3月18日(土)と19日(日)の2日間、大阪府・二色の浜海浜緑地公園で、「関西ジェットカーニバル」が開催された。
会場では、恒例のガレージセールだけでなく、アメ車や欧州車などのカスタムカー、ビンテージカーや国産旧車、キャンピングトレーラーなど、「自慢のクルマ」が展示されるなど、さまざまな催し物が用意されていたこともあり、多くの人が来場した。
このイベントの目玉のひとつであるガレージセールでは、関西のジェットショップが「お値打ち商品」を持ち寄っている。開場と同時に、買い物目的の参加者がショップのテントを見てまわり、ショッピングを楽しんでいる姿があちこちで見られた。
土曜日はあいにくの雨だったが天候が回復した日曜日は、レジャーユーザーが主役のスラロームイベントや、「Team BUN FREESTYLE」によるフリースタイルショーなどが行われ、ギャラリーの目を楽しませてくれた。
このジェットカーニバルというイベントは「ジェットユーザーに、シーズン前に楽しんでもらおう」という気持ちから始まり、今回で17回目となる。今年は行動の制限も解除され、マスクの着用も個人の判断となったこともあり、春の休日を自由に楽しむ人々で賑わった。
(※スラロームイベントの詳細は、【「二色の浜ジェットカーニバル」で開催された、レジャーユーザーが主役の“スラロームイベント】)
ここ数年、国内のマリン市場の活況が続いている。コロナ化やロシアのウクライナ侵攻など社会的不安の多い日常で、人々が求めているものは「大切な人と過ごす時間と空間」のようだ。
「関西ジェットカーニバル」というイベントは、「ジェットに関心はあるが、触れ合う機会がなかった人たち」や若者に、「そのままのジェットライフ」を見てもらえる催しとなっている。
情報化社会と言われて久しいが、全くの素人がインターネット以外で「本当のジェットライフの情報」を取得する方法は少ない。しかしここでは、ジェットショップはもちろん、メーカー関係者やレーサーなど、普段からジェットに深く関わっているプロフェッショナルが多く集まっている。気軽に話を聞くことができるのも人気の一因だ。
“楽しいイベント”であることは大切だが、それ以前に「来てくれたお客様を喜ばせたい」という気持ちがなかったら、開催する意味がない。
マリンスポーツ業界の普及や発展のためにも、「関西ジェットカーニバル」が続いてくれることを切に願うものである。
ランチタイムには、「Team BUN FREESTYLE」によるフリースタイルショーが行われた。「Team BUN FREESTYLE」はエアリアルトリックを得意とするチームである。世界チャンピオンの山本汰司選手をはじめ、チーム員が華麗に宙を舞った。
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