グローブを嵌めないで、ジェットスキーに乗ることは、私にはありえません。なぜなら、素手ではちゃんとしたライディングができないからです。滑るし、快適ではありません。スタンドアップはもちろん、ランナバウトでも同じです。素手で乗ったら、滑って怖い……。
実際に自分で試すと、一目瞭然。素手で乗ったあと、グローブを嵌めると、「滑らない安全さ」が良く分かります。この快適さを知ってしまったら、素手で乗ることなんか、もう考えられません。
今回は、グローブのサイズに関しての話です。皆さま、「ジャストサイズ」のグローブを嵌めていますか?
数年前のワールドファイナルで、プロランナバウトクラス世界第2位になった中野剛人プロから聞いて、「なるほど」と納得した話があります。
「グローブは、小さめがベスト」というのです。ほとんどのトップレーサーは、ジャストサイズよりも小さめを嵌めているということも、中野プロから聞きました。そのほうが、アクセルワークがしやすいそうです。
グローブのサイズ感というのは、意外と難しいものです。試着したときにちょうどいいと思えたものが、実際に使用してみると、少しだけ大きく感じたことがある人もいるでしょう。理由は、試着時のグローブは乾いているから。水に濡れると、若干、生地は伸びます。試着したとき、少しだけ「小さいのでは?」と思えるくらいが、実際に使ったときのジャストサイズかもしれません。
私は普段、Mサイズのグローブを使っています。先ほどのサイズ感でいえば、試着時にピッタリで、使い込んでいくと少しだけ大きめになるサイズです。装着していても圧迫感がないので、ジェットに乗るとき以外、上げ下ろしのときもズーッと嵌めています。
しかし、「ここぞ!」というときには、Sサイズを嵌めます。でも、乗り終わったら必ず外してしまいます。乗っているときは快適で、使い心地も良いのですが、やはり圧迫感があるせいだと思います。私だけかと思ってプロライダーを見ていたら、彼らも乗り終わったら、必ずグローブを外していました。どちらが良いかは、好みと乗り方によるでしょう。
ゆったりとロングツーリングをするときは、小さなグローブだとかえって疲れる気もします……。というわけで、今回は、「ここぞ!」というときには、小さめのグローブもアリですよという話です。
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