうです。確かに、この船の状態を見たら小さな子供には危なそうです……。

この日、イルカの群れはかなり沖にいたようです。残念ながら2海里を超えてしまうので、ジェットスキーで近くまで見に行くことができませんでした。

満員のイルカウォッチング船。片側に人が集まりすぎて、船が傾いています。小さな子供が乗るには危なそうです。

午後2時ごろ、昼ご飯を食べるため「湯島」に上陸。連絡船で島に渡って来ていた子供たちと合流します。お昼ご飯は、ボリューム満点の新鮮な魚と料理が出てくる食堂「南風泊(はえどまり)」でいただきます。

この日は、いつもより豪華な「2,000円コース」を予約しました。タイとハマチのお造り、ガラエビや押し寿司、焼き魚など、テーブルいっぱいに料理が並びます。ボリュームがすごかったです。もちろん味も美味しいです。行くときは、前日までに予約の電話をしておいたほうがいいです。

食事が終わったら、子供たちグループとお別れ。連絡船が出発するのを見送ります。天草を1周して、スペンドさんに到着。ノンストップで今回のルートを走ったら2時間くらいです。でも、せっかくこんなにキレイな場所に来ているのですから、ただ走っただけではもったいないですね。いろいろなところを見ながら、楽しんで走るのもツーリングの醍醐味です。



ネコの島としても有名な湯島。先に着いていた子供たちは、ネコと遊んでいました。

ボリューム満点の昼食。鯛とハマチのお造りや、南蛮漬け、エビの踊りなど、食べきれないほどテーブルに並びます。これで1人2,000円。

満腹です!

連絡船の時間が来たので、子供たちを見送ってツーリング再開です。

11月3日 フェリーの時間まで青物狙いでいきます

翌日は、Mさん、Tさん家族は別府のほうに観光に行くということでした。私は、フェリーまで時間があったので、ジェットスキーで釣りに出かけました。狙うは「青物!」。帰りのフェリーは北九州市の門司港から出るので、午前中しか釣りができなかったのですが、ブリが釣れました。もちろん、持って帰って美味しくいただきました。

今回は、お子さんと一緒の天草ツーリングでした。人によって、やりたいことはそれぞれ違います。無理せず、のんびりとしたツーリングもいいものですよ。

フェリーの時間があるので、釣りができるのは午前中だけでした。

いい感じのブリが釣れました!

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