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倒産、廃業のニュースばかり。ファッションは終わり? アパレルに未来はあるの? ジェットスキー(水上バイク)

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ファッションは終わってしまったのか!? アパレルに未来はあるのか?

新型コロナで苦しむ日本経済の現状を見て、気になるニュースがある。それはアパレル業界の不振だ。

ギャル系ファッションブランド「CECIL McBEE(セシルマクビー)」が、2021年2月までに全店舗を閉鎖すると発表した。1990年代~2000年代、個性的なファッツションで一世風靡したアパレルブランドが、自ら幕引きを決めたという。オンラインでの販売は、継続して行っていくそうだ。

今年5月には、ファッション業界の名門、レナウンも倒産した。
バーバリーで有名だった三陽商会も、虎の子の銀座のビルを売却したとニュースで報じられた。

アパレル関係者は、「現代の風潮がそうさせている」と分析している。

日本全体、子供からお年寄りまでが、安価でシンプルで、同じような服を着ている。「まるで制服みたいだ」という意見もあるが、この流れには抗えない。ある程度、機能的で安価なら、それさえ身につけておけば良いという雰囲気がある。

「ファッション」という概念が消えかかっているような気さえする。

無駄はどんどん削られ、遊びや余白が全く受け入れられない。先細りするファッション業界に未来を感じられず、廃業する業者が多いという。

2020年7月末現在、アパレル関係者が続々と業界から去り始めている。
新型コロナウイルスの感染拡大による経済的打撃がトドメになったとはいえ、ファッションに関しては転換期を迎えていた。百貨店で服を買う客は激減した。遅かれ早かれ、この事態は避けられなかっただろう。




お洒落はしたいが、それは大変で、手ごわく、奥深い。単純で簡単ではないことが分かってきた

今後、アパレル業界は、大きく様変わりするという予想が立てられている。ファストファッションの代表格であるユニクロやGAPなどはコロナ後でも生き残れるだろうが、従来型のアパレルメーカーは衰退する一方だという。

コロナ禍が過ぎても、人は外に出なくなる。会社に行かず、テレワークが増え、会議はZOOMで行うようになる。人に会う機会が少なくなるので、通勤用のスーツもいらなくなる。

「ファッション需要は、元には戻らないと思われる」というような記事が多い。

そんな中で、『異色の企業コラボ 「新時代のビジネスウェア」大ヒットの理由』という記事が掲載されていた。
「現代人が、本当に欲しがっているモノを作れば売れる」という内容だった。作り手が提案をするビジネスはダメ。消費者が欲しているものは何か? ということをとことん追求した結果、「IT-JACKET」という、安価でオシャレで機能的な高機能セットアップスーツを開発。それが、大ヒットしたという内容だった。

日本人は1人だけ目立つことを嫌う。他の大勢の人と同じほうが、安心感を得られるのだ。その文化が、徐々に変わり始めてきた。

一見、皆と同じように見えても、上質な生地を使っていたり、形が微妙に違う。そういう形で差がつくと、着ている服は同じなのに、「アイツだけ素敵」だから、「アイツが素敵」となるわけだ。

映画俳優のスティーブ・マックイーンは、自身の身長が低いことにコンプレックスを感じていた。せめて少しでも自分スタイルが素敵に見えるように、定番の服を自分用にカスタマイズして着ていた話は有名だ。パッと見は、どこにでもありそうな服なのに、彼が着ると洗練されて見えたのもそのせいだ。

少し前のことだが、「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」なるものが話題となった。私はアレを「安い金額で、自分だけのオーダーメイドスーツができる」と思っていたが、実はゾゾスーツとは「着るだけで身体のサイズを測定できる、全身タイツのようなスーツ」のことだった……。

その、ゾゾスーツを使って採寸し、オーダーメイドで作られたはずのビジネススーツは、悲しいかな有名テーラーのようには出来なかったみたいだ。ほどなくして、マーケットから姿を消した。

しかし、目の付け所はバッチリだった。当時のZOZOの社長は、ファッションにおけるサイジングの大切さを良く分かっていたのであろう。

その証拠に、不景気のあおりを受けて有名テーラーがなくなったという話は聞かない。昔から権力者はオーダーメイドのスーツを着る。どんな体形の金持ちでも素敵に見えるように変身させられる、熟練の「腕」は今も昔も、必要なのだ。


オシャレには全ての要因が必要で、「このブランドさえ買えば大丈夫」という時代ではなくなった。ひと昔前は、変な柄のネクタイをしている友達に、「それ、変だよ」と言ったら、「何を言っている、これはルイ・ヴィトンだぞ」と、変な答えが返ってきた。

そんな理屈、今の時代は通らない。有名百貨店で服を買う人が激減しているのがその証拠だ。


世の中はスーパーブランドで溢れている。ルイ・ヴィトンのネクタイは水戸黄門の印籠にはならないのだ。現代のアパレル産業が苦労しているのは、そういう価値観の変化によるところが大きいはずだ。

ファッションというのは、自己主張のひとつの形だ。個人的には、なくなりはしないと思う。
誰もが素敵でいたいし、好きな服を着るのは気分が良い。人が褒めるモノを着るのではなく、自分が好きなモノを着る。

そして大切なことは、良い服を着る前に、自分もそれに見合う人間にならなければならない。



「自分に合った服装」というのが、実は一番難しいのかもしれない

一昔前、原宿の美容室に行くと、真顔で「俳優の〇〇さんと同じ髪型にして」というオーダーをしている人がいた。それを聞いて、「自分の顔と違うのに、すごい頼み方をするなー」と、驚いたモノだ。

私の場合? 信頼できる美容師に「短くしてください」くらいしか言わない。だって、餅は餅屋。自分に似合う髪型は、プロの美容師が一番分かっているはずだと思うからだ。

もし仮に、「変な髪型だな」と言われたら、それは髪型のせいではなくて、自分の問題だと考えている。

髪型や服装は、360度、上下左右、自分では確認できない場所からも見られている。文句を言えるのは、鏡で確認できる場所だけ。それ以外は、確認すらできないことを忘れちゃいけない。


ファッションは終わらない。「自分が好きなモノを身に着けたい」という欲望に終わりはないからだ。ジェット乗りの皆さま、攻めて生きましょう。

攻めて生きましょう

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