皆さんは、ビーチスタンドを使っているだろうか。砂浜でもコンクリートスロープでも、ジェットスキーを地面に直置きすれば船底は傷だらけになってしまう。だから、ビーチスタンドは絶対必要だ。私の使っているビーチスタンドは、世界イチのクオリティだと自信を持って言えるファクトリーゼロ製である。このスタンドは、ジェットスキーを載せるときに滑りやすいように「すべるレール」というオリジナルのレールが標準装備されている。このレールは、高密度ポリエチレン(HDPE)を素材とし、滑りすぎず、安全で適度な「すべり」になる発泡倍率を計算してある。
重いジェットスキーでも、簡単にビーチスタンドに載せることができる良いことづくしのレールだが、ひとつ難点がある。砂浜であれば、片側を少し砂に埋めて水平にして使える。しかし、私のゲレンデはコンクリートスロープで、しかも結構な傾斜が付いている。そうすると、スタンドに載せると滑り台のように滑って落ちてしまうのだ。
同じ場所で乗っているライダーは、皆、自分のビーチスタンドをカスタムし、傾斜があっても落ちないようにストッパーを付けている。方法は簡単。すべるレールの片側の端に、滑らないようにゴムシート(デッキマットでも可)を貼るだけ。ポイントは「片側だけ貼る」こと。ジェットスキーをスタンドに載せるときは「すべるレール」で楽々。最後に滑らないマットの上に乗せてズリ落ちないようにするのだ。
今回、私もこのカスタムに挑戦したので、その手順を紹介しよう。このおかげで、現在、私のSX-Rは「ズリ落ちるかも」という不安から解放され、非常に快適だ。
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