8月9日午前、京都府宮津市島陰の越浜海岸沖合約10mで、福知山市の男性がロープで遊具(トーイングチューブ)を繋いでいた水上バイクから投げ出され、右腕を切断する重傷を負った。
宮津海上保安署の調べでは、男性は一緒にいた父から水上バイクの運転を代わり、ロープをたぐり寄せた際に水上バイクが急発進したという。同署は、男性の腕がロープに絡まったとみて原因を調べている。(8月9日付、京都新聞より抜粋)
トーイングチューブは、水上バイクと長いロープで繋がっています。そのため、水上バイクはゆっくり旋回したつもりでも、遠心力がかかったロープの先のトーイングチューブは、驚くほど速い速度になっています。20メートルの長さのロープで実験したところ、トーイングチューブの速度が水上オートバイの約2倍になり、横転し落水するケースがあるという報告もあります。ロープの長さを理解していなかったために、堤防に激突した事例もあります。
トーイングチューブは楽しい遊び方だけに、つい夢中になって周囲の状況の把握や全体的な俯瞰ができなくなります。そのことを、ぜひ知っておいてください。知識として持っていて、無益な事故を防ぎましょう。
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