ジェットスキーに行って、楽しい理由のひとつに「気の合う仲間たちとの何気ない会話」というのがある。
時間が経って振り返ってみても、何を話していたかさえ、まともに覚えていないことが多いのだが……。つまらぬことでムキになって、喧嘩腰の言い合いになったりもするが、その理由が思い出せないのだ。
はやくこの、新型コロナショックから解放されたい。マスクをつけて口喧嘩なんて、やりたくない。
降ってわいたような今回の新型コロナ禍は、私たちの暮らしや生活にとって最悪の事態となっている。
誰もが、経済や健康など、さまざまな不安を感じて生きていかなければならなくなった。「ステイホーム」で、外出するのにも自粛が求められ、ジェットスキーにも思うように乗りに行けない。想定外のストレスに直面している。
しかし、在宅時間が長くなることで、過去から未来まで、さまざまなことについて考える時間だけはたっぷりあった。「止まない雨はない」という言葉通り、平穏だった日常が戻ることを信じて、毎日、今出来ることを精一杯やっていくしかない。
「寒さを知る者だけが、本当の暖かさを知る」。
こんな日々が続くと、当たり前だったことが、実は非常に幸せだったことに気が付く。
たかがジェット遊び、されどジェット遊び。
素晴らしい時間は「当たり前ではない」のだと、目の前の幸せを噛みしめて、今年の夏を楽もう。
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