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クルマとジェットの美しき融合  「TOYOTA LEXUS × SEA-DOO GTX LIMITED 300」&「 TOYOTA HILUX × SEA-DOO FISH PRO」(水上バイク)ジェットスキー

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TOYOTA ハイラックスと、ハイラックスに合わせたブルーメタリックに塗装されたフィシュプロ。

クルマとジェットスキーの美しき融合

「TOYOTA LEXUS(レクサス) × SEA-DOO GTX LIMITED 300」&「TOYOTA HILUX(ハイラックス) × SEA-DOO FISH PRO」

今回のテーマは「クルマとジェットスキー(以下、ジェット)の美しき融合」である。ジェット乗りなら誰しも、「こだわりのクルマで、最愛のジェットを牽くこと」を夢見るだろう。そんな想いを現実にしたクルマ&ジェットと、その人の考え方を紹介したい。

上の写真は、ピックアップトラック「トヨタ ハイラックス」と「シードゥ フィシュプロ」を新車&新艇で購入。ジェットのカラーリングを、限定カラーのハイラックスに合わせるためオールペイントしている。オーナー・萩原宏昭さんのコダワリが満載の「フィシュプロ」である。(本誌2019年9月号掲載)

ちなみに「トヨタ ハイラックス」は、2017年、ピックアップトラックとしては13年ぶりに、日本のマーケットに復活している。

そのオーナーが、今回、「トヨタ レクサス LS500」にカラーを合わせた、「シードゥ GTX LIMITED 300」を作ったのだ。

クルマとジェットは、ここまで美しくなる。

美しくペイントされた「シードゥ GTX LIMITED300」。上品な顔の「トヨタ レクサス LS500」と、よく似合っている。

「GTX LIMITED300」の塗装は、きめ細かなキャンディフレーク。塗装は、キャンディフレークを得意とするHIROKIX DESIGNが手がけた。

バスフィッシングの文化をジェットスキーに応用した、クルマとジェットの「美しき関係」

オーナーの萩原氏は、ジェットを始める以前は「バスフィッシング」を長く続けてきたという。バスフィッシングには、「カスタムしたバスボートで、いかに速くフィッシングポイントに到着するか」を競う風潮があり、こだわりぬいたギンギラのカラーリングで、「自分の愛艇を主張する」文化がある。

要するに、「最高に素敵なオリジナルのバスボートで、バスフィッシングを楽しむ」ことが定着しているのだ。

昨年、ブルーのハイラックスに合わせて、シードゥ FISH PROをキャンディブルーにペイントした。そして、今年新たに、2020年モデルのシードゥ GTX LIMITED300新艇を、レクサスLS500に合わせたオールペイントを施したという。

新しくクルマとジェットを購入した理由は、「いつも後ろに乗っていた彼女が、特殊小型船舶免許を取ることになったので、もう1台ジェットが必要になった」そうである。

取材当日、我々の前に現れたのは、赤いキャンディフレークのラメが輝く、美しいGTX LIMITED 300だった。さらに、「ブルーのハイラックスとFISH PRO」、「レッドのLS500とGTX LIMITED 300」を並べてもらい、萩原氏に話を聞いた。

「TOYOTA LEXUS × SEA-DOO GTX LIMITED 300」&「 TOYOTA HILUX × SEA-DOO FISH PRO」オーナーの萩原宏昭さん。

「萩原流・クルマとジェットのステキな関係」

WJS 赤いGTX LIMITED 300と、ブルーのFISH PROが並ぶと壮観ですね。どうして、GTX LIMITED 300は、赤色にペイントしたのですか?
萩原 クルマの色に合わせました。FISH PROは、ハイラックスのブルーと合わせたのですが、今回のテーマは「レクサス LS500のレッド」です。

WJS 今回、ジェットのペイントにあたって、どのようなリクエストを出されたのですか?
萩原 私、このLS500のカラーバランスが好きなんです。赤いボディカラーと、明るいレザーシートのバランス。55HEAVENの加藤店長にクルマを見せて、「赤いカラーと室内のレザーシートの感じをジェットで再現して」と、お願いしました。

WJS このジェットのお話を伺う前に、萩原さんご本人について教えていただきたいのですが、今、おいくつですか?
萩原 昭和37年7月生まれ。今年、58歳です。

WJS ジェットを始めたのはいつからですか?
萩原 昨年買ったFISH PROが、初めてです。

WJS 初めて購入したジェットで、ギラギラにペイントをされたのですね。ジェットを始める前は、バスフィッシングをされていたと聞きました。そちらは何年くらいやられていたのですか?
萩原 10年ほどです。

WJS 購入したジェットショップ(55HEVEN)は、どうやって知ったのですか?
萩原 友人の紹介です。トヨタのディーラーに勤めている彼からクルマを買って、ジェットショップも紹介してもらいました。

WJS それで、ハイラックスとレクサスの2台ともトヨタ車なのですね。トヨタ車がお好きなのですか?
萩原 そういうわけではないです。クルマは大好きで、ボルボとコルベットも持っています。というか、コルベットはモデルチェンジするんで、これからニューモデルを買う予定です。

WJS 新しいコルベットは、スーパーカーのようなクルマですよね。お高いんですよね?
萩原 1,300万円ぐらいです。でも、フェラーリやランボルギーニなんかに比べたら安いですよ。

WJS ちなみに、このLS500はおいくらですか?
萩原 1,400万円ぐらいです。

「シードゥ GTX LIMITED300」を載せているトレーラーは、タイトジャパンのニューモデル「アデル」。ビス1本までこだわって、色を指定した

「トヨタ レクサス LS500」は、近未来風のスーパーカー。本当にカッコいい。

他人に褒められるクルマより、「自分が乗りたいと思うクルマ」を選ぶ

WJS LS500は、街でたまに見かけることもありますが、こんなに近くでキチンとみるのは初めてです。トヨタのイメージはもっと固い感じでしたが、このクルマは完全に近未来風のスーパーカー。でも萩原さんの選ぶ、LS500やコルベットよりも、フェラーリのほうが他人からは誉められるような気がするのですが?
萩原 他人の評価は、どうでも良いんです。僕はコルベットが好きだから、そこは絶対にブレないです。誰が何を言おうと、自分の好きなクルマに乗りたいと思っています。

WJS 他人がいいというものよりも、自分の気に入ったものを身近に置きたいということですね?
萩原 はい。他人の価値観は関係ありません。自分が良いと思えるものが欲しい。そこは絶対にブレませんね。他人の評価より、自分の考えで決めます。

WJS それでLS500にしたのですね?
萩原 はい。何より、僕、このクルマが好きなんです。

「現在、週2回ぐらいのペースで相模湾に出て、鯖、キス、ヒラメを釣っています。最高です」とは、萩原さんの談。

クルマとジェットがトータルで格好良くないと嫌だと語る。

クルマとジェット、トータルで格好良くしたい

WJS 今、どのくらいのペースでジェットに乗っているのですか?
萩原 週2回ぐらいのペースで相模湾に出て、鯖、キス、ヒラメなどを釣っています。機動力もあって、最高ですよ。

WJS 海の魚は美味いですよね。バスフィッシングとは、やはり勝手が違いますか?
萩原 バス釣りは、湖やダム湖なんかに行っていましたので、水面が荒れないんです。でも、海は荒れるときはすごいじゃないですか。楽しいけど、怖さは海のほうがあります。それも含めて最高に楽しいです。そうじゃなきゃ、もう1艇買おうなんて思わないですよ。

WJS それもそうですね。萩原さんお1人なのに、2台もフィッシング仕様のジェットですからね。
萩原 今度、彼女がジェットの免許を取るんで、2台で行ったらもっと楽しいかなって。今まで、ずっと僕の後ろに乗っていましたから。

WJS 萩原さんの遊び方は、釣りがメインですよね? なぜ今回、FISH PROではなくて、GTX LIMITED 300にしたのですか?
萩原 2台同じじゃ、つまらないじゃないですか。今度は、「1番速いヤツで、釣りがしやすいモデル」って、加藤店長にお願いしたんです。狙う魚によっては、真鶴のほうまで行くときがありますから、結構な距離を走ります。速いジェットのほうが、早く漁場に着けますからね。

WJS バスフィッシングをやっていた萩原さんらしいご意見ですね。バスボートも、ジェットと同じようにこだわっていたのですか?
萩原 はい。オールラメ塗装のギンギラバージョンのボートでした。

WJS FISH PROとGTX LIMITED 300がラメ塗装なのも、そこからきてるのですね?
萩原 はい。とにかく乗り物は、カッコ良くないと嫌です。GTX LIMITED 300は、全体的に「LS500の赤」をイメージしました。シートとのバランスで、フロント部分はゴールドのフレーク塗装にしてもらったんですけど、できあがったのを見たら、その組み合わせがあまり気に入らなかった。

WJS 今でも、十分に格好いいと思うのですが? ペイントは、全部、萩原さんが色を指定しているのですね。
萩原 はい。だから、今年のシーズンオフにゴールドの部分を赤に塗ってもらうつもりです。そのほうが、締まった感じでイケてるような気がします。でも、クーラーボックスのゴールドは、そのままで良いと思っています。

WJS 昨年購入されたFISH PROのクーラーボックスは、アーティスティックなペイントで「Hagiwara」と名前が入っていましたが、今回のGTX LIMITED 300のクーラーボックスは、色こそ赤と金色で派手ですが、それ以外は無地です。しかも、同じ色に塗られたクーラーボックスが大小2個ありますね?
萩原 名前が入っていると、これを売ったとき「買った人が嫌かな」って思ったんです。だから今回は、ペイントだけにしました。2個あるのは、海に出るときは大きなほうが便利で、クルマに積むのは小さいほうが良いからです。

写真左が、FISH PROと合わせたブルーに塗られたクーラーボックス。「Hagiwara」と名前が入っている。右が今回のGTX LIMITED 300に合わせたクーラーボックス。色は派手だが無地である。

クーラーボックスを装着した「GTX LIMITED300」。

これほど楽しい趣味は、他にない

WJS トレーラーも、かなりカスタムされていますよね?
萩原 はい。タイトジャパンから新しく出た「アデル」っていうシリーズです。 ワールドジェットスポーツのウェブサイトで見て、「カッコいいな」って思って。ホイールも、クルマと同色のデザインに付け替えました。アデルに装着されていたホイールのナットが青だったので、ジェットに合わせて赤のナットに交換してもらいました。トレーラーメーカーのオプションタイヤとホイールでは種類が限られるので、アフターパーツを探します。ジェットの色、クルマの色、あらゆる要素を考慮して、最高にカッコ良いモノを選びます。

WJS トレーラーもクルマと合っていて、すごく格好いいです。
萩原 そうでしょう。僕も気に入ってます。ちなみに、トレーラーの純正ホイールはスペアにしています。

WJS ジェット側の「カスタム一式」というのは、何をしたのですか?
萩原 船体とクーラーボックス2個のオールペイント、魚群探知機の取り付け、予備のサブバッテリー追加、シートカバー、デッキマットの変更などで、全部で430万円ほどかかりました。

WJS 昨年、FISH PROで、今年はGTX LIMITED 300をカスタムしたわけですね?
萩原 はい、そうです。

WJS 今回の新型コロナの影響で売り上げがなくなってしまっても、この趣味は楽しいから全く後悔していないという話ですね?
萩原 はい、その通りです。今も週2回はジェットフィールドから湘南の海に出ています。こんなに楽しい趣味は、他にはないですよ。

全てはTOYOTA ハイラックスと、それに合わせて美しくオールペイントしたフィシュプロから始まった。

綺麗な彼女との2ショット。2台で楽しくフィシィング。

こんなに楽しい趣味はない。

【関連記事】「TOYOTA HILUX × SEA-DOO FISH PRO」(※ワールドジェットスポーツマガジン2019年9月号に掲載。バックナンバーは、当社ウェブサイトより無料で読むことができます)

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