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H&M、来年250店舗削減へ オンラインにシフト ファッションは終わり? アパレルに未来はあるの? ジェットスキー(水上バイク)

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ファッションは、終わってしまうのか!?

国内でも人気の、スウェーデンのファストファッションブランド「H&M」が、来年、250店舗を閉鎖する計画が明らかにされた。
この背景には、コロナウイルスの流行を受けて、リアルからネットへ販売方法が変化しているのだという。

H&Mは、数十年かけて世界中に店舗網を広げてきたが、来年、現在の店舗数の5%に相当する250店舗を差し引きで閉鎖する予定。オンライン販売の流れを背景に、過去数年は閉鎖店舗数が新規出店数を上回っている。同社は9月の販売について、引き続き新型コロナの影響から回復が進んでいると表明。
ヘレナ・ヘルマーソン最高経営責任者(CEO)は「厳しい状況はまだまだ続いているが、最悪期は脱したとみている」と述べた(以下略)。(10月1日付、ロイター)

新型コロナの影響で気になるニュースがある。それはアパレル業界の不振だ。今回の「H&M」のように、『オンライン販売を強化する』ことで、大幅に店舗を閉鎖するメーカーが増えている。

今年6月には、「ZARA」などを展開するアパレル世界最大手インディテックス(スペイン)が、全体の16%に当たる最大1200店舗を閉める計画を明らかにしている。
7月には、「CECIL McBEE(セシルマクビー)も、「来年2月に、全店舗を閉鎖」と発表した。どちらも、オンラインでの販売は継続して行っていくという。
この先、リアルな店舗がなくなり、「インターネットでの販売」ばかりになっていくのだろうか……。

今、日本人全体が、安価でシンプルで、同じようなデザインの服ばかりを身につける傾向がある。決して、それが悪いと言っているわけではないが、ユニクロを代表とする、安くて質の良いアパレルが全盛の現代、「ファッション」という概念が消えかかっているような気さえする。



コロナの時代、ハイブランドだけが売れている不思議さ

バブル時代が良かったとは言わないが、女性にはどんどんオシャレな服装で、街の中を歩き回っていて欲しいと思う。その方が、世の中が素敵で、何より街が明るく感じられるはずだ。

ちなみに、「アパレル」と「ファッション」は違う。「アパレル」は「既製服」を指すもので、ネックレスや時計など、小物類は含まれない。あくまで衣料のみだ。
「ファッション」は、衣類だけでなく、ヘアスタイルやメイク、小物類なども含めた、全体の雰囲気。身にまとうもの全てに関わるスタイルが「ファッション」である。ファッションリーダーという言葉があるように、「ファッション」は、憧れや目指すべき対象である。

ネット販売へ移行するブランドが増える一方で、大手百貨店では不思議な現象が起きている。
来店客が減少し、売り上げが減少しているなか、「ラグジュアリーブランド」といわれる、高級品を扱うハイブランドの売上が、堅調に推移しているというのだ。
三越伊勢丹ホールディングスでは、大都市圏の店舗を中心にハイブランドのハンドバッグ需要が増加。松屋では、ハイブランドの売り上げが前年対比で約2割伸長し、国内売上を大きく押し上げたという。さらに、金製品や宝飾品などの高級雑貨も、それぞれ伸びているそうだ。

いわゆる庶民層は、ファッションに対してのこだわりが減少しているが、一部の富裕層は、逆に消費意欲が旺盛なのかもしれない。



「ファッション」は難しい。TPOは、その時々でどんどん変化していく

我がジェット業界も、コロナ禍で富裕層が「海外旅行に行けない」という理由で、ジェットスキー(以下、ジェット)が売れていると聞く。アパレルは安価なものを選んでも、自分にとって「価値がある」と認めたものに対しては、十分に購入意欲を持つ。ジェットは、そういう対象であり続けているということなのだろう。

しかし、ジェットにはお金を惜しまないが、ウェットスーツやドライスーツにはお金を使いたがらない傾向にある。秋晴れのゲレンデで、ラッシュガードとハーフパンツで震えているジェットユーザーを見かけることがあるが、その部分でお金を惜しんだ結果、実用性も快適性も損なわれているのだ。

新型コロナの前と後では、価値観も生活様式も大きく変わった。
「人に見せるためのファッション」という時代は終わりなのかもしれない。「自分が好きなものを、用途に合わせて、さりげなく身に着ける」ことが主流になることを望む。

「クラシコイタリア」というキャッチコピーで話題となった、オーダーメイドのスーツもなくなることはないであろうが、そういうスーツを身に着ける場面が、どんどん減っているような気がする。

今は、同じフォーマルなスタイルを要求される場面でも、ノーネクタイでOKな時代なのだ。
そうなると、ジャージ素材やストレッチ素材の動きやすいジャケパンスタイルで、インナーにはTシャツ、足元はスニーカーのCEOが普通になるだろうし、そちらの方が素敵になるかもしれない。

フォーマルなスーツは、欠点も体型もすべて隠してくれるが、ラフなスーツはそういうわけにはいかない。
芸能人やユーチューバーならいざ知らず、ファッションにおいて「頑張っている」と思われるのは「致命傷」だ。

私自身としては、ファッションが、より気取らず、より普通で、より素敵にという方向に向かっている、今のトレンドを好んでいる。



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