
ZUP(ザップ)ボードとは、浮力の大きなボードに乗って、ジェットスキーで引っ張ってもらうボードのこと。
バナナ系ボートのように膨らませる必要もないし、ウェイクボードほど乗るのに難しくない。必要な用具は、ザップボードと専用ロープだけ。車に積んでしまえば持ち運びも簡単だ。
今回、ボードごとに特性が違う3種類を紹介する。どれを選んでも楽しいが、グループに1枚あるだけで、水辺が盛り上がること間違いなし。
子供や女性は体重が軽いので、すぐに乗れるようになる。意外と、屈強な男性のほうがよく転ぶ。初めてザップボードに挑戦するならこのタイプがおススメ。ザップボードで転ばないコツは、「いかにボードを水平に保つか」である。基本的に真っ直ぐに進むことに長けているが、フィンが付いているので左右にスラロームもできる。
ZUPボード2
ザップボードよりも軽いので、より多くのアクションが可能となった。自分で向きが変えられ、ボードを回転させやすい。「ZUPボードは、アクセル全開で引っ張られたい!」が、私(編集部A)の持論である。安定感がバツグンで、ウェイクボードよりも簡単に立てる。
今年は、私の前に強敵が現れた。「ZUPドゥーモアボード」だ。真っ直ぐ走るだけのZUPボードと違い、コイツは自分の意思でアクションできる。
ドゥーモアボードのコツは、とにかくボードを平らにすること。遠心力で外側に振られたら、内側に体重をかけるのではなく、もっと外に体重をかけて水平を保つ。外側の手を大きく広げると、安定するし、ギャラリーからのウケもいい。乗り終わったら、汗ビチャビチャ。ZUPボードよりもハードで、爽快なスポーツボードなのだ。
ZUP ドゥーモアボード3
上級者なら、沖のサーフスポットまでジェットスキーで連れて行ってもらって、ボディボードのように波に乗るのも楽しいだろう。安全のため、くれぐれもライフジャケットは着用してほしい。足のストラップがないので、サーフボードのように立てる。スタンスが自由なので、横乗りや、後ろ向きなど、いろいろなスタイルで楽しむことができる。個人的には、この3種類のなかで一番好きだと思った(編集部A)。
ZUP ウェイクサーフボード
乗り込み方法は、ボードのサイドハンドルを掴んで腹ばいになる。
スピードに慣れてきたら膝立ちになり、座ってみる。立つときは、サイドハンドルを握りながらトーストラップに足を入れて、ハンドルをフックから外す。
トーイングをやめたいときは、ハンドルを離せばOK。ボード自体に浮力があるので、吹っ飛ばされたりすることはない。
お見事、カエル飛び!
ヘッドダイビング。
体重を後ろに掛けすぎちゃったのね。
目の前にハードルでもありましたか?
引っ張っても、転んでも楽しい。
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